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@yukika112233 「夜空・恋」
夜空は寂しく暗いけど
星は瞬き
月冴へる
もしも恋する
君ならば
何れに願いを託すだろう
幾億輝く銀河から
流れて消ゆる
星の数
悲しみ背負い
瞬いて
欠片を残すか 恋の星
月の女神やかぐや姫
神話や語りは
あるけれど
君の恋ほど
燃えたやら
見上げて思う夏夜空
#返詩紺碧
3
「夏草の径」
君と歩けばそよ風が
木立をサヤサヤ
撫でていく
円らな瞳を輝かせ
見上げる君の
その頬に
緑の木漏れ日降り注ぐ
逢いたい時には草笛を
吹けば笑顔で
駆けて来る
麦わら帽子の似合う君
蜻蛉が後おう
草の径
隣の僕を知らぬ気に
夏日の中の初恋は
日差しに焦げて
小麦色
#歌詞紺碧
4
「星空に泪」
私永遠に 生きたいと
言ってた君は
なぜ死んだ
美人薄命と
言うけれど
数奇な運命 君までも
あの日嵐が 来なければ
あの日あの道
避けてれば
今頃君は
しあわせに
星空眺めて 僕のそば
儘にならない 運命に
翻弄されて
星となり
見つめているのか
僕のこと
瞬きながら 何年も
#詩紺碧
5
「晩夏」
森の木立は 風に揺れ
旅立つ夏に
サヤサヤと
ともに行くのか
法師蝉
空には夏と 秋の雲
何方の声か 古里の
歌が流れる
丘の上
帰らぬ君の
囁きも
歌って欲しい 行く夏に
君は何処ぞ 空の果て
待つ当もなく
陽は落ちて
軒端の燈
君恋ひて
夏の名残の 夕べかな
夏の名残の夕べかな
#詩紺碧
6
「林檎色」
夕焼け空の 赤い色
恋したあの子と
同じ色
北国育ちじゃ
なかったが
あの子は初な 林檎色
夕焼け空を 眺めれば
あの子の微笑み
見えて来る
恥じらう横顔
片えくぼ
遠いあの日の 林檎色
夕焼け空は 空焦がし
あの日のように
村染める
遠いあの子の
恋の色
今も何処かで 林檎色
#歌詞紺碧
7
音楽家・朗読家の
吉田菊子さん制作
コラボ曲第三弾
紺碧&ゆきかの詞「風便り」がフォーク調で本日YouTuberに
公開されました。
是非、聴いて頂きたく思います。
なお、PDFファイル形式で楽譜が販売されています。
@YoshidaKikuko
でDMにお問い合わせ下さい。
youtu.be/u7q2e4S_Pto
8
「あの夏」
もしも僕が鳥ならば
過ぎた夏の日
追いかけて
南に向かい
飛ぶでしょう
海原見下ろしただ一路
はるか南の砂浜で
あの夏の日を
見つけたら
直ぐに思い出
探すでしょう
あの日の君とあの海の
やがて夏が暖流と
ともに日本に
向かうなら
僕も一緒に
帰ります
思い出連れて君連れて
#詩紺碧
9
「君は蜻蛉」
君は蜻蛉と同じだと
僕はいつも
思ってた
寄れば逃げるが
又来ては
僕の周りを飛び回る
時には側で立ち止まり
僕を見つめて
居るのかと
思えばやがて
遠ざかる
何と不思議な君だった
秋が進んで行く中で
いつか君は
居なくなり
真っ赤で麗し
アキアカネ
僕の目先でホバリング
#詩紺碧
10
チューハイPさんが
ゆきか&紺碧の詩の
四季バージョンの最終
夏編を
「夏夜空」
の題目で制作完成させYouTuberに公開して下さいました。
幻想的で素晴らしい楽曲です。
是非、皆様に聴いて頂きたく思います。
宜しくお願いします。
チューハイPさん有難うございます。youtu.be/N0m7InXABVQ
11
「日記帳・花栞」
秋日が注ぐ 縁側で
少女の頃の
日記帳
開いて中を
見たところ
花栞ひとつ 残ってた
お別れあの日 その中で
乱れた文字と
泪あと
花の栞は
知らぬ気に
何も語らずに 眠ってた
秋も深まり ホロホロと
木の葉は散って
終うけど
閉じる日記の
ひと頁
栞は無口で 何時までも
#詞紺碧
12
「秋の里」
錦秋の里は 透き通り
日差しは白く
降り注ぐ
温もり遠き
父母よ
クヌギに泪の 我が家跡
連なる山の 頂の
先は紺碧
秋の空
友らを思いて
名を呼べば
声の限りの 木霊かな
黄昏なれば 鳴く虫の
悲しさひびく
幾年か
思い出だけの
山里に
ポツポツ灯る 軒明かり
#詩紺碧
13
「悔い」
いつか僕を見たならば
声を掛けて
くれないか
もうあの頃に
戻れぬが
忘れて何か居ないから
あの頃僕は無知だった
世間知らずが
強がって
意地を通して
別れたが
失くして知った大切さ
知らぬ仲ではない二人
時にお茶でも
飲まないか
君が許して
くれるなら
笑って話そう過去の事
#詞紺碧
14
「忘れ得ぬ君」
そこに君が 居るのなら
僕は直ちに
駆けて行く
花野の径か
城山か
教えて欲しい 秋景色
もしも君に 逢えたなら
両手広げて
迎えたい
果てなく広い
青空と
優しい雲の その下で
澄んだ瞳に 片えくぼ
時は過ぎても
忘れない
爽やか秋は
束の間に
思い出残し 行くけれど
#詩紺碧
15
「君と秋」
あの日の君は 今何処に
幾年過ぎても
忘れない
秋たけなわの
燃ゆる里
繋いだ君の手 温もりを
ともに見つめた 花の園
思い出します
遠い日々
長い睫毛の
横顔に
やわい口づけ 過ぎた秋
コスモス畑の その中で
あの日の君に
逢ったなら
摘んだ一輪
黒髪に
飾ってあげよう 花の秋
#詩紺碧
16
「渋柿の味」
おかっぱ頭の 女の子
思い出します
深い秋
もぎ取り落とした
渋柿を
知らずに齧り 泣いた顔
やがては移ろう 山里は
今が錦秋の
真っ最中
今年も小鳥が
渋柿を
啄み鳴いて いるような
秋は足早に 駆け抜けて
間もなく山野は
辛子色
泣き虫おかっぱ
故郷へ
甘柿食べに 帰らぬか
#詞紺碧
17
紺碧&ゆきかの詞に
音楽家・朗読家の
吉田菊子さんが皆様から提供して頂いた写真を添え、歌と朗読の動画を制作して下さいました。
是非聴いて頂きたいです。
「風便り」
youtu.be/u7q2e4S_Pto
「桜の花の頃・名残の桜」
youtu.be/gW7kPJUT2O8
「花のワルツ・春色纏い」
youtu.be/K1sIgJu_eKk
18
「妖精」
頃は錦秋の 山の里
黄金のリボンの
女の子
木の葉を眺め
微笑んで
なぜに独りで 森の中
木の葉が風に 揺れる時
真っ赤なモミジの
樹の下で
あの子が踊る
ヒラヒラと
木の葉が風に 舞う様に
やがて枯れ木の 森の中
カサコソ落ち葉と
戯れる
夢か現か
幻か
もしやあの子は 妖精か
#詩紺碧
19
20
「人生街道」
苦しいだとか辛いとか
不平不満や
愚痴ばかり
言っていないで
腹据えて
元気に歩こう前向いて
生きてる限り人間の
歩む道には
苦難あり
平々凡々
いいけれど
苦難に勝てば輝くさ
性根を据えて歩くなら
たとへ躓き
転んでも
立ち上がれるさ
君ならば
人生街道なんの其の
#詩紺碧
21
「人生街道」の詩に
kuぼっちさんが曲を付け軽やかに歌ってくれました。
人生の応援歌です。
皆様にも聞いて頂き又歌って欲しく思います。youtu.be/_NkXbCsjQnI
22
「風に願いを」
どれ程縁があったのか
仮想の世界の
その貴女
不治の病に
冒されて
病床だとは 聞いたけど
貴女の歩いた長い旅
楽しい語りの
続きさえ
最早聞けない
幻か
何とも切ない 秋の昏れ
貴女の帰り手を広げ
いつの日までも
待ってると
伝えて欲しい
そよ風よ
海山越えて 窓開けて
#詩紺碧
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「望郷」
都会の街に 憧れて
上京しては
みたけれど
喧騒渦巻く
人の波
右住左住の 日々ばかり
ビルの谷間に 囲まれて
この身を削り
幾年か
望みは叶わず
街角で
故郷をしのび 空あおぐ
華やぐ心は すでになく
望郷の念は
募るのみ
遠い故郷の
父母の
老いは如何にと 泪する
#詩紺碧
25
「過ぎた恋」
学生当時を 思い出す
授業の席で
ただ一途
ノートを取ってた
女学生
凛々しい横顔 目に浮ぶ
クラスの中でも 一際に
さわやか君は
気立てよし
頭も切れるが
控え目な
皆のマドンナ 窓の際
体育祭で 繋いだ手
握り返して
頷いた
そのときめきを
生かせずに
蛍の光で 過ぎた恋
#詩紺碧