草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(新しい順)

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aloe polyphylla アロエ・ポリュフュルラ、スパイラル・アロエ 螺旋アロエなどと呼ばれる特徴的なアロエ。マニアには人気ある種類のようで、それなりの流通はある。但し、アロエ・ヴェラ以外のアロエ種はワシントン条約に触れることがあるので出所の確認は必要であると思う。
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Cerasus lannesiana 'Gioiko' 御衣黄、緑色の花を咲かせる桜として知られる栽培品種。花見に出掛けても飲み食いして騒いで終わりって人には興味ないだろうけれど、こんな桜があることも知っておいて欲しい。またウコンという名前の桜もこれよりも薄いが緑の花をつける。飲む前のアレではない。
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Camellia sinensis カメリア・シネンシス、所謂茶の木。ツバキ科ツバキ属の常緑樹、花を見ると成る程ツバキの仲間だと納得出来る。花はこれからの季節、10月から12月頃に見られる。緑茶も烏龍茶もダージリンもこの葉から、アッサムだけは別種の茶の木から採られる。
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rhododendron hortulanus h. witte レンゲツツジに似た鮮やかなオレンジ色が印象的。ツツジには致死性になりうる毒成分のグラヤノトキシンが含まれるが、特にレンゲツツジには多く、子どもたちが蜜を吸ったりすることも注意が必要。養蜂家も避ける花。
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Davidia involucrata ダヴィディアまたはハンカチノキ。東京都文京区の礫川公園にあるハンカチノキは小石川植物園の技官山中寅文から作家幸田文に贈られた木を、彼女の死後に娘の青木玉が公園に寄贈したもの。彼女の木々に対する想いは父 露伴が子に与えたものの一つ。
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貴方がもしあのカサカサした松ぼっくりしか知らず松の花を見たことがないとしたら、焼肉屋でカルビしか食べたことがないのと同じくらい残念なこと。5月に庭の松をよく見てみると写真のような鮮やかな松の花を見ることができる。最後のヨーロッパ・カラマツの見事なほどの赤さ。きっと松が好きになる。
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3000年に一度花を咲かせその時金輪王が現世に出現するといわれる伝説上の植物「優曇華(ウドンゲ)」の花。実際にはクサカゲロウの卵塊のことをいう場合が多い。植物の葉などに産み付けられた卵塊は花と言われればそれらしくも見える。フサナリイチジクやアイラトビカズラのことを指す場合もある。
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高知県高岡郡佐川町出身の植物学者 牧野富太郎を記念して創られた高知県立牧野植物園。この植物園で催される「夜の植物園」では、普段目にすることの少ない夜の植物の姿を覗き見できる。この8月にも開催の予定があるので機会があれば是非。m.facebook.com/MakinoBotanica…
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櫟、イチイ。アララギとも呼ばれアイヌからはクニネと呼ばれた。クニネとはアイヌの言葉で「弓の木」を意味し、その言葉通り弾力のあるこの木を材料とし狩猟用の弓が作られた。また見た目可愛い赤い実は焼酎などに浸け果実酒としても利用出来るが実の中心になる黒く見える部分は有毒なので注意が必要。
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Bomarzo イタリア中部にあるモストリ公園(日本語にすると怪物公園)。はじめてこの庭園のことを知ったのは澁澤龍彦の本だった。その後何度か恐ろしい巨大な石像がある庭に迷い込む悪夢を見た。この庭を設計したのはミケランジェロの死後サン・ピエトロの建設を引き継いだピッロ・リゴーリオ。
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「The Gardener's Companion to Medicinal Plants」amzn.to/2rj3m62英国キュー植物園が監修する薬草百科。癒しの植物と家庭療法のA 〜Zという副題。この手の本について日本の出版社はもっと洋書から学んだ方がいい。
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oxalis versicolor オキザリス・バァーシカラー、和名ではシボリカタバミ。こんな色のキャンディーが何処かで売られていると想像してみよう。ひとつは自分の口に含むため、もうひとつは大好きなあの子のために買って帰りたくなる。葉や茎を口にすると実際は酸っぱいらしい。
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rheum nobile 正直に言おう。はじめてこのセイタカダイオウの姿をイラストだったと思うが、見たときは白菜の化け物かと思った。そして鍋に入れたら美味いだろうかとも想像した。英国の植物学者ジョセフ・ダルトン・フッカーはヒマラヤで最も見る価値のある植物だと言い切った。
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Katherine J. Willis 著 Katie Scottイラスト「Botanicum (Welcome to the Museum) 」amzn.to/2p9FxtC 英国キュー植物園が監修した子ども向けの植物図鑑ではあるが、オトナも楽しめる美しさ。
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mistletoe ヤドリギ。自ら光合成する力は持つが、地面からのミネラルの供給は宿主に依存する半寄生植物。ドイツでは若枝や葉は循環器・呼吸器系の疾患や腫瘍・悪性腫瘍の処置に利用される薬草として取り扱われる。冬、葉の落ちた木々にヤドリギを見つけると何だか嬉しくなる。
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camellia japonica ツバキ。ココ・シャネルが何故椿の花を愛したのかは、彼女自身の口から語られたことはない。inside.chanel.com/ja/the-camellia どんな理由があったにしても、この花が彼女を魅了したことには間違いない。愛されよ、そして愛せ椿の花よ。
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映画「エイリアン」などの造形デザインで知られるスイスの画家H. R. ギーガーの庭。荒れた廃墟にも見える土地に彼の造形作品が点在する。バイオメカノイドと呼ばれる機械と人体パーツが融合再構成された彼の特徴的なスタイルは建築とインダストリアル・デザインを学んだことに起因するのか?
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花色鉛筆。何とか会議が提唱するような「素晴らしき」日本文化にはあまり惹かれないが、こんな色鉛筆を作る日本文化は好きだ。和干菓子の花の形にも通じる花のデザインと伝統色。削りカスにも散った花弁の哀れさを感じる。ディヴッド・ボウイの「モス・ガーデン」が流れ色鉛筆を削る、静寂の中の雅。
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植物に細やか過ぎるほど手を掛けても枯らしてしまう人がいる。逆にほとんど手をかけることなく豊かな緑を育てる人もいる。枯らしてしまう人をブラウン・ハンド、上手く育てる人をグリーン・ハンドなどと言うが特別な能力ではなく植物も人と同じで世話のし過ぎが悪い結果に繋がることもあるというだけ。
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thisiscolossal.com/2016/11/incred… 森のキノコたちの成長を低速度撮影したもの。不思議な美しさがあり、ずっと見ていたい想いにかられる。キノコの魅力的な姿と時間と云う僕たちの理解を超えたものが重なり、本当に幻想的で魅了的な映像を作る。
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宇宙ステーションの中の環境、特にヒトが生きていくために必要不可欠な「空気」をクリーンに整えることが出来る植物をNASA が研究していたそうで、そのリストを見ると、サンセベリア、オリヅルラン、ポトスなどのように、オフィスや家庭で「観葉植物」として広く育てられているものも多い。
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日本から輸出された葛が想定外の異常繁殖、ほぼ九州と同じ面積のアメリカの土地を葛が覆ってしまったと云うのだから、ちょっと驚いてしまう。アメリカじゃ葛湯も葛きりも嗜まれないだろうから迷惑な話。でも、葛からすれば別に人のために生きてる訳じゃないからねって、ことだろうけど。
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太白 日本原産のバラ科サクラ属の落葉高木。20世紀初頭には絶滅したかと思われていたが、イギリス人の研究家イングラム氏により庭木として残っていた1本が発見され、以後園芸品種として公園樹などとして生き残る。ソメイヨシノが現れる以前の日本で愛されたのは、こんな桜なのかもしれない。
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植物が互いに地中の菌類を介してコミュニケーションを取っているらしいという最近の研究を少し前に紹介したけれど、bbc.com/earth/story/20…このBBCの記事を読むと、どうやら植物の世界にも我々と同様、ネットワークを悪用して利鞘を稼ごうとするヤツらが存在するらしい。
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Antirrhinum majus 金魚草、種莢が髑髏みたいに見えることは以前書いた。愛くるしい美人も最後はこうなると、教えてくれているのだろうか?ちなみに、庭に植えた金魚草は呪いや詐欺の被害からその家を護ってくれると古くは信じられていたこともあるらしい。