376
それにしても、たくさん本を読んで知識を身につけて、それをバックに議論をしたら、「お前はマウントしている!本なんか読んでも偏向するだけだ!」で片づけるとは、まあなんというか、阿Qもびっくりの「精神的勝利法」だなあ、と思うのです。ネット時代の弊害なんでしょうか。
377
「陰謀論」についての研究者による指摘。歴史修正主義も一種の陰謀論なので、いろいろ参考になることがあります。 buzzfeed.com/jp/kotahatachi…
378
焼肉の歴史については、『焼肉の文化史』という本がたいへん面白かったです。必ずしも在日朝鮮人が「発明」したわけでもなく、 精がつくという意味で「ホルモン料理」と呼ばれていたものは戦前からあったということだったかと思います。amzn.to/3Oi00cy
379
有料記事がプレゼントされました!11月23日 22:36まで全文お読みいただけます 男はつらいよ、なぜ「女より」? 「生きづらさ」の乱用が隠すもの:朝日新聞デジタル digital.asahi.com/articles/ASQCC… たいへん分かりやすく、差別の構造とその中での個人の感情や行動の関係について論じています。
380
「生活下げて、日の丸上げよ」という標語が戦時中にあったのを思い出さずにはいられません。国民から絞っても防衛力増強というのは統一協会の年来の主張でもありました。安倍暗殺後も続くカルトな政策。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
381
クールジャパン機構が崖っぷち 政府肝いりファンド、巨額の累積赤字:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQCP… そのお金を現場の人たちに配って、あとはお好きなように、としといた方がきっとマシだったでしょう。「クールジャパン」の掛け声に乗せられて、あらぬところへお金は消えていきました。
382
アンチフェミニズムな連中や「表現の自由戦士」と呼ばれそうな一部自称「オタク」などに、ネットでひどく叩かれている仁藤夢乃さん著書『女子高生の裏社会』を読みました。「裏」であった性的なサービス産業が、じわじわと女子高生に侵食しているさまを描いています。 amzn.to/3EWjXCz
383
新嘗祭が「勤労感謝の日」として祝日であり続け、天皇は五穀豊穣を祈るとされますが、今や日本の基幹産業は農業ではなく自動車産業なので、私はかねてから陛下が親しくハンドルを握る「新年ドリフト初めの儀」を提唱しております。タイヤ痕で今年の業界の動向を占う儀式です。先帝にやってほしかった。
384
まあその、天皇が稲作をして皇后が蚕を飼うのも近代に創造された「伝統儀式」に過ぎないので、じゃあ天皇がドリフト初めの儀をし、皇后がプログラムバグ取り祈願をしたっていいはず。神社だって自動車の交通安全祈願で儲けてるじゃないですか。
385
新生活運動の名残がいまでも群馬にはあるんですね。戦後に唱えられた、虚礼廃止や家計簿つけなどによる生活の合理化の運動で、家族計画や台所のかまどの改良から、政治の綱紀粛正といった、戦後民主主義を背景にした幅広い運動だったそうです。 twitter.com/DEDEMOUSE/stat…
386
90年代あたりのオタク的心情からすると、「勝ち馬」なコンテンツに乗るなど凡人のやること、みたいな(それはそれで捻くれているのは否定できませんが)感覚が根っこにあるので、むしろ売り上げの悪さを罵ったりするようなのは「オタク」の風上にも置けない、と思います。 twitter.com/Actin_ium/stat…
387
千葉県知事の、黙食緩和への異論に対する逆ギレなど見ていると、なんというかコロナ対策は「なし崩し」と化しているなあと思います。いまだ第八波でかなり感染者は出ており(全数把握やめたなら実際はもっと多いでしょう)、死者も決して僅かとはいえないにしては、悪い意味で慣れてしまったのですね。
388
いろいろRTしましたが、ここ一週間ほどで尾辻さんのソシャゲ広告批判への攻撃とさつがい予告、Colabo への因縁付けとネットリンチへの提訴などの出来事がありました(今も続いています)。私が思うにこの二つの件は同根で、「表現の自由戦士」と揶揄されるような一部「オタク」の暴走です。
389
この問題については、過去に私は何度もツイートし、またブログにまとめました。以下の記事をご参照いただければ幸いです。 bokukoui.exblog.jp/30957085/ bokukoui.exblog.jp/32726091/ で、これを踏まえて、今回の事件についてもう一歩踏み込んで考えてみたいと思うのです。
390
今回の問題の二事件では、尾辻さんは広告の写真を掲げて「これはどうか」と批判的に問題提起しただけで、さつがい予告を受けました。仁藤さんはもっと厳しい言葉で「温泉むすめ」を批判しましたが、コンテンツ自体の抹消を求めたわけでもないのに、大掛かりで執拗な攻撃を受けています。
391
これについては、いくら説明しても、「表現の自由戦士」は「奴らの『批判』とは法規制を求めるもの!」と飛躍し、「こんな『攻撃』を仕掛けてきた奴らにはどんな反撃もありだ!」と無茶苦茶な攻撃を正当化してきます。批判に対する反批判をはるかに超えた炎上を、なぜ戦士諸君はするのでしょうか。
392
このツイートは削除されてますが、良い例といえます。とにかく作品を「燃やされた」という被害者意識があまりに強くて、話が通じないのです。批判には反批判で応えるべきで、直接関係ない活動への妨害や、さつがい予告などはあまりにも行き過ぎです。 archive.is/yR6LR
393
しかし、その行き過ぎをたしなめる声は、「表現の自由戦士」界隈ではほとんどなく――先にRTした中に引用されていた山口弁護士ぐらいでしょうか――むしろ炎上に油を注ぐ屁理屈を見出すことを競い合っています。彼らの主観では、これは「正当な報復」なのです。
394
しかしもちろん、仁藤さんも尾辻さんも、叩かれるきっかけとなったツイート以前に、「オタク」的なものを特段非難攻撃していたわけではありません。ではいったい、何に対する報復なのか? ここに興味深い本音を漏らしたと見えるツイートがあります。 archive.md/bXc4j
395
この人物ははしなくも続きでこうツイートし、暗に「男にいじめられた憂さを女叩きで晴らしている」ことを吐露しています。江戸の仇を長崎どころかブエノスアイレスで討つぐらい間違っていますが、これが「表現の自由戦士」の過剰な「反撃」の裏にあるものを示唆しています。 archive.md/jAQFp
396
つまり、あくまでもオタクの中の一部の「表現の自由戦士」と揶揄されるような層の、さらにおそらくコアな一部の話だとは思うのですが、過去に自分がオタクとして抑圧されたという記憶を持ち、それを晴らしてやりたいという一念から、見当違いな攻撃性を発露してしまう人がいるのではと、私は思います。
397
「過去の抑圧」というワードの手掛かりとなったのは、初音ミクと結婚したと称する近藤氏の以下のツイートです。抑圧されてこうなったんだ、という思春期のルサンチマンを熟成させ続けた結果、過剰な攻撃性を醸成してしまった人がいるのではないでしょうか。 archive.is/oTCiS
398
そして、「萌え」表現への批判を、かつての自分への抑圧と同一視し、それを打破することで自分はひとかどの存在なれるのだ、と勝手な思い込みをして、過剰な攻撃性を発揮しているのではないでしょうか。言い換えれば、炎上で守りたいのは自意識であって、表現じゃないんです。 archive.md/6z0DV
399
過去に不幸な経験があったことは気の毒ですが、自分がいじめられたからといって、他人をいじめていいことにはなりません。さらに言えば、オタク趣味への批判に過剰反応してしまうのは、趣味自体を楽しんで自己実現し、過去の抑圧も昇華することができていないためではないかと思うのです。
400
いじめた当人へ報復するならともかく、全然関係ない、立場も別な(中高でいじめた同級生や抑圧する親・教師が、「性的消費はけしからん」的な論理を使ったとは思えない)人を攻撃するのは、許されることではないのです。それをしてしまうのは、趣味なりなんなりで自己肯定感を得られていないからです。