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今年はコロナの影響でブラック企業各社が毎年入社直後に行う洗脳合宿が延期になったせいで離職率が例年より大変低いらしく、人件費がきついという話を聞いて震えています。
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高学歴の若手人材ほど戦略的にキャリア構築をしようとする傾向があるけどキャリアなんて8割は運ですよ。やるべきことは綿密なキャリア計画を立てることではなく目の前に幸運が転がってきたときにそれを掴めるように準備すること。毎日目の前の仕事に真剣に取り組むことです。
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我々は年収1000万円だけど歯車になってやりたくない仕事をするのと年収400万くらいだけど好きな仕事が出来る職場のどちらが幸せかみたいな比較をしがちだけど、現実は年収の低い人ほど裁量がなく特に好きでもない仕事をしていて、年収の高い人ほど裁量とやりがいのある仕事を楽しんでいる方が多い。
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最近は大学進学率が高くなりすぎたせいで高校偏差値50くらいの学生がFランに進学して35歳年収400万くらいの中小企業にしか入れない一方で、高校偏差値40くらいの学生が高卒大手工場勤務で同年齢で年収550万くらいもらえる逆学歴格差が発生してて興味深い。
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最近のAIバブル崩壊に伴い、きちんとソフトウェアエンジニアリングをやってきた人はAIわかるエンジニアとして引き続き評価されて仕事もあるけど、新卒でAIのアルゴ周りばかりやってきてエンジニアングを疎かにしてきた経験数年目の人の市場価値が暴落しはじめてる。
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新卒数年目で自分はこのままで良いのだろうかと不安になって転職エージェントと面談すると、高確率で「いま相談に来てくれてよかった、今ならまだ若いからいくらでも転職できますよ」と言われますが、これはまだ若く専門性もないから未経験可の求人に押し込めるカモが来たと同義なのでご注意ください。
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初転職の人は、転職直後に上司から言われる「新鮮な視点で会社の課題や問題点をどんどん周囲に指摘してほしい」を真に受けて本当に指摘すると即効村八分になるので気をつけてほしい。
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どんな仕事にも無駄なことなんて1つもないってよく言われるけど某日系大企業で議事録係を10年続けていた女性社員が30代になって転職活動したところ、どの会社からも経歴を全く評価されなかったです。残念ながら何も残らない仕事というのはあるのでヤバいと思ったら逃げてください。
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50歳前後でリストラされてる技術者を技術トレンドについていけなくなったお荷物みたいに捉えてる人がいるけどその年齢まで技術者をしている時点でかなり優秀で、実態としては専門分野そのものの需要がなくなってしまったケースのほうが圧倒的に多いです。若手技術者にとっても他人事ではないです。
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高学歴の人が高卒の多い工場で働いたときに一番つらいことは仕事内容の単調さではなく休憩時間中の話題です。ソシャゲ・競馬・女の話しかないので同僚との関係性維持がかなり苦痛で短期間で離職する人が多いです。
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もし当てはまる人がいたら、大卒で30歳前後くらいまでなら今からでも十分にやり直せるので絶望せずにキャリアを正しい軌道に戻すように頑張ってください。市場価値の高い人ほど年収も高く、人間関係に恵まれた職場で働けます。
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採用してはいけない人材の筆頭がスキルは高いけど性格がきつくて暴言を吐くタイプの人。本人の生産性が2倍あっても、周囲を猛烈に弱体化させるので全体の生産性がガタ落ちになります。反対に積極的に取るべき人材はスキルは普通だけど周囲の生産性を1.2倍にするような僧侶タイプの人たちです。
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こういう人材のほうが出世したり外部登用されることは意外と多く、決して対岸の火事ではありません。運悪くこのタイプの上司に当たってしまった場合に年収を維持したまま別の環境に移るために、会社に依存しない市場価値を高めておくことが有効な防衛方法になります。
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特に今後ジョブ型雇用が進むと、日本企業でも役員やマネージャー層が転職で入ってくる機会が多くなります。これは狂戦士タイプの人がある日突然上司になるリスクが今後は高くなるということなのです。
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某超大企業ではセクハラ・パワハラが発覚すると片道切符で子会社出向になるので、子会社のマネジメント層がハラスメント人材だらけで地獄の様相を呈しており、出向の原因がセクハラだとセ・リーグ出身、パワハラだとパ・リーグ出身、海外出身だとメジャーリーグのラベルがつくらしい。
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親会社に入れない人が安定しているイメージを抱いて子会社に就職したり、転職するケースをよく目にしますが、子会社はこのように親会社からある日突然謎の偉い人が降ってくるのでおすすめしません。さらに子会社は部長以上が親会社出身ばかりで出世もできないので資本独立している会社に入りましょう。
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ただし外資の場合は状況が少し変わります。外資日本支社も子会社ですが外資で働くのは待遇面を重視するならありです。本社で出世するのは難しいことが多いですが大手外資であれば日系で年収が600万円程度の方でも年収1000万円は比較的簡単に稼げるからです。
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特にエンジニアなどの技術職や営業職など出世しなくても良い待遇になれる職種の場合は外資系は日系よりも裁量も待遇も良いケースが多いので一度は転職先として検討する価値があります。英語で諦める人が多いですが職種によってはあまり必要ないので意外となんとかなります。
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就職で大企業に入って地方配属になると転職しようにも都市部までの移動時間が大変すぎて詰んでる人が多かったのですが、コロナでZoom面接が導入されたおかげで活動できるようになり、ここ一年で大企業の地方配属された入社数年目の若手の流出が観測されている。
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日本の大企業の駄目なところは優秀なプレイヤーを管理職に昇進させるところ。プレイヤーとマネージャーでは必要な能力も適性も違うのになぜか優秀な選手なら優秀な監督にもなれるはずという謎理論で昇格させます。ジーコに監督をさせるようなものです。
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某大企業が十分な報酬水準を用意して実際に応募も多いのに良い技術者が採用できないと嘆いていたので具体的な採用プロセスを伺うと一次面接が人事担当で超優秀な人材をコミュ力が低いという理由で落としまくっているのが理由でした。しかも人事部視点で低いだけで大半は普通に話せる人たちでした。
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こういう企業は仮にコミュ力が高くて入れたとしても技術者向けの人事評価制度がまともに機能していないことが容易に想像できるので落ちて良かったとも言えます。会社員なので結局人事評価が悪いと権限の拡大も年収アップも望めないので数年後に入社したことを後悔することが目に見えてるからです。
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技術職に限らず良いキャリア機会を得るには会社から高い評価を得る必要があります。その評価の土台が崩れている会社に入ると実力があっても評価されないので転職を考えてる方々は飼い殺しにされるか、短期離職を余儀なくされることは強く意識してください。
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市場価値の高い人材になるためのロードマップを実践する場合、どこかで転職を1度はすることになると思いますが、転職にはこのよう企業選びの落とし穴が沢山あるので注意が必要です。
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30代で資産5000万に到達するとどうなるのか?自分のケースで話します。まず一番の違いは心の余裕。数年どころから10年収入がゼロでも大丈夫な状況は心の余裕を生みます。その結果、会社員を辞めるなどのリスクを取れるようになります。