「北朝鮮はミサイルを撃てないだろうから、備えはいらない」という人がいますが、それは逆で軍事力とは行使ではなく「脅し」に使って、外交交渉を有利に進めるものなのです。人間は本質的に、自分が痛い目にあう可能性がないと、言う事を聞かないし、約束も守らない生き物なのです。
@pianist_danna 第二次大戦中、中国に侵入してた日本のスパイが生卵とごはんを食卓に出されて、たまごかけゴハンにしたら捕まったという話を思い出しました(中国には卵を生で食べる習慣が無い)。
戦国時代では退却する時、井戸に毒を入れたり、建物を燃やして相手の軍が使用できないようにしましが、近代でも捨てた銃に細工をして、取った相手を負傷させるトラップが存在するので、戦場で落ちている銃には注意しましょう。
内部に裏切りそうな者がいる場合、いったん裏切らせてから粛清するのが有効となります。これが裏切る前に疑惑の段階で処分してしまうと、裏切るはずの無かった他の者が、萎縮、恐怖してしまい、粛清されるくらいなら、こちらから裏切ってしまえと、さらなる裏切りを誘発する危険があります。
命令を下す側は「無理な命令」を下してはならず、その際は命令の遂行を容易にできる、時間や戦力を与えなくてはなりません。そして最も大事なのは、その命令が上司の面目や名誉心からでなく、必要だからこれを命ずるという事を、受令者が確信する事です。
戦いで負ける原因は相手にやられる事よりも、味方の裏切りや、サボタージュの要素が多く、それらは突き詰めれば、部隊の雰囲気が悪かったり、上司が暴言、叱責ばかりしてたりといった人間関係に起因するものが多いです。強い部隊は団結しているかどうかなので、部隊の雰囲気は非常に重要となります。
暴動を扇動し政権転覆をさせるやり方は、日本でも戦国時代や幕末に、この手法がよく用いられました。
嫌がらせへの対抗策は、力の行使をするぞという脅しですが、これは人間関係がこじれるのを嫌う日本人が、最も不得手とする分野です。そして大抵、相手に攻め立てられても我慢し続けた結果、キレて真珠湾攻撃したり、逆に切腹したりといった結果になります。人間社会には脅しも時には必要悪となります。
嫌がらせや攻撃をしてくる相手は、説得、反論、遺憾、話し合いでは効果はありません。これを止めさせるには、「嫌がらせをしてきたら痛い目にあうぞ」という事を分からせないと、いつまでたっても攻撃は止みません。
情報戦は、こちらの情報を漏らさず相手の情報を得るのが理想ですが、現実はこちらの情報を少し漏らして、それと逆の行動をするのがセオリーとなります。従って戦いでは、敵味方ともに膨大なニセ情報が飛び交います。
人は常識よりも陰謀、、正攻法よりも奇策、ストレートよりも魔球を好みます。人は地味より派手さを好み、周囲に自分が優れている、自分は周りと違う、とアピールしたい心理があるので、これにとらわれると判断を誤ります。勝利は地味で確実なのが最善となります。
戦争というのは、開戦する前は戦争する理由が多くあるように見えますが、戦争が終わって冷静になると「なんで戦ったんだ?」という風に、開戦理由を探すのに苦労する戦争が結構あります。不要不急の戦争は控えるのが良となります。
戦いは「相手を騙す事」が基本です。つまり戦いが得意な者は、相手を騙すのが得意な者となり、味方のうちは頼りになりますが、戦いが終わって平和となると、自分勝手な性格、人情の無いやつ、危険な人物と思われ、避けられたり、あるいは排除されたりします。
優秀な将軍やリーダーは優れた指導力を発揮しますが、あまりに優れていると、「周囲には任せておけない」と考え、何でもかんでも自らの手でやろうとし、結果的に失敗します。いくら優れていても一日は24時間しか無く、労働力にはおのずと限界があるので、優秀で人に任せない人は注意が必要です。
戦争の必勝法は「有利な場所に、大量の軍や物資を集める」、これに尽きます。突撃よりも、まず局所優勢を作るのが先決であり、ゲームだろうが試合だろうが、あるいは日常生活においても、安全な場所の確保、有利な位置取りが出来るがどうかを考えるのが重要となります。
戦いで大事なのは最低でも生き残る事であり、逆に言うと相手にきっちり止めを刺す事も同じように大事です。止めを刺さないと、相手は必ず回復し再挑戦して来るものであり、そして相手を逃がしてしまう要因は主に、「疲労」と「情」の二つとなるので、相手にトドメをさすときは気を付けましょう。
警察も軍もそうですが、やたらと多い階級章や装飾品で着飾る軍ほど、実戦に弱い傾向にあり、見てくれなど気にしないで泥にまみれる軍隊ほど強い傾向にあります。世間からの評価や自分を飾る事に熱心になりすぎて、本来の仕事を忘れる組織は、確実に衰退を早めます。
テロのやり方マニュアル。小が大に挑むときと同じようにゲリラ的に行われます。
@501st6 戦争は金ばかりかかって、空しいものだなあ。
軍隊では死傷者が出ると、その面倒を見るための兵員が必要となります。現代では全員死亡ではなく、部隊の約3割が死傷すると、部隊としては前線で戦闘できる兵員がいなくなるので全滅扱いとなります。
旧日本軍の兵士が南方で戦った際、末期米という米を支給されていましたが、これを持ったまま飢えて無くなる兵士が後を絶ちませんでした。人は最後の糧食が無くなるという事に、精神的に耐えられないものであり、これは現代人のお金や景気にも通ずることだといえます。
日本で緊急事態に陥った時、政府の対応が遅かったり、備えが不十分だったりするのは、政府の権限が弱く、強い政権を皆が嫌うからです。緊急時の備えというのは平時には無駄な事が多いので「そんな備えや方針は無駄なので、考える必要は無い」という声が強いと、どうしても十分な備えができなくなります
戦いで常に100%の力を出していると、いざという時の余力が足りず敗北します。この余力を維持するためには強力な権限が必要であり、余力は無駄という周りの声に押されて余力を残さないと、相手に余力が無いと見抜かれたら、押せ押せで攻めれられて進退窮まってしまいます。
緊急事態に備えて備蓄を進めるには、政府の強力な権限が必要となります。なぜなら備蓄しようとしたら、「そんな備蓄は無駄だ!」「1000年に一度の災害など起きるはずがない」と批判する勢力が必ず現れるからであり、それに対抗して備蓄をするには強権的手法のみとなります。 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200426-…
相手国が内部で争っている場合、好機とばかりにこちらから攻撃をすると、かえって内部争いを止め、一致団結して抵抗してきます。この場合逆に、相手のどちらかの勢力に援助をすれば、もう片方の勢力は「敵から援助を受ける裏切り者だ」と反発し、さらに内部争いが激化しやすくなります。