1126
会いたくても会えなくて、
触れられないならせめて同じ気持ちでいたい。
離れた距離を埋めるように、近くに感じる気持ちがあればまた会う日まで頑張れるだろう。
泣いて、負けそうな心でも、
他の誰でもない自分が選んだ人。
1127
本当に大事な友達がひとりでもいたなら毎日はかなり救われる。真剣に心配をしてくれたり、話を聞いてくれたり、お互いにバカをしたり、ふざけて笑いあえる友達はそう多くない。そしてその大切さは離れて気付くことが多い。
「ありがとう」って普段言えないけど、めちゃくちゃ大事な存在だ。
1128
#いつか想いあふれても
短編『線香花火』
*一部抜粋
1129
優しくいるには気持ちに余裕が無いと難しい。
大切な人に優しく出来てないと感じた時、もしかしたら自分に余裕が無い時なのかもしれない。
言わなくていいことを言ったり、むやみに傷付けてしまう時があるから自分の気持ちに向き合う余裕が欲しい。
1131
その人の優しさが苦しいって思うなら、その人のこと本当に好きなんだと思う。
特に別れてしまった人なら。
特に心離れてしまった人なら。
とてもズルいなと思うけど、優しい人は別れても優しい。それが苦しい。
1133
友達や恋人の欠けた部分、
決して責めたりせず補える関係がいいな。
「ここが駄目だ」とか「許せない」と思うより
「この人に自分は何が出来るかな」って大事な人にはいつもそう思いたい。
1134
自分を守るために苦手な人に
無理に笑ってつき合う必要はない。
気持ちがしんどいなと思えば離れればいい。
「無理かも」って距離をとるのは自分を守るためだから苦手な人から離れること悪いことなんかじゃない。
1135
私はこれから
本気で人を好きになれるだろうか。
短編『誰かを深く傷つけたとしても』
*一部抜粋
#いつか想いあふれても
1137
何かを始めることは簡単だけれど、それを何年も続けることは難しい。そこには愛情と根気と努力が必要だと思う。だから少しでも何か続いているものがあるなら本当に好きなものだと思う。そして自分にとって必要で大事なものだと思う。
1138
笑うことを忘れないでね。
短編『青』
*一部抜粋
#いつか想いあふれても
1139
誰の声を聞きたいか
誰に一番会いたいか
誰を必要とするのか
誰に必要とされたいか
誰を失いたくないか。
考えなくてもすぐに頭に思い浮かぶ人が
今、一番大切な人。
1140
自分では何も出来ないと思っても寄り添う気持ちが一番大事なんだろう。
「この人がいて良かった」と思う人はいつも特別な何かをしてくれるのではなく、ただそばにいてくれたり、自分の気持ちに寄り添ってくれていると感じるときだ。
そんな気持ちがただただ嬉しくて、心強い。
1142
忘れようとすればするほど
楽しかった思い出が波のように押し寄せて、
過去の記憶にいつものみこまれた。
短編『星山珈琲』
*一部抜粋
#いつか想いあふれても
1143
ひとりの時間は必要だと思う。
好きな音楽を聴いたり、本を読んだり。自分の好きな場所に行く。
毎日積もる思い悩むものはそんな時間で一度リセット出来る。
ひとりは孤独では無く、自分と向き合う大事な時間だと思う。
1144
自分のやりたいことがある人は羨ましい。
そのまま真っ直ぐに進める。
自分のやりたいことが分からない人は羨ましい。それが見つかるまで色んな自分を見つけることが出来る。
「遠回りだったな」と思うことも全部自分の為になってることに気づくのは結構あとになってからが多い。
1145
自分の好きなことは本当に自分だけのもので、そのままずっと大事にしたらいいと思う。他人の意見に左右されることない「自分の好きなもの」があるだけで自分の世界は割と明るくなる。
自分の好きなもの、誰にも奪われませんように。
そのままずっと好きなまま、真っ直ぐに。
1146
気持ちに余裕が無くなると人に優しくすることは難しい。きっとそんな時は誰かに優しくする前に自分に優しくあるべきなんだろう。
優しさは人に渡したり、貰えたり、交換したり、そっと置いたり出来る。
優しくなれる場所があるといい。
1147
【新刊】
一瞬でも手を離すと二度と戻れないような気がして、2人の手を強く握った。
短編『つなぐ』
*一部抜粋
#いつか想いあふれても
1149
過去のトラウマから大切な人に出会うたび、それを傷つけたり、失うことに怯える。
本当に大事な人ほど深く繋がることが怖くなるけれど「信じたい」という気持ちが一番大事なんだろう。
過去の自分と向き合うことで今大事に思う人と自分のこと、信じられたらいい。