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忘れようとすればするほど
楽しかった思い出が波のように押し寄せて、
過去の記憶にいつものみこまれた。
短編『星山珈琲』
*一部抜粋
#いつか想いあふれても
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愛しても、愛しても同じくらい愛してくれるとは限らない。振り向いてさえくれないかもしれない。それでもいいと、その人しかいないって、そう思えたら、たとえ一方的な気持ちでも本物で、尊いと思う。
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ずっと遠くに離れてしまった人でも
時々思い出してしまうのは、
優しい記憶がまだ生きていて、どこかでまだ好きだから。
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人と比べて落ち込むなら自分を磨く時間に変えたい。自分らしさが分からなくなったら、それが見つかるまで探せばいい。そして「自分は自分でいいんだ」と思えたらそれが自信になるから。
1359
たとえ険悪になっても言いたいことを言ってお互い納得する方がいい。言いたいことを言えないならどちらかに不満が残る。正直であることは残酷なときもあるけれど、いつでも本当のことを知りたい。どんな時も相手の「本当の気持ち」を知りたい。
1360
人に優しくできなかったり、
自分に優しくできないときはきっと気持ちに余裕が無いときなんだと思う。
「あぁ余裕が無いんだな」と思ったとき、心休める時間があるといい。
毎日無理に笑う必要はないけれど、自分に優しくする余裕が欲しい。
1361
好きだから嫉妬して
好きだから傷付いて
好きだから真剣に喧嘩して
好きだから笑い合いたい。
本気な恋ほど感情の全部、
その人に繋がる。
1362
笑ってサヨナラなんて出来ない。
綺麗にサヨナラなんて出来ない。
そこにいるのはあまりにも情けない自分。
泣いて泣いて前すら見えない。
失うということは自分の一部がなくなるという事。それだけ本気で、真剣で好きになった人だから。
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なんでもないことのように優しさをくれる人がいて、温かい気持ちになる。
忘れていた笑顔を思い出させてくれて、素直になれる自由がある。
大切な人にとって、
自分もそんな存在でありたい。
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見えない不安と戦っても勝てない。信じられなくなるのは相手じゃなく自分だったりする。誰が一番必要で、誰を大切にしたいのかは自分が一番よく解っている。不安はいつも自分で作り出してしまう。信じ切る強さが欲しい。
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うまくいかない日は誰にでもあって、
ずっと引きずらないことが大事だと思う。
・深く考え過ぎない。
・無駄に傷つかない。
・不安を作らない。
・悩み過ぎない。
・忘れていいことは忘れてしまう。
今日が駄目なことを全部、
自分のせいだと思わないように。
明日は明日、切り替えて行けばいい。
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変わらないものなど何もないと分かっていても、信じたい心がある。変わらないで欲しいと祈りながら。
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「頑張れ」より「頑張らなくていいよ」
「負けるな」より「負けていいよ」
「諦めるな」より「辞めていいよ」
「逃げるな」より「逃げていいよ」
「変われる」より「そのままでいいよ」
そう言ってくれる人がいたらいい。
友達でも恋人でもそんな風に言ってくれる人がいたらいい。
1370
毎年、同じ風景を同じ人と見れることは幸せなんだと思う。
たとえ桜が散ったとしても「また来年」と約束したい。
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ずっと自分の中にいるのなら、それをただ信じるだけでいい。余計な嫉妬は邪魔だ。自分の好きを疑わなくていい。相手の気持ちを試さなくていい。ただ目の前の人だけ見ればいい。
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思い出に出来ないのは
それだけ真剣な気持ちだったから。
忘れられないのは
それだけ深く想っていたから。
次に進めないのは
その人しかいないから。
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必要な人に必要とされること
自分が求める人に求められること。それが叶わない時がある。それでも人を求める。寂しからじゃなくて、その人でしか駄目だから。その人だから。他の誰でもない唯一の人だから。
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触れることに比べれば、言葉なんてちっぽけで、どれだけ約束を交わしても会うこと以上に心満たされる術はない。
「心が通い合っているなら」なんて強がりでしかない。会いたいに決まっている。
1375
どんなに好きな友達や恋人といても、ひとりの時間は大事だと思う。そして、それを察して正しい距離を持たせてくれる人は優しいなと思う。好きだからといって、ずっと近くにいることだけが愛情じゃない。