451
初期の安全地帯では
動詞を形容詞みたいに
使ってみたり
文法的には多少乱暴だが
よく言えば実験的な
表現で歌詞を書いていた
難解にも思えるアプローチが
できたのは
玉置浩二の声と
安全地帯のサウンドが
あったからだなと
改めて思う
452
やればできる
というのは
勘違いだ
ただ
やった者にしか
見えない
風景はある
そこが思った場所と
違うとしたら
それは
まだ先がある
という事で
それが
わかるというだけでも
やってみる
価値は
あるんじゃないか
そう思うようにしてる
453
傷つかない
心なんてない
傷つきかたが
違うだけ
同じ言葉でも
花になるか
ナイフになるか
使い方で
変わる
454
東京は
荒天の
贖罪の
ような朝
こんな
過ごしやすい日が
続くといい
うなだれたひまわり
風も涼しく
このまま夏は
醒めていくのかな
例えば
記憶にも残らない一日
そんな日が
案外平和なのかもしれない
455
歌詞の打ち合わせ
細かく内容を指定される場合もあるし
簡単なメールだけの場合もある
MISSING PIECEは
LAの彼の仕事部屋で打ち合わせした
ただ曲の内容と言うより
時事問題や宇宙の話 精神世界の話とか
氷室京介がなにを感じているか
それを捉えるのが
なにより大切だった
456
KAT-TUN
15周年ライブ
「光跡」
生で
聴いて
見たかったな
いつか
ふりかった時
この時代に
聴くあの歌は
特別な
意味を持つ
気がする
457
カラオケバトルの
テーマ曲書かせて頂いたご縁で
テレ東プラスのインタビューを。
よかったら。
tv-tokyo.co.jp/plus/entertain…
458
25年前に
学校で歌った
勇気100%を
いま娘と
歌っています…
そんなメッセージを
頂いたことがある
いつかお孫さんとも
歌う日が来るのかな
あの歌はいまでも
新しい葉をつけて
伸び続けている
459
平成ウルトラマンの
テーマのひとつは
共生共存だったと思う
排除や殺戮ではなく
「違う」ということを
どう尊重するか
ただウルトラマン
コスモスの主題歌を
書いた2001年
911が起こった
あれから19年が経った
世界はどうなって
いくのだろう...
utamap.com/showkasi.php?s…
460
天の川まで
氾濫したように
ひどい雨
人の都合で
この星は生きてない
それはわかるが
命まで
奪うのは
やめてくれ
461
日々作品作りは
思いつめる状態の連続になる
実は性格的に
感情過多になりやすいため
日常生活を送るには
心にリミッターが必要になる
そんな自分を唯一
解放できるのは
ライブかもしれない
あの日安全地帯が
改めて教えてくれた
mghorn.com/news/645/
462
古い資料を整理していたら
はじめて安全地帯の歌詞を
書いた時のカセットが出てきた
セカンドアルバムの10曲
1曲しか頼まれなかったのに
1週間で全部書いてしまった
それくらい玉置浩二の曲は
刺激的だった
まだ歌詞のない仮歌
いまも失われてない響きがある
天が与えたくれた声だ
463
464
記された
言葉や旋律だけを
歌おうとしても
たぶん足りない
むしろそこに
含まれているけれど
記されていないなにかを
捕まえることができるか
歌唱力があるのと
表現力があるのとは
違うと思う
465
安全地帯の
「あの頃へ」は
北海道出身の
彼らへの
憧れを描いた
作品でもある
ソン・シギョンさんの
声のダイナミクスは
浩二とはまた違うけれど
また別の
「あの頃へ」
連れて行ってくれる
youtube.com/watch?v=UNvWT-…
466
911 神に戸惑い
311 地と海に怯え
年毎に雨を怖れ
2020 人との距離を
強いられた
それでも
歌だけは
いつも
聴こえていた
未来
どんなことが
起こっても
それだけは
変わらないと
信じたい
467
なぜ作詞だったのか
少しわかってきた
それだけでは
歌にならないからだ
飛ぶためには
もう片翼が
必要だった
ひとりでできることの方が
自由だと思っていたが
出逢いは僕を
更に自由にしてくれた
469
玉置浩二も
安全地帯も
MCがいっさいない
たいせつなことは
全部歌に
込めてある
ただ
それだけ
470
この曲を
作るために
このアーティストと
出逢った
そう思える
一曲がある
安全地帯の
デモテープに
入っていた
後に
「あなたに」
というタイトルになる
そのメロディ
玉置浩二の声と
その時の部屋の風景
時に記憶は
未来を
救う
471
作曲家
玉置浩二の曲は
和音の中での
響きは勿論
ベースラインの
流れが美しい
鍵盤で曲を作る
人ならわかるが
ギターで作曲する人には
珍しいんじゃないか?
彼が弾き語る時の
指の運びを見てると
それがよくわかる
472
2010年ジュンスの「悲しみのゆくえ」
JYJ「いつだって君に」
2011年東方神起「Winter Rose」
ノンフィクションを
書くわけではなくても
アーティストにとっての
リアリティは意識する
表記上はなにげない言葉でも
そこに血が通ったとき
歌は別の物語になる
473
ふと
自分だけが
ひとりな
気がして
夜空を
見ていたら
あっ‼︎
そうだ
自分は
ひとりしか
いない事を
思い出した
ひとりしか
いない自分なら
さみしいのも
当たり前だな
474
一度
聴いただけで
耳に残る
メロディと歌詞
ジャニーズメドレー
聴いていたら
J-ismの
ようなものを
感じた
そのismを
自分は
継承できているだろうか
ジャニーズの歌詞を
書くとき
いつも考えた
475
ただ声量ではなく
声が当たる力
田村芽実さんの
生歌を聴いていると
それを感じる
力任せに
張り上げては
いないのに
四方に声が届く
それでいて
ウイスパーも
距離を
測っているかのよう…
楽しみな人だな