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追い風の時は放っておいても
人が集まってくる
しかし一度逆風が吹くと
人の気は離れてゆく
苦しい時に差し伸べてくれた手を
忘れずにいられるかな
耳障りのいい言葉だけでなく
ちゃんと叱ってくれる友はいるかな
ほんとうの事を言ってくれる友は
どれだけいるかな
どこにでもい裸の王様
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テレビで玉置浩二を見ていた時
僕は彼が練習しているところを
見た記憶がないことに気がついた
どんな時も彼は歌ってる
街も部屋もスタジオもステージも
境界線がないように思える
自分が生きているその場所が
彼にとっては音楽なのだろう
だからいつどこであろうと
彼の歌は本番なんだ
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誰もがいつかは
大人になる
2012年に書いたLadyダイヤモンド
SexyZoneももう少年から青年に
多分本人たちには少し照れ臭い
歌詞になりかけてる
それでもアイドルとしての光源に
変わりがないのは素晴らしい
歌が生きていられるのは
永遠の時間を彼らが
保っているからだ
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レーベルを立ち上げ
新しい船出をした
田村ゆかりさん
きっと不安もあったはずだ
新曲のHello Againには
彼女へのエールの気持ちも込めた
でも今日の横浜アリーナ
超満員のファンの声援
この人たちがいれば大丈夫
そう思えた
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田村ゆかりさんの
ライブ終了後
撤収作業に追われる
スタッフの数の多いこと
どんな現場も
音楽は表記される者たちだけで
作られているわけではない
ライトの当たらない所で
汗を流す人たちに拍手を贈りたい
机の上で書いた言葉が
オーディエンスに届くのは
その汗のおかげでもある
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ユニット活動をしている
アーティストのソロ作品の場合
どう差別化するかが難しい
堂本光一君のGravityの時
Kinkiとの違いを試行錯誤した
そして光一君自身のリアリティより
フィクションの量を足した
結果 彼の表現力は思った以上の
美しい化学反応を見せてくれた
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勿論内容は考える
と同時に聴感上の響きが大切だ
自分が考えたフレーズと
メロディがうまく合った時は
作っていてほんとに嬉しい
Kinki kidsの
「まだ涙にならない悲しみは」
曲は織田哲郎さん
サビの高い音にAの母音が当たる
歌いやすく聴きやすい
そんな言葉を捉えたい
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1981年2月
まだ寒い日だった
店に並んだはじめての作品
「熱風」を手にした時
喜びと同時に感じたのは不安だった
未来はどこに向かうのか?
レコードに針を落とした
逆巻く波は吠え 船出の時がきた
ASKAはそう歌い CHAGEの声が重なる
24才だった自分に
いまなにを伝えよう
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1984年頃だったかな
玉置浩二がCHAGE & ASKAのLIVEを
観たいと言うので一緒に観に行った
どういう経緯だったかは覚えてないが
浩二が飛び入りで
MOON LIGHT BLUESを
二人と歌った
その時のその瞬間は二度はない
そうだ記憶は財産だ
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パク・ヨンハ君の
イベントに伺った
亡くなって以降
止まったままの時間を
心のどこかに抱きながら
過ごしている人も
少なくないだろう
ただ彼と一緒に
残すことができた歌が
いまも絆になっているなら
ほんとうにありがたい
彼はやっぱり
いつもそばにいるんだ
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亀渕友香さんが亡くなられた
友香さんの指導を受けたアーティストには
仕事をしたことのある名前が多く並んでいる
その意味で間接的ではあるが
自分の作品も助けられてきたんだとわかる
ご冥福を祈ります
tmp-voja.co.jp
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陽水さんに
はじめてお逢いした日
スタジオのソファ
隣りに座られて
詞見ていいですか?と
僕の手書きの歌詞を手に...
そして
おもしろい字ですねと一言
「し」ではなく「じ」
この濁点が僕には
流石の陽水さんだった
www6.nhk.or.jp/songs/prog.htm…
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Kinki kids
二人の声が
ひとつの歌で
聴けるのは
やっぱり嬉しい
シングル全45曲のThe BEST
20年の軌跡
どれも通過点か
或いははじまりの連続か
いずれにしろ
楽しみは続く
je-kinkikids.com/release
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後5日で
田村ゆかりさんの
Princess ♡ Limitedリリース
新しいレーベルから初のアルバム
進化や挑戦を繰り返しながら
それでいて
「田村ゆかり」で
在り続ける
そのぶれない強さは
作家の筆先の拠り所だ
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SONGS
陽水さんと
安全地帯
神宮のライブから31年
いろんな人の顔が浮かぶ
やっぱり二人の歌は特別
年を重ねるのも
悪くないな
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儀式の、ようなもの
自分が関わったCDを買いに行く
ファンの人が
それを手にする感覚を
忘れないために
好きなアーティストの
新譜が待ち遠しくて
店に駈け込んだ遠い昔
創作の源はそこにある
誰かがあんな思いをしてくれるなら
今日は田村ゆかりさんの発売日
積み上げてきた時間が繋がる
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リリースされてしまえば
チャートとか売り上げとか
歌も数値化される
数字になってしまうと
少し距離ができる
店頭で手から手に渡される瞬間
商品は思いが形になったものだと
実感する
配信も便利ではあるが
歌の手触りを忘れないでいたい
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いい結果が出ない時
試されてるなと思う
心が折れて
なにもする気が
起こらなくても
それでも詞を書けるか
自分を苦しめるものの中に
自分を救うものは潜んでいる
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Kinki kidsのBESTに
入ることになった
「すべてのひとかけら」
Love songという定義が
どこまでを指すのか難しいが
時代に潜んでいる空気を
彼らのようなアーティストが
捉えるのも必要ではないか
こういう歌も
いつかKinkiに
歌って欲しいと
思っていた
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安全地帯2日目
客席には懐かしいスタッフの顔
みんな安全地帯が好きだった
こんな日があっていい
それにしても
この年になっても歌える歌を
作っておいてよかった
まだ俺たち24才だったんだよと
笑った玉置浩二
やっぱり君の歌は
素晴らしいよ
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コンサートが終わり
駅へ向かうファンの人たちの波
その間を縫って駐車場へ向かう
僕が安全地帯に出逢った頃
まだ生まれてもいないはずの若者もいる
そしてずっと聴いてきてくれた人
誰も気づかなかったかもしれないけれど
お礼を言いました
皆さんありがとう