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僕の
作詞家としての
はじめてのシングルは
Chage & ASKA
1987年
光GENJIのデビュー曲
STAR LIGHTは
ChageとASKAの作品
1995年
光GENJI最後のシングル
Bye-Bye
作詞は僕だった
この美しい運命 !?
こういうことってあるんだな
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オーディエンスが
10人であっても
1万人であっても
歌はひとりひとりと
向かい合う
見えているものは重要ではあるが
それだけで計ると
届かない距離がある
人の心は遠いようで近く
近いようで遠い
加減を誤れば
どんなに美しい言葉も
ゴミになる
息を吹き込む
言葉に
息を吹き込む
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146勝121敗
記録なら
上はまだいる
なのに
記憶は
光を放つ
どう勝ったか
どう負けたかが
大事だと
星野仙一さんは
教えてくれた
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パク・ヨンハ君の
イベントに伺った
亡くなって以降
止まったままの時間を
心のどこかに抱きながら
過ごしている人も
少なくないだろう
ただ彼と一緒に
残すことができた歌が
いまも絆になっているなら
ほんとうにありがたい
彼はやっぱり
いつもそばにいるんだ
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氷室京介ソロデビュー30周年
勿論BOØWYの頃は逢ってたが
彼のソロで僕が最初に書いたのは
「ALISON」という曲
ほぼ完成していた
「FLOWERS for ALGERNON」
何曲か共作した
翌年「NEO FASCIO」の制作がはじまり
再会したのは横浜のスタジオだった
窓からは港が一望できた
永遠の記憶
彼の目を覚えてる
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2015年
タッキー&翼の
今井翼君から
歌詞について直接打ち合わせしたいと
事務所を通して連絡があった
ジャニーズでアーティスト本人と
打ち合わせをすることは
それまでなかったので驚いた
黒夢の清春君の曲
完成音源を聴いた時
凄くいいボーカルだと思った
やっぱり気持ちって大事だ
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ミュージックフェアを観た
「たった一度の人生ならば」
Chageの声が
言葉を放つ
歌うべき事を悩んで
歌うべき時を選んで
思いは形になる
Chageの歌として
生まれた歌も
歌はそこから
巣立つ
誰かが
自分の事として
受け入れてくれたら
嬉しい
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6月30日は
パク・ヨンハくんが
旅立った日
ラブソングの中には
別れの歌も多い
そのためそういった語彙も多く使う
時々歌は残酷だなと思う
現実に起こる事との
折り合いがつかない事がある
自分の書いた言葉は
救いになっているのか
悲しみを煽るだけなら
つらいなと思うこともある
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水樹奈々さん2010年に
「囚われのBabel」を
書かせて頂いてから
もうすぐ10年が過ぎる
そして今回New albumで
「Light Births Shadow」を。
去年宮野真守君とのDuet
「結界」以来の作品
どんな仕上がりになったんだろう?
発売は12月11日
もしかしたら
誕生日最初に聞く曲?
mizukinana.jp/special/2019_c…
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ソン・シギョンさん
ニューアルバム「君がいるよ」
クリスタル・ケイさんとのデュエット曲「愛はなぜ」
とてもいい仕上がりになった
そしてシギョンさん作曲の「ただ青空であるように」
歌だけでなく彼の作曲のポテンシャルは高い
なによりその声から生まれる旋律は
美しい水の流れのようだ
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はじめてレコードになった僕の作品は
チャゲ&飛鳥の熱風
2ndALのタイトル曲でもある
万里の河がヒットしていた彼らは
TV出演も多かった
まだメールもない時代
書き上げたばかりの詞を
番組の控室にいた彼らに見せに行った
心には空気を伴う記憶がある
あの日の記憶はまさにそれだ
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実は安全地帯との出逢いには
小室哲哉君が絡んでいる
1983年TMでデビュー前
彼がプロデュースしたバンドの
歌詞を書かせて頂き
それを見た安全地帯の関係者が
僕に声をかけてくれた
つまりその仕事がなかったら
その後の僕の人生は
大きく変わっていた
でも小室君はこの話を知らない
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一緒に曲を作った作曲家で
一番多いのは
玉置浩二で198曲
ほぼ安全地帯
実は自分の書いた曲よりも
印象に残ってる曲がある
83年頃北海道の野外ライブで聴いた
「萌黄色のスナップ」
ブレイク寸前の渋谷のライブハウスで聴いた
「ワインレッドの心」
きっとはじまりはあのとき
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A.B.C-Z 5 Performer-Zから
Whippyの視聴が始まった
聴けるのは後半だけど
前半のグルーヴもGJ!!
彼らに書いた曲は
80年代テイストがあって
懐かしさもある
音楽の循環
A.B.C-Zだから新しくなる
abcz.ponycanyon.co.jp/special_4thal/…
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2010年ジュンスの「悲しみのゆくえ」
JYJ「いつだって君に」
2011年東方神起「Winter Rose」
ノンフィクションを
書くわけではなくても
アーティストにとっての
リアリティは意識する
表記上はなにげない言葉でも
そこに血が通ったとき
歌は別の物語になる
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窓越しに
雨音が聞こえると
思い出す歌がある
「雨のパンセ」
田村ゆかりさんには
気がつくと
40曲も
書かせてもらっていた
それは
自分の作品群で
ひとつの階層になった
日々創作してきた中で
高いモチベーションに
なったことは
間違いない
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6月が近くなると
パク・ヨンハを思い出す
玉置浩二が好きだった彼と
浩二のライブに一緒に行った
神戸だったな
そこで浩二に新曲を頼んだ
子供のような瞳で
嬉しそうに笑っていた
Truthとほゝえみをあげよう
時間は戻せないけど
彼の歌はいつまでも聴ける
それは救いだと
今は思う
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歌が好き
演技が好き
そこがはじめに
あったとしても
あたりまえだが
スターは大衆が作っていく
自分のポテンシャルよりも
運や縁を口にするスターは多い
なりたい力の強さも必要だが
求められる力が備わってない人は
やはりたどり着けない場所がある
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「結界」歌ってくれるのか
二人が歌うシーンを観るのは初めて
楽しみな夜になりました twitter.com/miyanomamoru_P…
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1990年頃
TOKIOのデビュー前
ライブ用の作品を
書かせてもらった
当時リリースはされなかったので
ずっと手元に音源がなかった
それが去年やっと手に入った
幻の3曲
その中の1曲
「あゝ青春わからずや」
まだ声が若い
でも あの瞬間
確かに彼らには
未来があった
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6月に
A.B.C-Zのアルバムが
リリースされる
「Whippy」という楽曲で
作曲のmikitoさんとは
はじめてのmake up
パフォーマンスが
楽しみな曲に仕上がった
化学反応が楽しい
感性はBorderlessだ
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最近はコンペが多い
ひとつの曲に
多くの作詞家が
歌詞を書く
採用されない場合
片翼だけの歌が残る
僕が若かった頃とは
ずいぶん変わった
競うスタイルだけが残り
育てる環境が失くなりつつある
その事は少しさみしい