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鏡がなかった時代
人は自分を
なにに映して
自分を見たのだろう
自分を知るためには
他者が必要だったはずだ
言葉だけてなく
表情やぬくもりも
現代は自分を確認する
ツールに満ちている
なのになぜ自分を
見失う人が
こんなに多いのか
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田村ゆかりさんの
Princess ♡ Limitedが
10月に発売になる
はじめての作品から7年
それまでも独特の世界観を作ってきた
彼女の作家群に加わることは
転校生のようで少し不安もあった
でもどの曲も書き手としては
充実感があった
新しい世界は
どう展開していくんだろう
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孤独を覚悟しなければ
友情なんて育めない
お互いにとって
一番いい距離
それは時には
誰よりも遠いことがある
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田村ゆかりさんの新曲
「永遠のひとつ」情報公開
作曲の白戸佑輔さんとは
以前sg WANNA BE+の
作品でご一緒した
今回で2作目
ゆかりさんの作品では
若い世代との創作が多い
僕が仕事を始めた頃に
生まれた人たち
それって心が動く
tamurayukari.com/information/69…
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天の川まで
氾濫したように
ひどい雨
人の都合で
この星は生きてない
それはわかるが
命まで
奪うのは
やめてくれ
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テレビで玉置浩二を見ていた時
僕は彼が練習しているところを
見た記憶がないことに気がついた
どんな時も彼は歌ってる
街も部屋もスタジオもステージも
境界線がないように思える
自分が生きているその場所が
彼にとっては音楽なのだろう
だからいつどこであろうと
彼の歌は本番なんだ
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近寄りすぎず
離れすぎず
その人が
自分では
見ることの
できない
ところを
伝えられるように
そしてそれが
多くの人と
わかちあえるものに
なるように
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毎年
8月6日に
聴く歌
「あの夏を忘れない」
この一日と
どう向き合うか
ずっと悩んでいた
吉川晃司と
出逢ったことは
こういう意味も
あったんだと
この歌を作って
わかった
youtube.com/watch?v=uRTXxI…
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夕方ふとTVから流れてくる
忍たま乱太郎の勇気100%
光GENJI→Ya-Ya-yah
→Hey! Say! JUMP→NYC
→Sexy Zone→ジュニア Boys
と歌い継がれ
1993年の5月から24年
自分をこれだけ
励ましてくれる曲になるとは
思ってもいなかった
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日々作品作りは
思いつめる状態の連続になる
実は性格的に
感情過多になりやすいため
日常生活を送るには
心にリミッターが必要になる
そんな自分を唯一
解放できるのは
ライブかもしれない
あの日安全地帯が
改めて教えてくれた
mghorn.com/news/645/
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「A.B.C-Z 5Stars 5Years Tour」が
リリースされる
Moonlight walkerとWhippy
スタジオで作り上げた歌が
ライブでまた別のものになる
オーディエンスの熱気が加わり
発見も多い
彼らがどんなパフォーマンスを
してくれているのか楽しみだ
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1998年J-FREINDSで
マイケル・ジャクソンの曲に
日本語詞を書かせてもらった
Children's holidayは
優しい歌だ
A.B.C-ZのMoonlight walker
このタイトルには
彼らのダンスに触発され
マイケルへのオマージュも
少しだけ込められている
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陽水さんに
はじめてお逢いした日
スタジオのソファ
隣りに座られて
詞見ていいですか?と
僕の手書きの歌詞を手に...
そして
おもしろい字ですねと一言
「し」ではなく「じ」
この濁点が僕には
流石の陽水さんだった
www6.nhk.or.jp/songs/prog.htm…
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ソン・シギョンさんの新曲
Tweetしてくれてる人がいた
数ヶ月前は
存在しなかった歌が
いまは確かに在る
言葉はあくまで
記号かもしれない
「道を探すせいで
人は道に迷うもの
歩いて行くだけで
いいのに」
そう書いた自分を
その声が
励ましてくれる
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1997年
西城秀樹さんの歌詞を書いた時
作曲とプロデュースをされたのが
YOSHIKIさんだった
彼は海外にいたので
打ち合わせは電話だけだったが
あのしなやかな声は
深く記憶に残った
手術をされるらしい
早く良くなって欲しい
彼の才能を
神様が見捨てるはずがない
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追い風の時は放っておいても
人が集まってくる
しかし一度逆風が吹くと
人の気は離れてゆく
苦しい時に差し伸べてくれた手を
忘れずにいられるかな
耳障りのいい言葉だけでなく
ちゃんと叱ってくれる友はいるかな
ほんとうの事を言ってくれる友は
どれだけいるかな
どこにでもい裸の王様
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声量がある
音程がいい
そこばかり
聴いて欲しがる
歌手がいる
時には
訓練で身につけたモノを捨てて
歌と向かい合う
更に自分と向かい合う
一旦フラットにできたとき
なにが足りないかがわかる
或いはなにをしたいのかがわかる
表現力とは
勇気の力でもある
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ソン・シギョン
ニューアルバムからの一曲
クリスタル・ケイとの
デュエット「愛はなぜ」
英語のデモは
グルーヴを活かしながら書くのは
少しハードルが高かった
でも出来上がった音源には
とても満足
ふたりの声のアンサンブルは
とても美しい
youtube.com/watch?v=TDC_F2…
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葛藤は
表現者にとっては
呼吸のようなもの
意識しようとしまいと
止めることはできない
朗読は道程がなく
完成などないかのように思える
ただその葛藤から
生まれる美しさもある
そして
野島健児君の朗読は
同じ詩を読んでも
二度とない瞬間を捕らえ
美しい風景を見せてくれる
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広島県の子供達の詩を元に
2011年「あの夏を忘れない」
という歌を書いた
今年被爆者の平均年齢が82才
その数も15万4800人余り
いつかその数はゼロになる
去年吉川晃司に
いつか見てもらおうと
「ヒロシマ最後の少年」
という歌詞を書いた
いつか そういつか
youtube.com/watch?v=uRTXxI…
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古い資料を整理していたら
はじめて安全地帯の歌詞を
書いた時のカセットが出てきた
セカンドアルバムの10曲
1曲しか頼まれなかったのに
1週間で全部書いてしまった
それくらい玉置浩二の曲は
刺激的だった
まだ歌詞のない仮歌
いまも失われてない響きがある
天が与えたくれた声だ
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4月8日はパク・ヨンハの日だそうだ
まだ冬のソナタでしか彼を知らなかった頃
「初めて出逢った日のように」の歌詞を依頼された
まだ韓流ブームという言葉も生まれる前
その後に関わる事になる
たくさんの韓国アーティストの
はじまりだった