…という内容だった。印象的だったのでついじっくり見てしまった。
彼らの見方では、その反体制派のラジオ局はメディアのくせにあまりにも偏った見方をしてるから糾弾に値するのだという。そのグループは親プーチン派の市民運動団体で、日常的に反戦デモの直接妨害行動をしており、誇らしげに反対派にスプレーをかける動画を見せてくる。
記者はその後グルジアに飛び、ロシアから逃れた若いジャーナリスト達に取材する。彼らはロシアに独立メディア局を持っていたが閉鎖を余儀なくされて逃げた。現在、グルジアから情報発信を試みているが、あと二ヶ月くらいしか生活資金がないという。でもプーチンが生きている限り戻れないし戻る気もない
次にプーチンの言論弾圧で閉鎖の憂き目に遭った反体制派ラジオ局の人に取材し、脅迫や住居の扉に嫌がらせの落書きが続いているとの証言を取る。その後、嫌がらせをしたグループを突き止めて取材し、先のラジオ局の人が受けた嫌がらせの写真を見せる。グループはあっさり「恐らく仲間がやった」と認める
そのコメンテーターは真顔になり「戦争だからこういうことは起きる」と述べて、「コソボ空爆でもNATOが似たようなことをしたが、西側メディアは何も言いませんでしたよね。あなたたちは自分たちが見たいものだけ見ていて真実をみていない」と反論してくる。記者はひたすら聞く。
テレビつけてたら印象的なドキュメンタリが。フランスの記者が15時間かけてモスクワに行く。最初は一般家庭に宿泊してそこの家の人がウクライナ問題をどう受け取っているかをひたすら聞く。その後、露メディアの有名コメンテーターに取材して、ロシア軍がウクライナ市民を殺しているとの写真を見せる。
フランスの極右が日本を理想と思っているというのは有名な話。
RT そもそも人をじろじろ見てOKなら、不良なお兄さんが出てくる漫画の「あぁ?何見てんだコラ!」が成り立たない。一般に、相手の許可なく凝視は難しい。特に相手が強い場合。視線の向きには序列があることを知らないはずがない
twitter法務担当でフェイクニュースや、女性差別、マイノリティへハラスメント等に対応してきたVijaya Gaddeはマスクの攻撃的な晒しでオンラインハラスメントのターゲットになっているらしい。なお彼女はトランプのアカウント凍結に関わった人とされている nytimes.com/2022/04/28/bus…
同じ話ではないが、イーロン・マスクの言う「自由」もやはり「比較的自由に物おじせず話せる側」の主観における自由のことなのかも。しかし被差別者側は話すたびに多数派に対し物おじし、時に恐怖するのが日常なので、前者がその文脈を知り適切に遠慮する習慣を身につけてくれないと自由に到達できない
あるいは、自分の好きなものを見て欲しいとしたら、そこには個別の作品への愛を超えて伝えたいメッセージがある場合。で、そのメッセージは何?と言うことになりますね。
いわゆる女性向け界隈との付き合いが長い身としては、そもそも「自分の好きなものを、趣向を理解しない不特定多数の人にも見てほしい」と言う願望がまるで理解できない。愛好者だけで楽しめばいいのに
企業広告のミソジニーな表現が問題になるたびに「表現の自由が!」と騒ぐ人たちは自由のためというより、自らが属する文化が覇権をとった状態が揺らぐのを許せないだけじゃないかな
差別に直面した人が言い返せず、凍ってしまうのはある意味常識なので、周りがせめてその人のために反応出来るようにしたいよねという話ですよね。
だから思うのは、何であれ自分が多数派になるたびに自問自答を繰り返す方がいいのではということ。「その決断はあなたを加害者にし、数十年後には汚れた記憶になるかも知れない。それでもいいか。引き受ける覚悟はあるか」と。 そしてその結果は歴史のみが知る。
どんなに生活が苦しくて日々何かの脅威を感じていても、数が多いと言うだけでその集団は実は強い。シス女性もそれに自覚的であった方がよいと思う。同じくらい数が多くて金と権力があるシス男性に対しては流石に力関係をひっくり返すのは困難だが、数が少ない相手にはそれが出来てしまう。
戦前の日本の帝国大学が学問の自由のために作られてなかったと知った時、ちょっと衝撃を受けた。同時に思った。日本の「大学」は果たしてUniversityの訳としてよいのだろうかと。だって後者は学生の組合から立ち上がって自分達が好きなことを学ぶ自由をまず確保したのが原点のはず
アメリカが原子爆弾を作った時、大学の研究資金が減る一方で、軍事研究には豊富な資金が政府からつぎ込まれ、「民主主義の戦いのため」の名目で企業からも大量に軍事研究のため献金あるいは施設使用の提供があった。それで実現してしまった。民主主義と知性の純粋に暴力的な面が出た事例だと思っている
そんなに軍事研究が大事なら、嫌だと表明した人たちに嫌々言うことをきかせる策をあれこれ練るより、どうやったら現状の賛成派で質の良い防衛装備研究云々をさせることが出来るかに頭を使った方がいいと思うのだが
承前)河野太郎氏発言文字起こし 「学術会議の言うとおり防衛省の予算で研究しませんという大学は、科研費全部使えないよ、と、自分でカネ集めてやってください、とそういうふうにすべきじゃないか、ということを言って、文科省が「いやいや……」という感じではありました」 transuniversitynetwork.blogspot.com/2022/04/blog-p…
何重もの無理解が重なっている発言でどこから手をつけていいか分からない。そもそも学術会議はこれまでの方針を踏襲しただけでそれを受けて各大学は自由に判断しているし、防衛省のカネが使いづらいのが先の議論では問題で賛成派も意見を変えたのだし、倫理審査など既存の制度との兼ね合いもある
引っ越し荷物整理してたら出てきた。なんか捨てづらい…
TwitterでHN使って世界中から読めるものを書いてしまって「私人の発言だから守れ、引用するな」と言ってる輩がいるようだけど、Twitterを自宅の庭か何かと勘違いしているのだろうか
引用に対する誤解、長めの論説や学術論文における引用の慣行を知らずに、ネットの無断転載問題だけ知ってる人が多いから「著者に無断で引用はダメ」の誤解が広まるという背景があるかもしれない。
女性が職場でヒールを強制されることに声を上げた石川優美さんはtwitter上で壮絶な罵倒を浴びていた。しかもその上、一部の弁護士を含む人々に煽られたあるユーザーから無理筋の裁判をふっかけられていた。連続勝訴は当然なのだが、醜悪なフェミニズムバッシングの被害例ということは強調しておきたい