上げ馬神事における最大の動物虐待は、馬の身体能力を完全に無視した壁を乗り越えさせること。あきらかな動物愛護法違反にもかかわらず、三重県の無形民俗文化財に指定されているため県内では違法性を指摘できないのだ。青木先生は「この状況を打開するには、無形民俗文化財の取消しが必要」という。
それには全国から現地へ多くの声を送る必要がある。三重県教育委員会、桑名市教育委員会へ「上げ馬神事の無形民俗文化財指定取り消し」の要望書の送付、署名活動は有効だという。ちなみに「廃止」の声も多いがこれはほぼ不可能。廃止の決定権は多度大社にしかなく、外圧で行われることはないからだ。
青木先生は「人と動物の共生のための連絡会」代表として、2011年に上げ馬神事について動物愛護法違反で告発するも不起訴になっている。その理由を検察に訊くと「神事が動物虐待だと指摘する人がいない」から。それだけにSNSで多くの人に知られた今回の事は、坂と呼ばれる壁を本当の意味で崩す好機。
壁の存在が歴史的に証明できず、明治時代に日本に輸入されたサラブレッドを使用し、動物虐待=動物愛護法違反で、国際社会のなかで認められないことは国会で審議されている。三重県知事や三重県警などに、国会で取り上げられた問題を放置しないよう意見書を送ることも有効だ。
青木先生は乗馬歴50年で今も現役のホースマン。こちらは先生が代表の「動物との共生を考える連絡会」のサイト。2003年から上げ馬神事の視察を開始して書類送検の2011年からしばらくは暴力行為は沈静化したものの、3年程で以前の状況に戻っている。 dokyoren.com/%E4%B8%8A%E3%8…
上げ馬神事の騎手のなり手不足について、 青木先生によると、少年騎手は1か月程度の乗馬レッスンしか受けられず、当日は恐怖でパニックに陥ったサラブレッドに跨りぶっつけ本番で壁に挑むという。指名を避けるため子どもの住民票を移す親もいるというのも頷ける。壁廃止を願う地元の方も多いのだ。
以上のことがわかると、本日の朝日新聞の記事の意味が読み取れるはず。国会で審議された問題でありながら、三重県の指導が生ぬるいのは県の無形民俗文化財に指定されているから。馬の生命を奪った壁について触れず話題は周辺暴力のみ。根本の問題解決ゼロ。全国の声を抑えるパフォーマンスでしかない。
20年来、上げ馬神事の問題を指摘・改善ついて取り組まれている「動物との共生を考える連絡会」代表・獣医師の青木貢一先生から三重県、三重県警察、三重県教育委員会、多度大社に要望書が送られてました。先生曰く、全国からの声が必要です。スレッドも是非お読みください。 twitter.com/jawstokyo/stat…
上げ馬神事について、獣医師の青木先生がブログ更新。繰り返しの指摘を多度大社と御厨が無視し続け、馬の骨折・安楽殺の原因追及もなく、三重県や県教育委員会、三重県警が容認してきた経緯が書かれています。 独語69 多度大社上げ馬神事 2 | 青木犬猫病院 AOKI PET'S CLINIC aoki-pets-clinic.com/%e7%8b%ac%e8%a…
馬はどうやって用意? 予測通りだが、この土地に自分で馬を可愛がって飼っている人はほぼゼロ。レンタカーと同じ扱い。坂と壁を見直してもこれまでの経緯から、動物福祉に則った運営は無理だろう。 どうなる?上げ馬神事 “15年間で4頭殺処分”の波紋 - まるっと!みえ - NHK nhk.jp/p/ts/2W7WM664Q…
先日、上げ馬神事に関する意見書について三重県から返信があった。予想はしていたが徒労感溢れる内容。ふと思いたって上げ馬神事・三重県返信で検索すると5/22、6/7に受け取った方の投稿があり、ライン部分以外はまったく同じ文章だった。こちらが思う以上に事態が動いていないことだけはわかった。