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#鎌倉殿の13人 畠山殿、「あなたは分かっている」で既に言葉は尽くしたから、最後に肉弾戦で殴り合ったのは「あなたが蹴落とした者たちの痛みを忘れてくれるな」なんじゃないかと。直接殴って心身に刻むために、最も小四郎が食いついてくる太郎を狙ったのだと。
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#鎌倉殿の13人 思えば序盤は田舎の中規模土建業「坂東土木」の話で現場の統率力とか体力とか技能が大事だけど、今や国家予算と絡むスーパーゼネコンでIT必須、法務知財の人材求む的な感じかと。そんな中で上総殿は「メールも出来ないおじさんがExcel始めました」だったんよね、泣ける、改めて泣ける
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#青天を衝け 長寿の人物を江戸から昭和に向けて一気に描いたのと、あと脚本家自身が、歴史の偉人じゃなくて、どこまでも1人の血の気の多い青年の一代記として愛をもって描き通すことで、歴史が現代に一気に繋がる大河になりましたね。大河視聴の入り口として幅広くお勧めしたい名作だと思います。
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#鎌倉殿の13人 改めて死は生の帰結だと思いました。義経はいくさの中で高揚の笑いの中で、蒲殿はまっすぐに未来を信じ、八重は子への愛の果てに。頼朝は安達殿と2人、坂東にやってきた時と同じように、罪も後悔も功績も抱え込んだまま、安達殿だけに見送られて。
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#青天を衝け 今日の回ずっと、現代の私達が後年徳川慶喜という人物について「なぜ?」と感じることそのまんまで、多分次週からその答え合わせをするのだと思う。栄一がパリにいることを逆手に疑問点を整理しています。少なくとも慶喜様の直接の言葉を聞かねばと思ってしまう。本当に巧みな構成です。
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#MIU404 人生で若くして一度死の淵を覗き込んだひとに、死んでもいい男の役を振るとはまた壮絶ですよ
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#鎌倉殿の13人 小四郎もう、ほとんど父上のことを父上と呼ばない、「あなた」とか「執権殿」とか。
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#鎌倉殿の13人 りくは夫の決意を聞きながら、頭を猛回転させて、最も夫の命を助けられる可能性の相手、つまり政子に縋ることだと正確に判断したわけで。本来そういう、交渉と政治センスのある人でした。
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#どうする家康 接待と言ってずっと同行して、誰が近侍にいて相手がどんな行動パターンか見定める。接待のためと道を整備してインフラを整える
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#NHK紅白 えとですね、この渋オジたちのユニットは、若い方に説明するなら、40年後に米津玄師と星野源と野田洋次郎がユニット組みました、みたいな驚きです
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#青天を衝け 推しの素晴らしさを言い残し、推しに呼ばれて天に召される。岩倉様、オタの理想オブ理想の逝き方やん…
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#鎌倉殿の13人 平家が滅んだ時、政子相手に「九郎がやってくれた」って泣いたことがきっちり楔になってて、決して兄として憎かったわけじゃないと分かる。私情と政治上の利害をスパッと切り離して振る舞えることが、頼朝の政治家としての強烈な強み。モンスターとしての凄み。
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#どうする家康 あの実力主義で無礼で礼儀なにそれ美味しいの食えねえならどうでもいいで、生半可な求婚には「殺すぞ」って返す大鼠が、トドメを刺してこと切れた瀬名に平伏したその瞬間のざわっとする感じ。相手の真の覚悟や器は見抜く大鼠。
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#鎌倉殿の13人 そりゃ確かに頼朝は坂東武者の面々を心底は信じてなかったし坂東武者の方もそれを勘づいていたけれど、表向きの言動は取り繕っていて、やっぱりそれは大事なことだったのです。建前でも「それを言っちゃあおしまいよ」という。
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#麒麟がくる 現実主義に見えた伊呂波太夫、実は「推しの生きる世界は清らかで安全であってほしい」と願いドボドボ貢ぐ強火担
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#鎌倉殿の13人 お父ちゃん、義時の出方をはかったね。義時がやろうって言ったら絶対佐殿の首取ったよね。やはり怖い人だよ。生き延びるために、あんなに嫌いな大庭にもきっと頭下げられるんだよ。同じくらい、好きだと思っても手をかけられるんだよ。
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#どうする家康 この、いかにも宗教なんか信じてなさそうな正信をどんな動機づけで一向宗側につけるのかと思ってたら、ただ1人の、妻でも恋人でもない、幼い頃に失った女の為っていう、むせかえるようなロマンチックにするとは…やられたよ…
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#鎌倉殿の13人 実朝様、良い子で感受性が豊かで口数少なくてそんな子が孤独に沈んでて信頼できる人が周りにいなくて、そりゃもう文学と相性抜群やん…
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ポテサラも餃子も旅館飯も、TLで異議と怒りの嵐が荒れ狂った後、皆さんの素敵レシピや自分が美味しかった旅館の思い出とかがわーっと出てきて浄化されるの、腐海が水を浄化するナウシカの世界みたいでTwitterだなーって思う
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#鎌倉殿の13人 ひどいけど丹後局は多分まだましな対応なんだろうな、本当にひどかったら取るものとって陰で嘲笑って肝心なことは何も教えてくれないだろう。こうしてマウンティングされながら何かを学んでいくことに、りくや亀相手に政子は経験を積んでいるけれど…
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#鎌倉殿の13人 泰時なりに、父を力づけるために父が慕った鎌倉殿の不名誉な死因の噂を晴らしたかったのだろう。死者の尊厳を回復したかったのだろう。政治の力学に奔走する人々の中で、ただ、死者に寄り添って。
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#鎌倉殿の13人 同じ血縁の死でも、濃密な血族の愛の結束で育って、じさまを生かしたかった義時の痛みと、幸も愛も希薄な人生で最初に得た愛息を殺された頼朝の痛みでは、到底交錯しないような気がするんよ。最初の、1人の幼児殺しが消えぬ縁になって、源氏と坂東武者に小さな亀裂を入れるんよ…
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#青天を衝け かつて、私は輝きがすぎるのだと腹心の部下だけにもらした慶喜様は、過激派の部下の暴走で何度となく重臣を失ってきた慶喜様は、自分が何か言葉を発して、意図しない意味に受けとられて火に油を注いだらと思えば、もう誰にも何も語れなかったのではないかと思うわけです…
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#鎌倉殿の13人 愛妻を失って気力が挫けて、かろうじて権力闘争のチキンレースから穏便に降りられる可能性のあったのを、方々にばら撒いてきた小四郎の人望が陰謀の場にまた彼を引き戻すのはやるせないなぁ…
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#青天を衝け 安政の大獄の根っこが、蔑ろにされた青年の怨嗟に文人ゆえに強く共感しすぎた男の復讐の代理執行であったり、田舎の青年の功名心の高まりが周囲につられるさまとか、「どうしてそうなるか」にきちんと想像力の色がつくだけで、わかりづらい幕末が格段にわかりやすくなるんだなぁ…