26
#鎌倉殿の13人 自分の刀が失われていることで、これが偶発でなくて仕組まれたことだと気づく上総介の絶望の表情、頼朝の小四郎への「来ればお前も斬る」で首謀が誰か気づいた更なる絶望
27
#鬼滅の刃 この漫画ね、最初から最後まで「負荷が限界超えたら人は壊れて取り返しつきません」をきちんと描いてるので、そこが辛くもあり好きなのね。心はどこまでも強くなるけど入れ物は壊れるよ、大事にしようねって、この物語で育つ世代に伝わるといいなと思ってます。
28
#MIU404 ここまでずっと、桔梗ゆづるが何故管理職なのか、細部まできちっと描かれてるのが地味ながら見事なとこ。麦の捜索中、桔梗は常に冷静を保ってた。テンションがフィジカルや環境で上下しないのは管理職の第一の条件。そして常に未来を見据えたビジョン。そりゃ出世する。
29
#鎌倉殿の13人 九郎は、最後に小四郎が深々と頭を下げたのは見ていない。気にもかけてない。無邪気に武蔵坊の最後の戦いを見ている。そういう人としての欠点、そういう人としての底知れぬ魅力の九郎義経でした。
30
#鎌倉殿の13人 巴は妻妾ではない、部下で仲間だよ!と言ってきた和田殿を失って最後に「和田の妻である」と名乗って生き延びる巴、最高だったよ…
31
#どうする家康 この藤吉郎、親切にしてくれるし沈みがちな場を明るくしてくれるし、取りなして説明してくれるのに、ぜんっぜん「良い人」には見えないの。目が笑ってないムロツヨシ怖い(画面の端でもニヤニヤしてたりゆらゆらしてたり)
32
それ以来、心身が弱って「選ばなかった道の悪魔」が肩を叩く日にも、あまり後ろを見なくなりました。
それで人生の生傷がなくなるわけじゃないけど、傷が膿みにくくはなります。でも、そんなことを教えてくれるその人は、自分が言ったことをすぐ忘れちゃって「そんなこと言ったー?」
33
#鎌倉殿の13人 嫌いなもの食べられる(=補ってくれる)ようにしてくれる女と、冷静に「あんたずるいし迷惑だから出てって!」って面と向かって言える男を、野心のひとたらしは必要だと判断した。ひとたらしは、望めば誰でも手に入れられるから、普段はぼんくらのふりで人定めをしている
34
#鎌倉殿の13人 なぜ私の愛しいひとは死なねばならなかったか、を経験不足の狭い視野で突き詰めすぎて過剰にスピリチュアルにはしる若い娘と、同じ問いかけを抱えつつまだ世知がある分、それがボランティアや博愛に向きすぎる女
35
#おかえりモネ 凄いぞ!「どうしたの」どうしました?じゃない、このたったの五文字一言で、この人の中で何かが確実に一線超えたって、ずっと見てる私たちにはわかるんです。これが15分を毎週5回繰り返す時間枠の底力。
36
#鎌倉殿の13人 憎くて殺そうと思った相手から形の上でも褒められて、その体制の強化に加担した形になって、その美談が数百年の後にも語り継がれてるって、本人にとってどんな地獄の業火よ…
37
#鎌倉殿の13人 最初からずっと、時政パパの愛嬌を伴う政治力って、「身の回りの人を喜ばせたい」が源泉だったよね。こういう人は社長さんとか議員さんにもいる。概ね人柄の良い人だ。だけど人脈重視で時に変なことに巻き込まれたり、つけ込まれる。
38
#鎌倉殿の13人 自分は汚れ仕事にまみれて、無垢の手のまま残した姉と長男が、その手で義時を守った…
39
#鎌倉殿の13人 なぜ私の息子は赤子のうちに殺されねばならなかったのかを抱え続けた女が、それを昇華させて天に召されて、引き換えにその息子が、なぜ私の母は私以外の他の子らの幸福を願った挙句に私の手から奪われたのか、を抱える話
40
#どうする家康 「待ってろよ竹千代。俺の白うさぎ」このセリフだけで脚本の古沢さんを信じてついていこうと決めた
41
#鎌倉殿の13人 善児とトウを連れてきたってことは、一幡を生かして逃すつもりはなかったでしょ、義時がつけたのなら泰時の覚悟をまだ信じてないってことでしょ、若い頃の自分そっくりだから。
42
#どうする家康 ただ首桶であるだけでなく、ずらっと並んでみたり、覗きこんだら塩が詰まってたり、周囲に羽虫が飛んでたり、頭頂部のみ見えていたり、とかくマイナーアップデートを怠らない勤勉な首桶先輩
43
#鎌倉殿の13人 最初から見てきて、私ら本当に少しずつ毒を飲んでいって、段々と毒の量に慣れていったなぁと思うの。主人公が主君の幼い愛児を「最初に殺せ」と自分の息子に指示して、そうなることを仕方ないと思えるくらいの毒の量に。
44
#鎌倉殿の13人 若い頃に亀に「あなたは憧れの存在にならねばならない」って言われて、必死に悲しい人生を生きぬいて、いま若い女性に憧れですと言われるようになった…
45
#鎌倉殿の13人 政子、駆け寄る前に義時にいいのか確かめてる。自分のこの振る舞いが政治的な意味を持つものだと直感してる、このセンス。同時に頼朝にとっても、政子はある意味、同じ芝居の場に乗っている共演者。芝居の場でないところに安息が欲しいのかもなぁ…(ため息)
46
#鎌倉殿の13人 効いたんだよ、オンベレブンビンハ!時政も、りくも死なずにすんだ。完全じゃないけど、流罪になっても死ななかった。互いにはなむけも送った。効いたんだよ、大姫の呪文。(タグつけて再掲します)
47
#鎌倉殿の13人 りくは夫の決意を聞きながら、頭を猛回転させて、最も夫の命を助けられる可能性の相手、つまり政子に縋ることだと正確に判断したわけで。本来そういう、交渉と政治センスのある人でした。
48
#鎌倉殿の13人 和田殿が巴をそばめ扱いしてなくて、ちゃんと武人として相対してるの、この激辛スパイスカレーにおける福神漬けみたいに小さな救いだよ
49
#鎌倉殿の13人 あの愛情深い父と賢明な息子の訣別は目前ですよ、修復の可能性なんかもう無いのに、三谷氏はこの場面で笑わしにかかって、おそらく多くの人が思わず笑っちゃうんですよ、凄いですよ、恐ろしいです。こんな奇妙な矛盾と高揚はこの人にしか描けない。
50
#鎌倉殿の13人 息子は、腹心の言うことを優先して母に本音を語らなかった。そして母は本来なら息子に渡すだろう夫の形見の観音を自分の弟に手渡してしまった。