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誰と仲良くしても相手が嫉妬してこないから理不尽な不満が湧いて「嫉妬のひとつぐらいしてみたらどうです」と挑発したら舌打ちをされ素早く壁際に追い詰められ腕をまとめられ「俺がいつもどれだけ努力して嫉妬を抑えていたか分かるか」と囁かれるから、怖いはずなのに歓喜に震えながら首を振ったら良い
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フリルワンピを着れば「痛々しい」と言う。花柄ワンピを着れば「没個性」と言う。ボーダーワンピを着れば「モテない」と言う。ロックTを着れば「クソサブカル」、ヒョウ柄を着れば「ヤンキー」、チェックシャツを着れば「オタク」と言う。嫌がらせでしょうか?いいえ、「親切で言ってるんだよ」な社会
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「人間は、好意を持っている相手のことは気づかない内によく名前を呼んでしまう」そうです。「君ってさ、他の人のことはあんまり名前で呼ばないけれど、僕のことはよく名前で呼んでくれるよね。それ嬉しいんだ」と打ち明けられて、自分の無意識にひそんでいた恋心をその時初めて自覚する人がいれば良い
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「つい名前を呼んでしまうのは好きな人だから」という説と「名前を多く呼んでくれる人を好きになる」という説を合わせると、夢が広がっていますね。片思いの相手が「名前以外も僕のものになればいいのに」と名前を呼んで、呼ばれた側はその声に少しずつ惹かれていく。可愛らしい恋の始まりだと思います
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相手を甘く噛むって、内に秘めた捕食本能が現れるようで好きな癖です。興奮して首筋を噛むのも良いし、内腿を噛んで独占欲を示すのも良いし、約束するかのように左手薬指を噛むのも良いし、気を引くために小指を噛むのも良い。噛まれた相手が、薄く跡の残る肌を愛おしげに撫でたら特に良い
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未知の快楽を相手に与えられて、本能的に「気持ちいい」より先に「怖い」と感じてしまう姿に惹かれますね。「ダメ。無理。これ以上はおかしくなる」と明滅する頭で思って、イヤイヤと首を振って。「大丈夫だよ。大丈夫だからね」とあやすように撫でられて、子供のように相手に抱きついてしまえば可愛い
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自分も悪口を言っているのに他人が相手の悪口を言うと怒り出す、相手が褒められていると黙っていられない。一見相手を嫌っているような言動に宿る「俺が一番あいつを知っている。他の人間には口出しさせない」という子供じみた独占欲はいじらしいですし、世界はそれを愛と呼びます
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犬っぽい恋人は素敵です。喜怒哀楽の表現が豊かで、名前を呼ぶだけで尻尾を振るうようにして近づいてきて、言葉でも直球に「愛してる」と口にして、尽くしたがりで、人懐こっい。従順で誠実な姿に相手もすぐさま絆されて、「君がいないと生きていけない」と気づけば主従関係が逆転してしまうのが魅力的
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大人同士だからこそ、"寝かしつける"という姿に惹かれてしまいます。寝ようとしない相手をベッドに引きずり込んで、抱きしめて、「ほら…いい子だから」と身体を優しくたたいてあげて。柄にもなく穏やかな寝息が聞こえてきたらホッとして、自分も意識を手放して、引っ付いた2人で幸せな夢を見たら良い
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声に出して甘えられない人には、なにも口にされずとも甘やかしてあげられる恋人がいてほしいですね。ただ黙って落ち込んでいたら、隣に座られて「おいで」と腕を広げられるので。思わずその腕の中に沈み込んで、「大丈夫だからね」と囁いてもらえる幸せを実感して、辛いのに嬉しくて泣いてしまえば良い
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年の差CPの場合、経験豊富な年上が無垢な年下に悪いことを教えこむのも良いですが、イケナイ年下が清純な年上に悪徳を教えて自分好みに変えていくのも素敵です。「キスのねだり方も知らないの?」と笑う年下も、赤くなって「…知らないから教えて」と呟く年上も互いに、相手の姿に煽られていれば良い
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相手が初めての人で、キスもセックスもすべて教えてもらって幸せで、「絶対に離れられない」と思うのは純愛ですけど、関係を持った人は大勢いて、自分は特定の恋人は作らなくてもいいと思っていたのに、相手に出会って惚れ込んでしまい相手一筋になって、「絶対に離れられない」と感じる純愛も好きです
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相手のことを想いすぎるあまりに、「本当に自分でいいんだろうか」の考えが捨てきれない人がいじらしい。「この人ならもっと素敵な人ともっと幸せになれるだろうに」と、無意味な想像は止まらなくて。ふとした時に「君ならもっと」と声にしてしまって、「あなた以上の人はいないよ」と断言されたら良い
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年の差CPの場合、年上が年下を純粋な子供扱いするために年下が怒って「知ってました?私はもうそんなに子供じゃないんですよ?」と関係を壊す言葉を放つのが好きです。近づいて「あなたが知らないことだってイロイロ知ってるんです」と年上に触れる年下の手は、しかし言葉とは裏腹に震えていて欲しい
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肌を重ねている最中に、必死で声を我慢しようとする恋人に、声を出させようとする流れが艶めかしいです。きゅっと噛み締めた唇に舌を這わせて、思わず薄く開いた口に大人のキスを仕掛けて。気づけばキスがあとを引いて、閉じられなくなった唇から甘い声が溢れてくれば「可愛い声」と笑ってあげれば良い
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5月5日はこどもの日です。つまり、おじさんが、小さい頃から知っている少年を「柏餅食べたか?」とからかったら、壁際まで追い詰められ突然深いキスをされ「もう、僕は子供じゃないって分かりましたか?」と言い放たれて、彼の低い声の響きを、おじさんが忘れられなくなってしまう日です
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「ハグをするとストレスの3分の1が消える」との説があるそうですね。疲れて言葉を発する気力も失っていた人が、相手にキツく抱きしめられた瞬間に身体の力が抜けて息がしやすくなっていくのが分かって。「大丈夫?」の声に「今、君のおかげで大丈夫になった」と自らも腕を回して、甘えきったならば良い
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甘いものが好きな人は寂しがり屋という説は可愛らしさの塊です。お菓子が大好きな恋人をからかうつもりで「甘いものが好きな人は寂しがり屋って言うんだってよ?」と言ってみたら甘いキスをされて「じゃあ甘いものが必要なくなるくらい、めいっぱい甘やかしてよ」と言われるので、頭を蕩かされたら良い
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「つい名前を呼びたくなる相手には、好意を抱いている」との説があるそうですね。無自覚の内に恋心を抱いた人が相手のことを、気付くと目で追ってしまって、気付くと声を探していて、気付くと名前を呼んでしまっていて。ひとつひとつは小さなことであっても、重なった末の想いは隠しようがなければ良い
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世界中を敵に回した恋。ドラマティックなのは?
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甘え方を知らない不器用な人が、いちいち「………キスしてもいいですか?」「撫でてほしい、です」と声に出して相手に了解を取ったりねだったりする姿は可愛らしいですよね。相手は「たまには急に甘えてくれてもいいのに」と思いながら「嫌なわけないよ」と笑って目を閉じたり手を伸ばしたりしたら素敵
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今日6月12日は恋人の日ですね。恋人の関係に自信が持てなかった人が好きです。「愛してる」と言われたことがなかったから、何度唇を重ねても何度肌を合わせても「この人は優しいだけだ。勘違いしちゃいけない」と自分に言い聞かせていた人が、今日初めて「愛してる」と言われて泣いてしまったら良い
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8月8日は「世界猫の日」です。猫といえば噛み跡をつけてくる動物ですが、人間が肌を重ねる最中相手に噛み跡をつけてしまうのは「可愛くて仕方なくて食べてしまいたくなるという、捕食本能の現れ」説が好きです。夢中で跡をつけてしまい、後で恋人に責められて「凄い可愛かったから…」と呟いてほしい