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相手の前でしか泣けない関係は美しい繋がりに見えますね。人前ではどんなにつらくても毅然としている人が、恋人に「つらい時は泣いてもいいんだよ」と頬を撫でられたらスルスル涙を流し出して止まらなくなって「よくがんばったね」と頭を撫でてくる手のあたたかさに涙の冷たさを忘れてしまえば良いです
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与えられる快感に弱い身体をしているために、キスを繰り返されるだけで全身の力が抜けてしまう人がいじらしい。舌が絡み合うたび脳がピリピリ痺れて足がガクガク震えて、すぐに崩れ落ちそうになってしまって。次第にもたれかかることになって、最後には相手に抱きかかえられる形で唇を重ねていたら良い
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甘えてこない人を、無理に甘やかす姿には胸がときめきますね。嫌なことがあってもなにも言わずに耐えようとする人を、キツく抱きしめて鼻先にキスを落として「大丈夫だからね。僕がここにいるから」と告げて。「なんでそんなこと…」と訴えられたら、「したいからしてるだけだよ」の一言で封じれば良い
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3月3日は耳の日。行為の最中、耳をなぶられたり甘噛みされたりすることから快感を拾うよう相手に教えこまれた人が、外出先で相手の戯れで耳をいじられて、反射的に赤くなって膝の力が抜け「どうしたの?」と悪戯っぽく笑いかけてくる相手を潤んだ瞳で睨みつけることしかできなくなる姿に夢見ています
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11月11日は宝石の日です。瞳に惚れ込んで恋に落ちる話は美しいですね。相手の瞳にうっとり見惚れながら日々宝石に例えて「綺麗だよ」と褒め称える人が、記念日に「君の持つ宝石には敵わないけれど…」と言いながら、相手の瞳色の宝石アクセサリーを贈る姿は真のロマンチストの趣があって惹かれます
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他人から愛情を注がれたことがなかった人の空っぽの身体に自ら溢れんばかりの愛情を注ぎ込んで、自分から決して離れられなくする刻印づけの愛の形に惹かれます。「君に出会わなければ1人で生きていけたのに」と甘えられて、ひっそり微笑みながら「もう1人で生きていかなくていいんだよ」と返せば素敵
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体格差がある2人は並んでいるだけで物語になりますよね。体格のいい人が一回り小さい相手を見下ろして「こんな子供みたいなのに」と背徳感を覚えるのも良いですし、細い人が体格のいい人にしがみつくように抱きついて「落ち着く」と呟くのも良い。体格差があると、相手の服を着る話も映えるから素敵
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「おいで」の一言は、艶っぽく口にされてほしいです。いつもは余裕たっぷりの人を、囁きで視線で指先でグズグズにして、あなたのことしか考えられないと訴えかけてきた相手に微笑んで、「おいで」と呼んで。誘われるまま落ちてきた身体を抱き込んで、「もっと何にも考えられなくなろうね」と弄べば良い
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キスマークは嵐のような夜に、無我夢中でつけてほしい。肌を重ねている時は気づいていなかった相手が残した独占欲の証に、事後の気怠い身体で気づいて。「自分のものにはなんでも名前を書く子供みたい」と思うけれどそこまで激しい愛を見せられたことが仄かに嬉しくて、そっと指を這わせてしまえば良い
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誰彼構わず「愛してるよ」と愛を振りまく人と、その人に「本当はあなた、人を愛したことないんでしょうね」と言い放ち、色を失った相手に「お前のことは嫌いだよ」と呟かれて「そう言われる方がまだマシです」と笑う人の組み合わせが好きです。皆を愛する人の唯一の嫌い、には夢と価値がありますね
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両思いなんだろうとお互い分かっているけれど、もし付き合ってしまったら別れる日が来るかもしれないし関係性が変わって今までのように接することができなくなるかもしれないと思うからあえて恋人になる道を選ばず、親友として関わり続けることを選んだ友達以上恋人以上の2人の人生を見守っていきたい
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生きていく過程で無理して笑う癖を身につけて笑顔を手放せなくなってしまった恋人が、眠りについている時だけ無表情をさらしてくれるものだから、その安らかな頰にそっと触れて「…楽しくない時は笑わなくてもいいのに」と呟き、この顔を見れるのは自分だけなんだなと少し寂しくなるのがほろ苦くて素敵
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表情が変わらないから何考えてるか分からないと思われてる人と、その人と仲が良く「あいつ分かりやすいじゃん」と言ってのける人が好きです。「機嫌良い時と機嫌悪い時で全然違うよ?」と平然としていて。それが分かるのは、自分が相手をいつも見ていて、相手に心許されてるからだと自覚が無ければ良い
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相手に焦がれた期間が長かったあまりに、両思いになっても片思い時代を引きずってしまう人がいじらしい。少し甘えられたり戯れられたりするだけでいちいち固まって、毎回「恋人なんだからこれぐらい当然だ」と言い聞かせて。言い聞かせた後「そうか、もう恋人なんだ」と自覚しては狼狽えていれば良い
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身長差がある2人は、意図せず上目遣いになってしまうから素晴らしいです。背の高い自分を見つめる瞳が、隔てる距離のため愛らしく輝いて見えるから「可愛い目しちゃって」と口にすれば、身長差を気にしている低い相手はからかわれたと思って視線を外し、「可愛いって褒めたの!」と慌ててしまえば良い
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甘えられない人を、「おいで」の一言で甘やかす人が美しく素敵ですね。弱っているのにそうとは言えずに閉じこもっている相手に、「おいで」と声をかけて、濡れた目に微笑みかけて手を広げて。膝の上で丸まった身体を何度も何度も撫でながら、「君は大丈夫だよ」と欲しかった言葉を与えてあげたら良い
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あなたの好きな片思いは?
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容姿に自信がない人が「可愛い」の一言に甘やかされて絆されてゆく姿に惹かれます。「可愛くなんかないよ」と冗談にしようとした一言を、「可愛いよ」という真面目な声で受け止められて、顔を両手で挟まれて「嘘じゃない。世界一可愛いよ」と見つめられるから、思わず泣き出しそうになってしまえば良い
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感情表現の少ない相手を、表情や声の響きで理解している姿に愛を見てしまいます。第三者から見たら、無表情で無口で何を考えているか分からない人でしかないから、「あんな分かりにくい人とよく一緒にいられるね」と言われてしまうけれど、言われた側は「分かりやすいよ」と不思議そうにしていたら良い
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「なにもしない」と誓った上で同じ部屋で眠る2人が可愛らしいです。「なにもしないよ」と誓ったから相手の首筋に浮かぶ汗からもむき出しの手足からも目を背けて眠ろうとしたのに、「ねぇ」と小さな声で呼ばれて「ほんとに、なんにもしないつもり?」と尋ねられるから、理性のタガが外れてしまえば良い
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素直になれないから「好き」なんて口にせずいつも相手を粗雑に扱う人が、相手に「でも結局俺のこと好きなくせに~」と言われた時にうっかり反論を忘れてしまい忘れた理由にじわじわ追い詰められて「え?ほんとに?」と嬉しそうに顔を覗き込む相手に小さく「うるさい…」しか言えなくなるのが可愛いです
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最初は自分が年下を翻弄していたのに気つけば年下が大人びて自分を翻弄してくるので、からかうつもりで「初々しさが消えてつまんない」と言ってみたら、傷ついた顔をするかと思ったのに微笑まれて「あなたの教育の賜物ですよ」と口付けられるから、小さく「育て方間違えたよ…」しか言えなくなれば素敵
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楽しくもないのに癖で笑ってしまう人の寂しさに惹かれます。つらいことがあっても優しく笑っているものだから恋人は無性に腹が立って頬に触れて「つらいことがあった時ぐらい悲しい顔しろ」と言うけれど、笑う癖がついた人は驚いて目を瞬かせた後はまたいつもの笑顔に戻って「無理だよ」と言ってほしい
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相手と肌を重ねてから、顔を見るだけで身体が熱くなってしまう人が愛しい。以前は普通に目を合わせて話すことができたのに、目を見れば「あの目がどれだけ熱っぽかったか」唇を見れば「あの唇がどれだけ柔らかかったか」手を見れば「あの手にどれだけ乱されたか」とよぎって、視線を離してしまえば良い
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片思いの時間が長かったから、付き合い始めても未だに自分ばかり相手を好きでいる錯覚をしている人が愛おしいですね。相手に手を繋がれた時、恋人同士ならば普通のことだと分かっているのに手に汗をかいて心臓がうるさくなって「こんなに緊張してるってバレたら嫌われちゃう」と思い込むのが可愛いです