1776
苦しい時に、言葉を交わさず寄り添う2人の姿に心惹かれます。どれほどつらくてもつらいと口にできない人が、相手の身体に抱きついて声をもらさないよう必死に唇を噛みながら涙をポタポタとこぼして。黙って背中を撫でていた相手も、心情を察すれば我慢できなくなって、気づけば貰い泣きしていたら良い
1777
つらい時でもどうしても、相手の負担にはなりたくなくて、寄りかかることができない不器用な人がいじらしい。相手は声にされない苦しみを読み取って抱き締めて、頭を撫でながら「自分が負担になってるとか思わないでね」と囁いて、「いま無性に君を甘やかしたくなったからしてるだけ」と包みこめば良い
1778
"看病する"姿からは、確かな愛を感じ取れますね。平気な状態ではないのに、「平気だよ」を繰り返す愛しい人に「今ぐらい正直な姿でいてよ」と頼んだのに力なく笑われて。「君の方が平気じゃなそうだね。大丈夫?」と尋ねられるから、「こんな時まで人のこと……」と嬉しさと苦しさの両方が湧いたら良い
1779
愛が溢れているからこそ、"看病される"という姿に惹かれます。普段は強気な人が体調を崩して、いつもだったら払いのけていたかもしれない丁重に自分を気遣う手を受け入れて、「1人にしないでくれてありがとう」と呟いたら微笑まれて、「普段からこう素直だったら楽なのにな」と撫でられてしまえば良い
1780
肌を重ね終わってすぐ、熱の冷めない身体で相手に甘えてしまう人が可愛らしい。「抱きしめて」と自分から腕を引っ張って、望み通りに包み込まれて。「どうしたの?」と尋ねられたら、「いま、君のおかげで身体がじんわりあったかいから。まだこの熱逃がしたくない」と、自分からも抱きしめ返したら良い
1781
肌を重ね終えても、相手に抱きついたまま離れられなくなってしまう人が愛おしい。「いつまでベタベタする気?」と呆れられても、「子供みたいだなぁ」と溜息つかれても、腕の力を緩めはしなくて。「どうしたの」と尋ねられて始めて、「……いま離したら、幸せも君も消えちゃう気がする」と答えれば良い
1782
"口に指をいれる"という行為に、倒錯したエロティシズムを感じます。「口を開けて」と優しい声で命令をして、おずおずと開いた口内に指を差し入れて、最初は柔らかな粘膜をなぞる程度だったのに次第に力をこめて刺激するようにして、「口いじられただけでだらしない顔しちゃってるね」となぶったら良い
1783
口内の上顎は、人体でも指折りに敏感な箇所だそうです。口を開けるように命令して、指を突っ込んで、なめらかな上顎を刺激して。どんどん顔を赤くして瞳を潤ませる相手に、「こんなとこ触られて気持ちいいの?」と尋ねて、声を出せないために頷かれたら、「君って変態さんだね」とさらに踏み躙れば良い
1784
普段は、笑ったり怒ったりと表情が忙しくて口もうるさい人が、色めいた空気になった途端にただ黙って目だけ潤ませながら赤くなってしまうのが艶めかしい。見ているだけで自分に余裕がなくなっていって、「いつもみたいにして」と頼んだら、「今はあなたのことしか考えられない」と煽られてしまえば良い
1785
色めいた空気に耐えきれずに饒舌になって、意味のないことをペラペラと口走ってしまう人が愛くるしい。上手く緊張を誤魔化せたと思ったのに、相手に見つめられて、頰に手を添えられて、「緊張してるからそんなにうるさいの?」と囁かれたらもう反論できなくて、「可愛いね」と口付けられてしまえば良い
1786
喧嘩をして、お互い言いたいことを言うだけ言ってスッキリとした2人が、またぎこちなく距離を縮める姿に惹かれます。「ごめん」と顔を伏せている相手に告げて、いいよと示すように首を振られたからホッとして、「可愛い顔を見せてよ」と頼んで、「…こんな時だけ可愛いとか言うの」と拗ねられてほしい
1787
ぶつかりあったあとに肌を重ねる恋人たちに夢を見てしまいます。熱を交わしながら、涙の跡に口付けて、「ごめん」と一言口にすれば止まらなくなって。「好きだよ」と何度も繰り返して、小さく微笑んだ相手に「知ってるよ。君が好きでいてくれることは知ってる」と背に手を回されて抱き寄せられたら良い
1788
相手を"可愛い"と思いながら口にする「君って可愛くないなぁ」の一言に惹かれます。言われた相手はその言葉が癇に障って、「どーせ可愛くないですよ。悪い?」と睨みつけてくるので笑みがこぼれて。「そういうところがさ」と思わず、「可愛くなくて可愛いんだよ」と本音を言ってしまいそうになれば良い
1789
自分のことを少しも可愛いとは思ってはいない相手に、「可愛い」の言葉を注ぎこんでゆく人が愛おしい。言われる度に恥ずかしがって目を伏せて「…可愛くないし」と反抗してくる姿がまたどうしようもなく可愛く見えてしまうから、「こ〜んなに可愛いのになぁ」と頰を緩めて、胸を小突かれてしまえば良い
1790
初めて抱きしめた時に、相手の華奢さに気が付いてしまう姿に惹かれます。「こんなに細いなんて。こんなに細くて1人で生きてきたなんて。今にも折れてしまいそうなのに、1人でどれだけ」と思考はどんどん膨らんで、回した腕は震えて、何も知らない相手に「強く抱きしめてくれないの?」と笑われれば良い
1791
ガッチリとした体格の人が華奢な体格の人に縋っている、アンバラスな姿が素敵です。細い指先に髪を撫でられながら「君は身体ばっかりおっきく育っちゃって。本当はこんな子供なんてみんな知らないんだよね」とあやされれば胸がいっぱいになって、「君の前でだけ子供でいられる」と秘密を吐露すれば良い
1792
肌を重ねる時、あえて、なかなか服を脱がせずに相手を焦らす人が艶めかしい。キスを繰り返しながらも手は大人しく添えたままで、けれど自ら服を脱ぎ落とそうとすれば軽くいさめて。次第に熱で浮かされて羞恥を失った相手に「もう…ぬがせて」と言わせるやいなや素早く隔てる邪魔なものを奪い取れば良い
1793
ベッドまで我慢がきかなかった2人が、ベッドまでの道を歩きながら服を脱ぎ落としていく姿がロマンチック。事後に、点々と散らばる2人分の衣服を集めながら、「…こんなに余裕なかったんだね」と口にして、口にしたらその瞬間の熱が少し蘇ってしまって恥ずかしくて、顔を見合わせて照れ笑いをしたら良い
1794
キスの時に目を開けて、相手の表情をつぶさに観察する癖のある人がイケナイです。気付かれないように目を開けて、まぶたを震わせて頰を紅潮させて甘い声を合間合間にもらしてくったりと身体をあずけている艶めく姿にますます興奮を煽られて、さらに激しい口付けを仕掛けてさらなる反応を楽しんだら良い
1795
与えられる快感に弱い身体をしているために、キスを繰り返されるだけで全身の力が抜けてしまう人がいじらしい。舌が絡み合うたび脳がピリピリ痺れて足がガクガク震えて、すぐに崩れ落ちそうになってしまって。次第にもたれかかることになって、最後には相手に抱きかかえられる形で唇を重ねていたら良い
1796
自分からはスキンシップをよく取るくせに、相手からスキンシップを取られるのに弱い人が愛おしい。近寄られただけで逃げかけて、引っ張り込まれて密着したら息が止まって、「いつもしてるくせに」と囁かれても反論の言葉が浮かばなくて。「されたらどんな気分になるか思い知ってよ」の声に震えたら良い
1797
表情に乏しくて口数も少ないために相手に誤解されてしまう人がいじらしい。スキンシップを取られても反応に困っていつもただ受け入れるだけ受け入れていたら、「やっぱり僕ばっかり好きなんだね」と言われてしまって。「違う!」と初めての大声をあげて、「大好きだよ!」と秘めていた愛を語ったら良い
1798
憧れて仰ぎ見ていた人へ、少しずつ恋情が混じってきてしまうのが魅力的。どうしても相手を汚してしまっている気がして自分の中の恋を恋とは認めたくなくて、ふとした時に「触ってほしいな」と思ってしまったら、「今、何考えてた。この人にそんな歪んだ願いを持ったらいけないのに」と自ら責めたら良い
1799
他に好きな人がいる相手に、叶わないと知りながら迫ってしまう人の葛藤に惹かれます。「思い出だけ」と「一度だけ」と必死な顔で縋って、次第に揺らいできた相手に、「あの人だと思ってくれたら良いから」と言い放ち、観念して目を瞑られたら、「この瞬間だけこの人は自分のものだ」と唇を重ねれば良い
1800
「きて」と相手をおびき寄せる姿に惹かれてしまいます。今すぐに相手の身体の熱が欲しくて、今すぐに相手の唇の柔らかさが知りたくて、溢れでる本能のままに「きて」と切羽詰まった声でねだって。近寄られて腕が回ってきたらすぐに自分もキツく抱きしめ返して「一晩中、離さないでいてね」と囁けば良い