西智弘@川崎医師(@tonishi0610)さんの人気ツイート(リツイート順)

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癌がある程度進行しても、予備能力が高いから表面上はカバーできるのだろう。その分、どこか臨界点を超えたときに急に変化したように見えるのだ。 ただそれは、医者でもびっくりするのだから、本人・家族はもっとびっくりする。
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主治医の責任は「警備員に連絡をとる」「医療安全部門に報告をする」などであって、暴言・暴力に立ち向かうことじゃない。だってそれは医業ではない、つまり僕らは暴力に対応するプロじゃない。 逆に言えば、医者も対応する気にならないでほしい。その行きつく先が「それくらい気にするな」だから。
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個人情報ガバガバなのでRTしませんが、 「新型コロナウイルスワクチン接種後に死亡した場合、原因究明を求めると遺族に高額の費用負担が発生する」 という件について。 この件について知るためには、まず「突然死した場合にどのような手順で手続きが行われるか」を知らないとなりません。続
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いまはどの病院でも医療安全の専門部署が整えられているところも多いし、警備員が常駐するところも増えた。病院の中で起きた暴力・暴言へは組織として対応し、危機管理のプロに任せるべきだし、それが結果的にスタッフを守ることにつながると思う。
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2015年の記事。 HPVワクチン後遺症とされている中に、うちの娘と同じような方が何人いたのか・・・。 「長年小児科医をしているが、朝から頭痛が続くという子供を診たことがない」 というが、うちの娘がまさにそうだったのですが・・・。「診たことがない」とは? wedge.ismedia.jp/articles/-/5525
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もう一度言うが、上記のような状況は10年前からずっと変わっておらず、この2~3年で急速に癌が進行しやすくなった、なんて事実は少なくとも僕の周囲には存在しない。 むしろ、進行が遅くなった方が多くなり外来診療は年々平和になっていると感じている。
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新型コロナワクチン接種2回目の二日目。 昼から寒気がし始めて食欲も落ちて、何かおかしいな?と思っていたら夕方になって37.6℃の発熱と関節痛。 アセトアミノフェン飲みましたが、完全にインフルエンザの症状と一緒で結構しんどいです。
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また、モルヒネが適切に使われたとき、寿命を縮めることもありません。 「モルヒネで楽になるけど短い生」 「苦しむかもしれないけど長い生」 の二者択一ではないのです。 様々な苦痛に苛まれる患者さんたちが、適切に緩和ケアにつながり、苦痛が和らぎ、本来の生活を取り戻すことを願っています。
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同じような画像所見でも、病態によって進行度は全然異なる。 例えば肺に転移した癌があったとして。 それが 転移性肺腫瘍なら月単位で進む。 癌性リンパ管症なら週単位で進む。 PTTM(=肺腫瘍血栓性微小血管症)なら日単位で進むことも珍しくない。
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ツイートをまとめました。 マガジン購読者には少しだけおまけ部分を追記しています。 note.com/tnishi1/n/n53a…
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がんで亡くなられた有名人の場合も、その治療履歴を報道だけで見て「正しい」とか「間違い」とか、僕にはおこがましくて言えません。「死因はこれに違いない」とか「解剖して調べるべきだ」とかも。
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自業自得、入院させるべきではない、といったコメントが散見されますが、僕ら医療者は本人に治療契約の意思があって、入院治療の適応がある病態であると判断されるなら、どんな方でも治療に応じます。 1日も早いご回復をお祈り申し上げます。 news.yahoo.co.jp/articles/d5d90…
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ドラマ内で、患者さんが苦しみだしたとき、指導医が「モルヒネを増やして苦痛を取る方法もある、数時間後に死に至るだろうが」といった発言をし、それに研修医の諏訪野医師が反発し、自らの処置で患者さんを救う、という場面がありますが、緩和ケア医としてあり得ない言動です。
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コロナ病棟を作る際に、病床は「1:1で転換できない」ことは知られても良いことですね。 いくつかの理由がありますが、「個室対応が必要なため2床室は1床とする」「ある部屋に感染者を入院させると空調設備の関係で使えない部屋が発生する」「中等症以上を診療するのに人員が必要」などでしょうか。 twitter.com/kitazatosatuki…
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ツリーが長くなってきましたのでここらで終わりにしますが、これを読まれた皆様へは 「進行がんと診断され、標準的抗がん剤治療を拒否した場合でも、公的医療保険の対象外となることはない」 ことだけはご理解いただき、ご安心頂ければと存じます。
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ついに川崎市からワクチン接種協力要請が来た! オペレーションはこれからだけど、できる限り協力してたくさんの市民の皆さんにワクチンを届けるぞ!
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河野大臣が言及していた「公務員の兼業」について僕にもいろいろとご意見が来ましたので、少し調べましたことを連ツイします。なお、僕は法律の専門家ではないので解釈や経緯の理解が少し間違っているところがあるかもしれません。その場合はご指摘いただければ幸いです。
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これまで医療現場では、危機管理のプロではない主治医が、患者の行動の全責任を取ろうとしてきた結果、「注意をする」くらいで終わるか、看護スタッフ側に「それくらい我慢しろ」と言うか、どちらにしても碌な結果にならなかった。「言いつけを守らないと医療を中止しますよ」は普通に医師法違反だし。
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転移性肺腫瘍とPTTMを見間違うことは少ないと思うけど、癌性リンパ管症とは見間違うかもしれない。 経験が少なく、この病態が頭に入っていなければ 「予想以上に急速に進行してしまった、おかしい!」 と考える医師がいても不思議ではない。 僕でも、年に2~3例診ればよいレベルだから。
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実際、多くの病院でコロナ病床は増やしている。他の入院病床を削って。 看る人材が足りない。「数はいるはずだ」とは確かにそうだけど、昨日までがん専門看護をしていた看護師が、今日から突然コロナ病棟に配属されたりする。それで従来のパフォーマンスを出せるかという話でもある。 twitter.com/rijin_nakamura…
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PTTMは特殊な病態ではあるけど、約3%で生じるとされているからそれほどまれということもない。抗がん剤治療を除けば有効な治療にも乏しく、「診断されてから急速に悪化する」ことが多い。 j-onco-cardiology.or.jp/webmovie-conte…
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実際の緩和ケアの現場で、患者さんは自らの意思に反してモルヒネを投与されることも、利尿剤を投与されることもありません。 「あなたは、どう生きたいですか?」 の問いのもと、モルヒネが正解のこともあれば、それ以外が正解のこともあります。
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「未来の意志は予測できないから、いま意思表示をしても意味ない」とは人生会議の意図することが全く伝わっていないということ。 一方で尊厳死協会の「書面に残す」が、「未来への誓約と制約」と捉えられがちなデザインなのも僕は批判している。 今も未来も連綿と続く物語の中に人生会議はある。 twitter.com/hatanohiroshi/…
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僕らの医療現場では、生活保護があったからこそ適切な医療が受けられ、命を永らえた方々をたくさん見てきました。 病や怪我、その他さまざまなことで生活保護が必要となるときはあります。 病院でもソーシャルワーカーなどに相談することができますので、お気軽にご相談ください。 twitter.com/MHLWitter/stat…
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この描写では「緩和ケア医は苦痛に対し原因も考えずにモルヒネを投与し、ただ死に至らしめる」と誤解されるかもしれません。 しかし、諏訪野医師が行ったように、きちんと患者を診察し、病態を確かめ、適切な処置をするのが緩和ケアとしての本来です。 無能すぎる指導医を描きたかったのかもですが。