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【今年の重大ニュース】《年末特集》
〈今年の物故者〉
・ベル(電話機)
・シャクルトン(南極探検家)
・ロールシャッハ(精神分析家)
・プルースト(作家)
・カール1世(墺皇帝)
・高峰譲吉(化学者)
・乙骨太郎乙(洋学者)
〈今年の新生児〉
・シュルツ
・瀬戸内寂聴
・武良茂(境港)
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文化◆9日、アメリカの作家、ハワード・ラヴクラフト(31)が、長編小説『アザトース』を書き始める。しかし、わずかを書き上げたのち、執筆を中断。完成すれば、主人公の体験を通じてある種の神話が語られる予定だった。 =百年前新聞社 (1922/06/09)
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速報◆8日、戦艦「加賀」が、川崎造船所から海軍に引き渡される。ワシントン海軍軍縮条約にともない建造中止となったため、そのまま標的艦として爆弾実験の後に解体し、その資材は「天城」「赤城」の空母改装に使われる予定。 =百年前新聞社 (1922/07/08)
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速報◆31日、トリアノン条約が発効する。連合国とハンガリーのあいだの講和条約。 =百年前新聞社 (1921/07/31)
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速報◆31日、ドイツのアドルフ・ヒトラー(31)が、正式に軍を退役する。演説が得意な政治家で、現在は国民社会主義ドイツ労働者党の宣伝部長として、精力的に活動の幅を広げている。 =百年前新聞社 (1921/03/31)
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速報◆28日、ロシアの君主主義者セルゲイ・タボリツキー(24)が、「皇帝一家のために」と叫びながら、政治家パーヴェル・ミリュコーフ(63)を狙撃する。「ロシアの復興とアメリカ」という演題で講演中だった。ウラジーミル・ナボコフ(52)が身代わりになって死亡する。 =百年前新聞社 (1922/03/28)
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速報◆12日、早稲田大学で、軍事研究団に反対する学生らが、「撲滅大会」を開催する。軍国主義反対の決議文を読み上げるが、相撲部・柔道部などの一部が「軍事研究団応援団」を組織して会場に突入。大混乱となる。 =百年前新聞社 (1923/05/12)
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【今年の重大ニュース】《年末特集》
〈そのほかの重大ニュース〉
・戦艦「加賀」進水
・安田善次郎暗殺
・大本事件
・岸田劉生の麗子像
・松下幸之助の二股ソケット発売
・嘘発見器の発明
・仏シャネルNo.5発表
・英エベレスト遠征
・露ネップ採用
・独ウィトゲンシュタインの論理哲学論考
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【社主のニュース解説】《国際》
本日、ドイツの地方政党「国民社会主義ドイツ労働者党」で、議長選挙がおこなわれました。新議長に就任したのは、宣伝部長を務めていたアドルフ・ヒトラー氏(32)。なんと、554票中553票を獲得するという驚異的な支持を受けて、党内の指導者の地位を確立しました。
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速報◆25日、国民社会主義ドイツ労働者党のアントン・ドレクスラー議長(37)が、党員のアドルフ・ヒトラー(32)を危険視し、ミュンヘン警察に密告する。しかし、警察はまともに取りあわず。 =百年前新聞社 (1921/07/25)
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速報◆30日午前10時、山形県長井町の森地区に、隕石が落下。農作業をしていた井上徳助が休憩中、目の前の田んぼに轟音を立てて落ちた。重さは1.8キログラム。深さ30センチの穴から取り出したときはまだ熱を持っていた。地元では「お星様」と呼ばれて親しまれる。 =百年前新聞社 (1922/05/30)
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速報◆6日、病状が悪化した文豪・森鷗外(60)が、遺言を残す。「余は石見人 森林太郎として死せんと欲す。墓は森林太郎墓の外(ほか)一字もホル可らず」と述べる。親友の賀古鶴所(かこ・つるど)(67)が、聞き取って記述した。夜から容態が悪化。 =百年前新聞社 (1922/07/06)
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速報◆1日、東京帝国大学をはじめとする官立学校が、新学年を開始する。昨年までは9月入学だったが、今年から4月入学を採用した。これにともない、昨年9月に入学した学年のみ、1年生は7か月間だけで、2年生に進級することとなる。 =百年前新聞社 (1921/04/01)
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誕生◆20日、群馬県で、三國連太郎が生まれる。母親(16)は奉公先で身ごもり、追い出されて帰郷。その道中、静岡・沼津で出会った電気工事職人の男性と結婚した。 =百年前新聞社 (1923/01/20)