百年前新聞(@100nen_)さんの人気ツイート(古い順)

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速報◆25日、大分県で警官隊40名が貧民街を焼き払う。閑院宮載仁(ことひと)親王(56)の別府訪問を控え、「風紀上問題がある」として、ハンセン病(らい病)患者やサンカが住む的ヶ浜を焼き打ちした。 =百年前新聞社 (1922/03/25)
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速報◆28日、ロシアの君主主義者セルゲイ・タボリツキー(24)が、「皇帝一家のために」と叫びながら、政治家パーヴェル・ミリュコーフ(63)を狙撃する。「ロシアの復興とアメリカ」という演題で講演中だった。ウラジーミル・ナボコフ(52)が身代わりになって死亡する。 =百年前新聞社 (1922/03/28)
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速報◆30日、「未成年者飲酒禁止法」が公布される。未成年者(20歳未満)の者の飲酒を禁止する法律。明後日、4月1日から施行される。 =百年前新聞社 (1922/03/30)
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文化◆今冬、イギリスの考古学者、バネルジ(37)が、インドで4000年前の古代遺跡「モヘンジョ・ダロ」を発見する。 =百年前新聞社 (1922/03/31) ▼モヘンジョ・ダロ遺跡の発掘作業。中央の塔は2世紀のクシャーナ朝時代のものであるため、これまでだれも古代遺跡だと気づかなかった。
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文化◆今月、パリでイタリアの画家、ジョルジョ・キリコ(33)が展覧会を開く。美術評論家のポール・ギヨームは、「形而上絵画の創始者」と絶賛する。 =百年前新聞社 (1922/03/31) ▼キリコの代表作『街角の神秘と憂鬱』
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訃報◆1日、オーストリアの最後の皇帝、カール1世、崩御。34歳(誕生:1887/8/17)。フランツ・ヨーゼフ1世の後を継いで即位したが、敗戦とともに退位。昨年、復位運動にも失敗し、マデイラ島で質素な生活を送っていた。風邪をこじらせ病死。 =百年前新聞社 (1922/04/01) ▼廃帝カール1世
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文化◆2日日曜日、毎日新聞社が、週刊誌「サンデー毎日」を創刊する。グラビア写真4ページ、本文24ページの計28ページで、定価10銭。35万部を売り上げる。 =百年前新聞社 (1922/04/02) @tsunday3 ▼「サンデー毎日」創刊号。表紙は、上野で開催中の平和記念東京博覧会。
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訃報◆2日、スイスの精神医学者、ヘルマン・ロールシャッハ、没。37歳(誕生:1884/11/8)。子どものころから絵が好きで「インクのシミ」と呼ばれていた。昨年、インクのシミを利用したロールシャッハ・テストを考案。盲腸炎で病死。 =百年前新聞社 (1922/04/02) 関連記事: twitter.com/100nen_/status…
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【号外】スターリンが共産党の初代書記長に就任。ロシア共産党第11回大会でレーニンが推薦。 =百年前新聞社 (1922/04/03) ▼レーニン(左)とスターリン(右)
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速報◆5日、「ニューヨーク・タイムズ」が、禁酒法に反して酒類が大量にアメリカ国内に流入していることを報じる。酒の輸送手段が巧妙化している。 =百年前新聞社 (1922/04/05) 関連記事: twitter.com/100nen_/status…
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【社主のニュース解説】《国際》 アメリカの禁酒法が、施行から2年以上を経て、もはや完全な“ザル法”であることが明らかになってきています。取締官の少なさから違反への対処が追いついておらず、市民らはいかに取り締まりの目をかいくぐるか、多様な方法を編み出しています。 ▼本に見せかけた酒瓶
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【社主のニュース解説】《国際》 小瓶に酒を入れて持ち歩き、人目を盗んで飲むのは、アメリカではもはや当たり前の風景です。禁酒法取締官が男性であることをいいことに、女性が酒を隠す場所はスカートの中というのが定番になりました。 ▼スカートの中に酒のボトルを隠す女性
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【社主のニュース解説】《国際》 中には、酒を運ぶとき牛が歩いたひづめの跡に見せかけて取締官の目をあざむく靴という代物も登場しており、ここまで来るといたちごっこの様相を呈しています。しかし密輸酒業にギャングが介入していることから、当局は躍起になっています。 ▼牛の足跡に見せかける靴
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【号外】イギリスのエドワード皇太子(27)、来日。午前8時20分、巡洋戦艦「レナウン」に乗艦し横浜に入港。9時40分上陸。 =百年前新聞社 (1922/04/11) ▼エドワード皇太子
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【号外】ドイツとロシア・ソヴィエト政権の間で、ラパッロ条約が成立。国交正常化とともに協力関係を約束。連合国側は警戒。 =百年前新聞社 (1922/04/16) ▼ラパッロ条約の締結の様子
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訃報◆24日、日本初のバー「神谷バー」を創業した神谷伝兵衛(かみや・でんべえ)、没。66歳(誕生:1856/3/17)。11歳で独立し、16歳で全財産を失う。必死で働いて衰弱したところ、ぶどう酒を飲んで回復したことから甘口のブランデーベースの「電気ブラン」を開発した。 =百年前新聞社 (1922/04/24)
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文化◆今月、女性の新しい髪型「耳かくし」が大流行。資生堂の全国キャンペーンにより、爆発的に全国に広がる。 =百年前新聞社 (1922/04/30) ▼「耳かくし」の女性を描いた松坂屋の広告ポスター展大賞(町田隆要・画)
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速報◆30日、佐世保無線電信所の1号塔が完成する。高さ135メートルで、日本一高い建造物となる。 =百年前新聞社 (1922/04/30)
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文化◆今月、カルピスが水玉模様の包装紙を採用する。七夕の天の川をイメージした水玉で、イメージアップを図る。 =百年前新聞社 (1922/04/30) ▼新包装のカルピス
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文化◆1日、カルピスの広告が「初恋の味」のキャッチフレーズを採用する。 =百年前新聞社 (1922/05/01) ▼本日付「東京朝日新聞」の広告
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速報◆9日、来日中のイギリス・エドワード皇太子(27)が、鹿児島に到着する。島津邸「仙巌園」では、祝賀会で鎧兜姿を披露。午後4時、帰国のため日本を離れる。4月12日の来日から約1か月、日本各地で熱烈な歓迎を受けた。 =百年前新聞社 (1922/05/08) ▼鎧兜姿のエドワード皇太子
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【社主のニュース解説】《社会》 本日、イギリスのエドワード皇太子殿下(27)が、27日間の日本滞在を終え、鹿児島から出港。帰国の途につきました。今回の来日は、昨年摂政宮殿下による訪欧への返礼としておこなわれたもので、日英両国の強い絆を示すものになりました。 ▼殿下の御召艦「レナウン」
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【社主のニュース解説】《社会》 エドワード殿下は、先月12日の来日以来、東京、日光、横浜、箱根、京都、奈良、大阪、神戸、高松、広島、鹿児島と次々に訪問。各地で歓迎を受けただけでなく、殿下ご自身も日本の魅力を堪能されました。 ▼船上パーティーで着物姿をご披露になる殿下と随行員
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【社主のニュース解説】《社会》 昨日の船上パーティーでは、着物姿のほか車夫姿もご披露。はっぴは、殿下が特にお気に召した京都でご自分でご購入になり、名入れをしたものです。 ▼エドワード殿下(中央)とルイス・マウントバッテン卿(21)(右)。襟には「高島屋呉服店配達部」の名前が入っている。
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【社主のニュース解説】《社会》 最後の寄港地となった鹿児島では、60年前の生麦事件と薩英戦争の絵巻物などをご覧になりました。また、当時14歳で参戦した東郷平八郎元帥(74)から説明をお聞きになり、日英両国の関係の深さに思いを馳せられました。 ▼東郷元帥とお別れの握手をするエドワード殿下