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コメントにもありますが, 過去にも同様の事例は複数あり「起こり得る事象」だと推測されます.
安全確保全般に言えますが「起こるわけがない」という想定は失敗のもとです.
想定外のことにも対応できるような複数のチェックシステムがリスクを下げるためには必要だと思います.
news.yahoo.co.jp/articles/5ca0b…
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国立感染症研究所から
「新型コロナウイルス感染症に関する国立感染症研究所ホームページの不適切な引用について」
が公表されています.
やめましょう.
(画像はリンク先の内容の全文のスクリーンショットです)
niid.go.jp/niid/ja/others…
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子どものワクチン接種を検討し問い合わせたが不要と言われた, という事例は特に任意接種で時々あるようです.
知見が深まったことで考え方が変わったものも少なくなく, その影響によって誤解が生じているのかもしれません.
簡単にいくつか具体例をご紹介します
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「就学前に三種混合ワクチン(三混)の任意接種を検討しましたが, 定期接種で四種混合ワクチン(四混)を接種しているから大丈夫と言われました」
四混の百日咳ワクチンの効果は長持ちせず, 小学校入学頃にはその効果は乏しくなっていると推測されます.
従って就学前の三混の任意接種はオススメしたいです
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「1歳未満のインフルエンザワクチンは効果がないと言われました」
かつてはそのように考えられた時期もありますが, 現在では接種方法の変更やエビデンスの集積により, 1歳未満であっても効果は期待できるようになっていますので, オススメしたいです.
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「卵アレルギーがあるならうちではインフルエンザワクチンは接種しないと言われました」
現在は卵アレルギーがあっても, 多くの場合, インフルエンザワクチンは接種できるようになっています.
専門家と相談しながら, 接種できるような機会が得られる方法を検討されることをオススメします.
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若干忘れられがちかもしれませんが, 12歳未満の子どもたちの新型コロナワクチンの接種率は未だに0%ですので, そこのところは忘れずによろしくお願いいたします.
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検査は実際誰に実施するか, 検査結果が陽性/陰性だった場合にどう考えるか, ということが重要でありいずれも単純な話ではないので, 医療機関に受診して方針を委ねる形になると思います.
少なくとも検査を教育機関内で実施するのは適切ではないと個人的には感じます.
nikkei.com/article/DGXZQO…
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意外と誤解されていることもありそうですが
「亡くならなかった = (ほぼ)完全に回復する」とは限りません.
時に起こりうる, 治療からその後にかけての困難な道のりはイメージしにくいためか, 少し軽視されている印象があります.
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【定期】
「子ども用の市販のかぜ薬」には様々な成分の組み合わせた製品が販売されています.
ただ, どれもエビデンスが非常に乏しく効果や安全性は不明です.
またほとんどに第1世代抗ヒスタミン薬が含まれており安全性への懸念もあります.
小児科医としてオススメできる製品は1つもないのが現状です.
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主な子ども用の市販の乗り物酔い止め薬の一覧です.
どれも主成分は似たような感じですが, 特に気になるのはスコポラミンです.
旅行医学の教科書(的存在)のCDCのyellow bookでは, スコポラミンは小児では危険な副作用を引き起こしうるので使用されるべきではない, と記載されています. twitter.com/nuno40801/stat…
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大事なことですが, 本当に効果があるものなら医療機関で広く用いられているはずです.
効果があるものが医療機関より先に一般の方の間で噂として広まる, ということはまずないですので, そこは抑えておきましょう.
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新たに発売されるようですが, 成分として第1世代抗ヒスタミン薬が用いられており, その他の成分と考慮しても, 小児科医としてはオススメできる商品ではないですね.
news.yahoo.co.jp/articles/861c2…
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おたふくかぜワクチンが副反応への懸念から定期接種から任意接種となったのは1993年で, 28年前になります.
その後も定期接種への復帰に至っていませんが「任意接種」だからといって定期接種の他の予防接種よりも必要性が劣るというわけではありませんので, 同じように接種をお勧めします.
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新聞が広告でワクチン忌避を招く恐れがある内容を掲載するのと, インフルエンサーがお金をもらってワクチン忌避を招く恐れがあるツイートをRTするのでは, そんなに変わりがないように個人的には思いますが.
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ステロイド外用薬が必要な患者さんはたくさんいます.
こういった内容はそれらの必要な治療を受ける機会を失わせる恐れがあり, それにより好ましくない結果を招くリスクがあることを考えるべきです.
今の時代にこういった放送が行われることは, 控えめに言って, 想像力を欠いていると思います. twitter.com/gyoten_ntv/sta…
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関係団体が共同で声明を発表しましたね.
過去にあった誤解や誤った報道により多くの患者さんが不利益を被った歴史を踏まえて, 今回も同様の混乱を招くことはなんとしても防ぎたい, という強い意志の感じます.
それだけ, 今回のことは重大な事案だと思います. twitter.com/JSPACI_kouhou/…
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科学的に根拠のない意見を, 科学的に根拠のあるものと同じレベルで紹介してはいけないですし, 医療ににおいて「〇〇と言う人もいるけど, ▲▲と言う人もいる. 紹介はするけどどれを信じるかはあなた次第」みたいなのは本当にもうやめてほしいですね twitter.com/nuno40801/stat…
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【リマインダー】
お子さんの予防接種, 忘れてないですか?
特に
・B型肝炎ワクチンの3回目
・水痘ワクチンの2回目/4種混合ワクチンの4回目
・日本脳炎ワクチンの1回目
はやや忘れられやすい印象がありますので気を付けましょう.
jpeds.or.jp/modules/genera…
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以前にも述べましたが, 医師・歯科医師のプロフィールに「●●学会の会員」という記載を時々みかけます.
ただほとんどの場合比較的簡単に会員になれるので, 会員というだけでは, その領域の専門家というわけではありません.
学会員というだけなら, 一般でのファンクラブに近いものだと思ってください.
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日本小児科学会のInjury Alert (傷害速報)がいくつか更新されています.
その中でアロマディフューザーや芳香剤を誤って飲んでしまい, 肺炎や喉頭熱傷をきたした2例が紹介されています.
「子どもは考えられないようなものでも飲む・食べる」ことには改めて注意が必要ですね
jpeds.or.jp/modules/injury…
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子どもの衣類でフードやひもやひっかかって事故が発生するリスクがある点について以前から注意喚起がされています
子どもの衣類に関して, 危ない目に遭った経験をもつ保護者の方は少なくないとも報告されており身近に存在するリスクの1つです
今一度, 気をつけていきましょう
gov-online.go.jp/useful/article…