解熱薬以外の子ども用の市販のかぜ薬 (咳止めなど)については, 現時点では小児科医の視点から見たものではオススメできるものは1つもありません. よって子ども用の市販のかぜ薬はあらかじめ準備しておいたり, 外来受診できないためにわざわざ購入しに行ったりしなくてもよいと思われます. twitter.com/nuno40801/stat…
市販の解熱薬を選択する場合には ・主成分はアセトアミノフェンだけのものにする ・困ったらプロである薬剤師さんに直接相談する のが一番好ましいとは思います.
以前にも紹介しましたが, 市販の子ども用の解熱薬には坐薬や飲み薬で様々なタイプがあります. 医療機関で子どもに一般的に処方される解熱薬と同じようにいずれも主成分にはアセトアミノフェンが用いられており, 解熱に関しては市販薬も十分選択肢となりえます.
最新の情報(第28週)が発表されていますが, ・RSウイルス感染症 ・手足口病 はいずれも先週と比べても報告数は明らかに増加しています. RSウイルス感染症は東海から近畿が流行の中心で, 特に大阪府や愛知県では近年で最も多い週別の報告数となっており, 大きな流行となっているようです.
似たような話ですが, ・1歳の子ども「1人」の採血 ・20歳の大人「1人」の採血 では同じ「1人」ですが, 医療へのかかる負担は違うので, 単純に「数」だけで負担具合を評価しないでね🐣 ということです
子どものワクチン接種でも「周りのみんながどうしているか」という点で接種するか否かの大きな判断ポイントの1つとなっている印象があります. 確かにその考えもわかりますが, 周りの方が皆さん詳しいとも限らないので, 信頼度が高く根拠のある専門家の情報を重視して個々で判断してほしいところです.
最新の情報が発表されていますが, ・RSウイルス感染症 ・手足口病 はいずれも先週と比べても報告数は明らかに増加しています. 三重県ではRSウイルス感染症がこの10年で昨年に次いで多い週別の報告数となっているようで, 地域によっては流行が小さくまとまらない懸念もあることが示唆されています.
今年度のブタの日本脳炎の抗体保有状況が出始めてます ブタの抗体保有率が50%を超えてくると2週間後くらいから人でも感染のリスクが高まってくるとされています. 西日本ではすでに高率となってる地域が増えてきてるようなので, より一層気をつける時期になっていそうです. niid.go.jp/niid/ja/je-m/2…
ロンドンの下水で遺伝的に関連性のあるポリオウイルスが複数のサンプルで検出されたという話題です. 国内では根絶されていても輸入例の懸念があるのは日本も同じなので, 今でもポリオウイルスに対する予防接種は重要ですね. bbc.com/news/health-61…
佐賀県における, 「今年度のブタでの日本脳炎抗体保有状況」が公表されていますが, すでに今年度でも日本脳炎ウイルスが蔓延していることを示唆する結果が出ているようです. そろそろ日本脳炎に関してもより注意の時期に来ているかもしれません. kansen.pref.saga.jp/disease/1033?y…
最新の情報はまだ少ないのですが ・手足口病 ・咽頭結膜熱(プール熱) ・RSウイルス感染症 の報告数が全体として徐々に増えてきているようです. 狭い範囲(●●市レベル)での流行してきているところも増えているようなので, 住んでいる地域での流行状況にはより注意したほうがよいかもしれませんね
とても重要なことなので引用RTでお答えします. 体が自分で体温を上げようとした「発熱」と, 熱中症などの体の外からの影響で勝手に体温が上がってしまった「高体温」は似たようで違う, と考えてもらえればよいと思います. 発熱の場合, それ自体は臓器障害を引き起こさないとされています. twitter.com/MMedinfo/statu…
またこの話題に関連して重要なのは「子どもが車内にいるのを忘れてしまうことがある」という点です. この点に関しては他人事ではなく, 前述の記事でも 「どんな親や保護者であっても, とても愛情があり注意深い人でさえ, 後部座席に子どもを忘れる可能性がある」という内容が太字で強調されています.
熱中症の話題が出始めていますね. 小児は特に熱中症が必要ですが, そのうちでも「車内」も注意すべき場所の1つです. ・子どもは大人より3-5倍早く体が熱くなりやすい ・体温が40℃を超えると臓器障害が起こりはじめる ・体温が約41.7℃を超えると死亡する可能性がある といったことが知られています.
ここ1日の間で2件ほど, 就学前1年の三種混合+ポリオワクチンの接種についての話題にTwitterで遭遇したので, 改めて簡単に説明します. 約4年前から日本小児科学会では就学前の1年間での ・三種混合ワクチン ・不活化ポリオワクチン の接種を推奨しています(いずれも任意接種). jpeds.or.jp/modules/activi…
消費者庁から「トランポリンパークでの事故」に関して注意喚起が出ています. 事故が大きな怪我につながっているケースもあり, また5〜19歳が約半数を占めているとも報告されているので, こういった年代のお子さんがいる場合には特に気を付けましょう. twitter.com/caa_shohishach…
「御社が一般の方の理解を歪めた」ということには十分理解が進んでいます. twitter.com/asahi_apital/s…
こういった強力な小型磁石は誤飲するリスクやその際の問題が大きいです. いろいろ意見のあるところでしょうが, 現状よりもルールがあってもよいかもしれないとは思います. ただ, それと同時に危険性についてさらに知ってもらう必要もあるでしょう. news.yahoo.co.jp/articles/5cf85…
【定期】 ・ホクナリンテープ ・ツロブテロールテープ ・セキナリンテープ は咳止めのテープではありません. 少なくとも子どものかぜ単独の咳に対して用いるものではありませんので, 今一度知って頂ければと思います.
日本小児科学会の 『5~11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方』 が改訂されています. 「現時点での」考え方について根拠に基づいて述べられていますので, ぜひ参考にしてみてください. jpeds.or.jp/modules/activi…
日本脳炎ワクチンは接種年齢などのスケジュールが他のワクチンと異なるため, 忘られたりしやすいワクチンの1つです. 年齢や接種状況別で, 改めて簡単に方針をご紹介します. twitter.com/nuno40801/stat…
5-11歳だけに限りませんが, 新型コロナワクチン接種の場合, 現状ではその他のワクチン接種とは一定の間隔を空ける必要があります. 問題となることは少ないと思われますが, バラバラに接種の予約するとスケジュールが噛み合わないことも想定されるので気を付けましょう.
日本小児科学会が 「新型コロナウイルスワクチン接種に関する、小児の基礎疾患の考え方および接種にあたり考慮すべき小児の基礎疾患等」 を発表しています. よく「基礎疾患」とまとめられますが, 具体的な基礎疾患の代表歴が挙げられており, 参考になると思います. jpeds.or.jp/modules/activi…
ちなみに, 万が一のお子さんの新型コロナウイルス感染に備えて市販の感冒薬や咳止めを常備しておく必要はありません. あくまで個人的な意見ですが, いち小児科医からみるとこれらの市販薬のうちで使用をオススメできるものがなく, 有益性が上回る場面は限定的だと考えられるためです.
医師以外が医師やそれと紛らわしい名称を名乗ることは禁止されていますが, いまだにTwitterではそういった行為をされる方がいることに驚かされます. SNSだからバレないだろう・責任は問われないだろう, と軽く考えない方がいいです.