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『タコピーの原罪』がここにきて突入し始めた、「元は誰よりも動機の面で感情移入できたはずの主人公(メインキャラクター)」がいつのまにか何を考えてるか分からないサイコで異質で最恐な存在に変貌して物語の着地点が見えなくなっていく感覚、『進撃の巨人』と同じなんだよな............
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『タコピーの原罪』最新話、なんでも超人で有能で陽キャの兄が「モンハンが下手」「お母さんもパンケーキが下手だった」といったフォローを入れており、ドラマ的にはこれが救いになったが、超人の兄その人は特に弱点も辛みもなく純然たる超人であるというバランスが、恐ろしいほどに残酷だと感じた。
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モノクロにリペイントされたゼンカイザー、二色田介人じゃん.........
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特撮オタクが映像娯楽が未発達な環境に異世界転生してピアノ線でトリック撮影をしただけで喝采を浴びたりミニチュアを作るだけで目を丸くされたり巨大生物の着ぐるみというアイデアに国王が面白がって投資してくれたりする作品ってもうあります……?
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しかし同時に、これまで「そういうゲームのシステムだから」という神のルールによりプレイヤーが無意識にオミットしていたはずの、「野生にナチュラルに襲われる」「自然界の生物を一方的に捕縛する非情さ」「群れに襲われる恐怖」等々の要素を新鮮に味わえる機会でもあって、この倒錯っぷりがすごい。
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アルセウス、「ポケモンと普通に接する事ができる主人公」が「ポケモンとの関わり方が発展途上な世界」に迷い込む構図が、「ポケモンの基礎知識やお約束を熟知しているプレイヤー」が「それらが作中文化レベルで今まさに研究され始めている世界」をプレイするのと合致してるの、マジで神業なんですよ。
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やっぱりゼンカイジャー面白いなぁ。「ゼンカイの面々なら敵のどんなヘンテコな攻撃も面白おかしく乗り越えてくれるはず」「介人ならステイシーの異変に気付いてくれるはず」「ゾックスもちゃんと美味しいところ持っていってくれるはず」という視聴者の期待を二割増くらいで無駄なく演ってくれる。
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新しい戦隊の玩具を現行戦隊としっかり連携させ、コレクターズアイテムを実質続投とし、新年一発目の放送で先行登場させ、そのタイミングで新玩具を発売し、先行登場回を本放送開始までYouTubeで無料公開...... なんてプロジェクトなんだ...... ゼンカイジャーは狂ってるのにこの販促は真面目だ......
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ルパパトのクリスマス回は度々ネタにされるけど「肉屋のショーウィンドウにシャケを陳列する」という衛生上のリスクがある展開のためロケに許可を出してくれる店舗が中々見つからなかったというスタッフの皆さんの苦労の賜物であることはもっと知られて欲しい。
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『ゼンカイジャー』制作会見でスーツのキカイノイドたちにもちゃんと飛沫防止のパーテーションが準備されてたの、「これがゼンカイジャーです!!!」の名刺としてこの上なく “”完成”” されていて狂おしいほど好き。 oricon.co.jp/news/2181863/f…
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ま、追加戦士の予想なんて、やるだけ無駄なんですよ。一年前、ゴーカイジャーじゃないのに金ピカのゴーカイジャーみたいな奴が出てくるなんて誰も考えなかったんだから。
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× 井上敏樹脚本はすごい
△ 井上敏樹脚本は粗やノイズが無くはないけど個性豊かなキャラクターが魅力
○ 井上敏樹脚本に粗やノイズは付き物だけど圧倒的な『人間描写』でそれらを塗りつぶす可能性を秘めている
◎ 井上敏樹脚本はすごい
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白倉さん、ゼンカイジャーの諸々のインタビューで「戦隊には型が強いから今後のシリーズのためにそれをぶち壊して『ここまでやっていいんだ』という姿勢を見せる」みたいなこと言ってたのに翌年にご本人自ら3頭身キャラやら男ピングやら統一感のないバラバラな戦隊で攻めるの、「伏線回収」が過ぎる...
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ゼンカイジャー、マジーヌがアルバムから良さげな写真を選んでガオーンがそれをコンビニで拡大コピーしてブルーンがホームセンターで板の素材を買ってきてジュランがのりで丁寧に貼り付けたんだろうな、といった「描かれていない余白」をほぼ正確に脳内再生できる時点でこの番組の勝ちなんだよなぁ...
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俺「今日のゼンカイジャーはシリーズでも最高級にシリアスでハードな話だったなぁ」
嫁「え? なんかフリップを手持ちして遊んでたのに!?」
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ゼンカイジャーの「多様性」は、「みんな違ってみんないい!多様性バンザイ!」ではなく、「こんな凸凹な奴らでも本当に楽しく生きてるんだよな...... あ、これがつまりいわゆる多様性って ...コト!?」のパターン。
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かのモモタロスの名言「戦いってのはノリのいい方が勝つんだよ!」は特撮ヒーロー文化や作劇、あるいはメタ的にもかなり核心突いたものだと思っているけど、ゼンカイジャーはもう全部それでいく感じなんだよな。
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特撮ヒーロー畑には「死体が確認されていない・あるいは霧散した人物は死んでいない」という不文律があるので、本物の若林司令官は生存しており、なんなら新たな仮面ライダーとして登場する確率すら高まった。
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ゼンカイジャーは「懇切丁寧に舗装された狂気」、リバイスは「綱渡りしながら読む仕掛け絵本」、という感覚。
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「フタが閉まらない」からの「仲間が物理で押さえる」というこの上なく馬鹿馬鹿しい解決法が、「仲間と助け合って戦うゼンカイジャーとソロ戦士のツーカイザー」の関係性にリンクするの、香村脚本は相変わらず技が過ぎる......... なんだこれマジで......
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全仮面ライダー大投票、作品ランキングのトップ3が電王・ダブル・オーズなのは非常に納得度が高い。これらは間違いなく、それぞれが「新しいスタンダード」や「汎用性の高いフォーマット」を確立させた作品であり、後続の作品群にも大きな影響を与えているので。
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新作オーズ完結編への期待値、「平ジェネFINALにおけるオーズ関連をどう観たか」によって、同じファンの中でも相当なブレが生まれてるよね、これ………
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オーズ闇プロデューサー(主演)はオーズ熱があまりにも高熱すぎて、小林さんが手掛けた原典のオーズよりやや湿度高めなんですよね……… その辺りのバランスのコントロールが非常に不安だし期待でもある。
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新作オーズ完結編、割と真剣な話、「脚本:小林靖子」か否かという一点で期待値が大きく変わる……。(小林さん以外が手掛けた後年のオーズに微妙なニュアンスでの違和感が拭えなかった人なので)
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「遂にアンク復活を完結編として制作するのか!!」という興奮と「アンク関連は『いつか復活するかも』で希望を残す状態のままだから良いのではないか」という思いがせめぎ合っている。