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井上敏樹「塩も転送しろ」
ドンブラスター「はい」
俺「そうはならんだろ」
白倉伸一郎「なるそうです」
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互いに正体を隠しながらの看病というシットコムをベースに、野次馬ノリで戦地に駆けつける抜けたノリとか、正体バレとか、ミホと犬塚のエンカウントとか盛り上げておいて、2週前から仕込んでおいた獣人とここで紐付けで一気にオトすの、あまりに脚本が上手いんよ... なんだこれ... 翻弄される......
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獣人が「人間を殺してそれに擬態して成り代わる」のか「人間に乗り移って成り代わる」のか、それによって展開がガラリと変わりそうなやつ。ただしどちらにせよ、イヌキジの2人が女性関係で同時に幸せになれることはなさそう。辛い。
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リバイス、こういう全世界に中継する展開なら、それを街頭や家庭で観る一般人のカットがやっぱり欲しいんですよ...... 演出的に.........
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とはいえ04年映画『ULTRAMAN』、初代マンの当時なりのリブートとしてかなり真摯な作りで、これはこれですごく正解のパターンだったと今でも強く思っているよ。むしろ今回の『シン・ウルトラマン』で、こんなにも “ストレート” なアプローチが許されるようになったなんて、隔世の感......!
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更にはニアーな座組みの『シン・ゴジラ』が「その特撮作品本来が持つ面白さを最大限保有しながら一般客にもウケる要素を兼ね備えた奇跡的な作品」としてお隣である巨大怪獣コンテンツを大いに活気づけたので、どうしても、どうしても、ね... ここで「乗って」ほしいと、そう思っちゃうというね......
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今驚くほど右肩上がりで喜ばしいのだが、肌感でまだほんの数年前、コンテンツの勢いは乏しかったのである...... そこからこう、地道にコツコツと積み上げて... 「初代マンのリブート」は一度不振に終わってしまっているのもあり、どうしても、どうにかしてこのまま昇ってほしいと願ってしまうので.....
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多くのウルトラオタクはなぜそうも『シン・ウルトラマン』がヒットするかを不安がるのだと思われてそうですが、ウルトラは数年前まで財政的に冬の時代で、初代マン一般映画リブートは04年に興行不振で、一方で『シン・ゴジラ』の成功体験を心中で追ってしまったりと、割とぐらついた精神状態なのです。
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なんで公開日に映画を観てそのままの勢いでブログに感想を書くかって!? そうしないと他の人の感想が安心して読めんのだよ...!こうやって自分の中だけから搾り出されたプリミティブなものを一度外部ストレージに保存しておかないと、上書きされてしまう恐れがあるからだよ...!!!
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「くそっ、だめだ。あなたは!?」
「シン・ウルトラマンの感想ですか? そうですねぇ。自分は楽しめたんですけど、これが広くヒットするかは不安ですよ。ヒットしてほしいんですけど」
「くそっ!またこの感想だ!みんなこれじゃあないか!」
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ウルトラマンには地球を愛していて欲しい。だからこそ、我々人類はウルトラマンに愛されるだけの人類でいたい。そうなっていかなければならないんだ。......という、祈りや願い、一種の誓いのようなものが熱っぽく込められた『シン・ウルトラマン』、ここに関しては諸手を上げて絶賛です。
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『シン・ウルトラマン』の○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○という魅せ方、マジで天才的だと思った。頭がぐらついた。ここが一番痺れたかもしれない。 fse.tw/QDSmjA6g#all
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『シン・ウルトラマン』、斎藤工という俳優の、あの独特の佇まいというか、間違いなくイケメンで端正な顔立ちなんだけどやや間が抜けた... ぬぼ〜っとした雰囲気というか、好感度高いのに腹の底が見えない印象値というか、そういうのが巧妙にキャラクター設定と絵に生きていてすごく良かったですね。
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『シン・ウルトラマン』、ある危機的状況のままなんでもない日常が過ぎていくシーンがあるんだけど、「どんなに未曾有の事態が訪れても日々はそれなりに淡々と過ぎていってしまう」というやつ、震災に加えこの度のコロナ禍でめちゃくちゃ肌感が養われてしまって、妙にぞくっとしたよね。
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はてなブログに投稿しました #はてなブログ
感想『シン・ウルトラマン』 繊細な愛と露悪。そして、祈り。 - ジゴワットレポート
jigowatt121.com/entry/2022/05/…
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『シン・ウルトラマン』鑑賞。溢れんばかりの熱意と敬意、納得の確度。しかしこの「愛の形」、現代日本でどう受け止められるか。
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東京駅で凍っていたシン・ゴジラが突然動き出したかと思えばエリマキが生えてそのままシン・ウルトラマンと取っ組み合う可能性はまだ否定できない。ワンチャンある。
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鬼頭はるか、来週の回で「やっぱりドンブラザーズに戻るんじゃなかった〜ァ!!」って言っててほしい。頼む。
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アナザー鬼頭はるか「前田真利菜にオニシスターを押し付けて得た人生で食う飯はうまいか?」
つまりはこういうことなんだよな。鬼頭はるかは損得よりうまい飯が食える人生を送りたい。だからいい。
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ドンブラザーズ、レギュラーキャラの出演を回によって絞るのが戦隊としてめちゃくちゃ大胆で。今回も、イヌキジコンビはアフレコだけだったし。その分、鬼頭はるかと新加入オニシスターの話をじ〜っくりやれて、そこのドラマはめちゃくちゃ濃くて面白かった。こういう足し引きが戦隊で観られるなんて。
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このバランスがあるからこそ、ラストの「トウサクと呼ばれながらも晴れた顔で虹を見上げる」が活きる。いわゆる「この子を救って私が背負う」の自己犠牲マインドとはちょっと異なる。鬼頭はるかは自分のために生き、それが “結果的に” ヒーローとしての立ち居振る舞いでもある、と。
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鬼頭はるかがすごく気に入ってしまうの、「自分の代わりにオニシスターになった彼女の夢を復帰させてあげたい」もありつつ、ある意味それ以上に、「この状況を知ってて変えずにのうのうと生きる自分が許せない、自分で自分を誇れないから」という極めて自己中心的な思考があるからなんだよな。
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「人生は理屈や損得じゃない、自分が生きたいように生きる、納得と気持ちの納まりは時に理屈を超える」という落とし所、実にドンブラザーズらしいというか、戦隊になってしまった一般人のドラマとして非常に見応えがある。マスターに詰め寄るはるかのシーンのカタルシスよ。
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「自分のせいで彼女に不幸が?」「そもそも自分がなぜ不幸を背負わないといけない?」「漫画家としての自分を諦める必要が?」等々の理屈をこねくり回した結果、「今がなんか嫌だから変える!私がやる!その方が納得のある生き方だから!」で踏ん切る鬼頭はるか、本当に好感度が高い。