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おいしい物を食べたときに「あの人にも食べさせてあげたいな」美しい景色を見たときに「あの人にも見せてあげたいな」パッと頭に浮かぶ相手は誰?それがあなたの大切な人。大切にするべき人。
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マックに娘たちと行った日。席が2人分しか空いていなくて困っていたら、1人の女性が席を移動してくれた。その女性は座り方も食べ方もキレイで、譲ってくれた時の柔らかい微笑みも本当にステキだった。その日の夜、寝る前恒例の“今日の良かったこと”の発表で娘が…
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「ねぇママ、杖ってああいうふうに使うものなの?」男性は我に返ったような表情になり、バツが悪そうに杖をひいて立ち去る。純粋な一言に救われた。子どもたちの汚れのない瞳はいつも大人たちを見ている。カッコいい背中、真っ直ぐな背中を見せていたい。あんな風になりたい!と思われる大人でいよう。
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声をかけた。そう。なんと彼はお父さんだったのだ。私が見たのは1日の内の数分だから、夫婦の関係性は分からないし普段は協力的なのかもしれない。でもせめてイヤホンは外してほしい。スマホの画面ではなく家族の方を見てほしい。そう願わずにはいられなかった。
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ファミレスで後ろの席の男女がケンカ。ヒートアップした女性が男性に向かってジュースをぶちまけた。勢いよく飛び散って娘のスニーカーが濡れてしまった。男性が「巻き込んですみません。濡れてませんか?」と声をかけてくれたけど「大丈夫です」と答えた私。母として毅然とした態度でいたかったのに、
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結婚12年も経つとドキドキしたりキュンキュンしたりなんて我が家はゼロ。靴下は何度言っても脱ぎっぱなし。クシャミもイビキもうるさいし、小学生男子並に私をからかってケラケラ笑うのも面倒くさい。だけど悲しむ顔や傷付く顔は見たくないの。ずっと笑顔でいてほしい。それは鬼嫁なりに今も思ってる。
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「若いって素晴らしい」と思うけど戻りたくはない。10代の私は見える世界が狭くて、その中でもがいて、背伸びして疲れたり小さな事で傷付いたり誰かと比べたり。自分らしさを見つける余裕もなかった。40代のいま心も体もまぁるくなった私、嫌いじゃないよ。アイコンは本日限定で高校の卒アル写真です。
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小さい頃から人の顔色を伺って生きてきたから“相手が求めている正解”を出すのは得意だと思う。でもそうしている内に自分の本音が分からなくなった。欲しかったものをいらないフリして譲ったり。失礼なことを言われてもヘラヘラしたり。気が付けばもう41歳。そろそろ自分自身を大切にしてあげたいのよ。
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優しさに救われた。娘達が幼かった頃、電車で2人とも泣き出してパニック。その時1人の女性が「あら大変」とミカンをくれた。2つじゃなく3つ。「ママも甘えていいんだよ」と言われた気がして堪えていた涙が溢れた。駅に迎えに来た団長は、3人でミカン片手に泣いている姿を見て爆笑。一生根にもつ。
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小さい頃、母からよく指摘された。食事中「お茶」と言う私に「お茶がなぁに?私はお茶って名前じゃないよ」と。「お茶をください」慌てて言い直す。正直面倒くさかった。時は経ち。母と同じセリフを今度は私が娘に言っている事に気が付いた。ウザいだろうけど伝え続ける。いつか分かる時がくるから。
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大きな声や争いが苦手な私は恐怖心が勝ってしまった。「大丈夫じゃないよ。スニーカー汚れたよ?」とヒソヒソ言ってきた娘の目に、その姿はどう映っていたかな。「万人にいい人でいることで大切な人を守れないなら意味がない」団長から昔言われたセリフが頭をよぎる。もっと強くなりたい。いや、なる!
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「ピカピカにしたの気付かへん?」オフロを磨いてくれていた夫が不思議そうに聞いてきた。「家事は誰からも褒められないし気付かれないものだよ」と口から出かかる。だめだめ。グッと飲み込み笑顔でこう返す。「わぁキレイ!ありがとう♡」やって当然なんて態度は✕。お互いに感謝が1番いいもんね。
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「浮気しない男なんていない。自分の相手だけは違うなんて思っていたらバカをみるよ」新婚で浮かれていた頃に友人から言われた。芸人という職業もあってその後も似た様なアドバイスを何人かにされた。自分の傷を浅くする為に1番近くにいる人を信じないのが『賢い』というのなら私はずっとバカでいい。
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ド派手なギャルの友達が昔言っていた。「見た目で誤解されることもわかった上で私はギャルを貫いている」と。外見で最初の印象が決まるのはしかたがない面もある。「見た目で判断しないでほしい」と言っている人より潔くてかっこいいと思った。誤解なんて行動で覆せばいい。その考え方、チョベリグ。
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おひとりさまで食事していてもしっかり手を合わせ「いただきます」と言う人を見かけると、日々の当たり前に感謝が出来る素敵な人なんだなと思う。そういう人は帰り際、店員さんに「ごちそうさまでした」と声をかけている。品性や人柄はふとした言動から垣間見える。張りぼての優しさよりも大切なこと。
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タクシーの運転手さんが嬉しそうに話してくれた。「この辺にお笑い芸人が住んでるの知ってる?ほら、名前なんていったっけな。クロちゃんの仲間のあの人!」運転手さん、簡単に個人情報を教えちゃダメだぞ。話題にするならせめて名前は覚えてあげて。
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6年生長女と私立中の学校見学に行った。「実はお子さんのことを過小評価している親御さんが多いんですよ」先生からのお言葉。赤ちゃんから育てて全てを知っていると思うからこそ「うちの子なんて」と思ってしまいがち。親バカでもいい。私は子供の可能性を本気で信じる1番の応援団でいようと決めた。
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漫画家になる夢がある長女。「それなら勉強する意味ないじゃん」と言うので「じゃああなたが大好きなONE PIECEや鬼滅の刃は絵の練習だけしていた人が書ける様なストーリーだと思う?」と返したら納得してくれた。勉強することは選択肢を広げること。人間としての幅を広げること。辛いけど頑張ろうね。
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エクボにまつわる伝説。人は死後に記憶をリセットされる。それを拒むと印として頬にエクボが付けられ、冷たい川の中で千年経ってから転生しなければいけない。あなたの周りのエクボがある人は、前世から想い続ける誰かと出逢うために千年耐えて現世にきたのかも。実は私も印が1つ。アイコンで見てね。
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99人が良いことを言ってくれていても、たった1人嫌なことを言う人がいるだけで心はマイナスの方へ持っていかれてしまう。以前Twitterで「私の母は70歳の今も教員を続けていて輝いている」ということを書いた。多くの人がコメントをくれて母本人もそれを読んだ。「励みになります」「素敵なお母さま」… twitter.com/i/web/status/1…
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私も店員さんも特にモタモタしていた訳ではありませんでした。
そして怒鳴ったのはお子さんを連れた女性。お子さんも隣で聞いていました。だから余計に悲しかった。
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「彼氏が出来た」「好きな人が出来た」と報告したときのリアクション。そこに本質が見える。第1声に「何をしてる人なの?」と聞いてくる人はマウント取りたがり。少なくとも私とは価値観が合わない。昔からそう思っていた。
芸人だから好きになったんじゃない。好きになった相手が芸人だっただけ。
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ふと思い出した。今まで夫から言われて1番嬉しかったこと。「愛してる」とか「かわいいよ」とかそんな甘〜い言葉よりも「さちといると自分の中の“怒”の感情が消えていくねん」という言葉。何年も前の話だから、今も同じ様に思ってくれているか分からないけど。笑顔の時間をふやせる存在でありたいな。
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幸せな人というのは『環境や条件に恵まれた人』ではなく『幸せを見つけるのが上手な人』なんだよね、結局。
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「洗濯物がたまってるなぁ」と夫。「ちゃんとやれよ」と続くかなと思って怒られる覚悟。でも続いた言葉は「もっと大きい洗濯機にするしかないかー」だった。私の辞書にはなかった発想にホッとさせられる。