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一旦今の法案から離れる。「性行為を伴うAVの禁止」は「AV撮影において現実に性行為をさせることの禁止」。これは行為規制であって表現内容規制ではない。それを表現内容規制の文脈にずらして大騒ぎする、あるいは「AVの禁止」という部分に焦点を当てて大騒ぎする、その動機、思惑は何だろうか。
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善意で共同親権を肯定する人に考えて欲しいのは、共同親権派の前提がDV・虐待の否定・否認であるということ。もちろん個別の事案については個々に判断すべきだけど、彼らのDV・虐待の定義や認識、否定・否認する根拠や論理は加害者が正当化、合理化するそれであることは容易に見て取れる。
3
杉田水脈氏の言動についてLGBT差別、女性差別は問われるのだけど、「慰安婦」・歴史認識の問題は問われない。忘れられているというよりも、これを取り上げることで叩かれるのを避けたいのだろう。この空気も安倍晋三氏の負の遺産。
4
トランス女性と「トランス女性」を僭称する男性とを混同させて恐怖を煽る差別言説は想像と情緒を刺激してしまう。それが描いているのは「トランス女性」を僭称する男性が何をし得るかであって、トランス女性が何をし得るかではない。
5
暇空茜とその助手というなるのツイを追ってるとクラクラするよ。「叩きたい」「怪しいはず」から入って、無知を妄想で埋めて、そうするとさらに「怪しい」ことを「発見」して妄想でつないでの無限連鎖。それが大量に繰り出される。
6
暇アノン周辺を追っていると、衆院補選の自民予定候補でマルチルーツを持つ女性へのヘイトが目立ってきてるし、出自に基づくヘイトではなく別の正当な理由による批判だとおなじみのすり替えも展開されている。とか、比例繰り上げになる大椿さんへの攻撃も急増。小西議員叩きもずっと目立つ。
8
厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課長「『若年被害女性等支援事業』への妨害行為等への対応について」(通知)
mhlw.go.jp/content/001082…
9
「Colabo問題」「WBPC問題」に勤しんでいる者には「実子誘拐」を主張する共同親権派が目に付く。支援団体・弁護士への敵意が物凄く、Colaboなどの活動も家族からの引き離し・破壊のストーリーになる。そこまで家族を自明視・善いもの視するとこに一つの根があるがそれもイデオロギー的効果の面がある。
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Colaboは新年度を大変苦しい状況で迎え現場の活動は阻害されたまま。一方で攻撃も妄想も止まる様子はなく、暇空自身もColaboに係る住民訴訟と若草、bond、ぱっぷすに係る住民監査請求を継続中。議員、メディア等々も一部引き気味には見えるが意気軒高な者がいる。まだまだ奔流の中だ。
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Colaboに対しても未だに「公金返せ」が決まり文句だし、意図的か無知か「不正会計」を叫び続ける者も多い。あれこれ難癖をつけているし、相関図やら「ナニカグループ」やらと妄想が膨らみ続けているから委託事業でなくなったからといって攻撃・妨害は止まらないし、3団体含めさらに広がりそうだ。
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未だに毎日のように男女共同参画予算が9兆円で巨大な利権だみたいな話が出てて。過去何度も否定されてるのに。男女共同参画に「資する」という非常に大括りの集計で、介護とか子ども・子育てとかちょっとでもかするのは何でも入ってるの。男女共同参画局は今年度16億円弱。
buzzfeed.com/jp/kotahatachi…
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妨害者の異様さも書かれてはいるが、全体としてはColabo側の過剰、過熱を印象付ける記事。そして締めの川松都議のコメントが最悪で相変わらず「会計不正疑惑」「領収書を出さない」などデマと不正確な表現満載で「Colabo側にも責任の一端」と歪める。
dailyshincho.jp/article/2023/0…
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議員秘書時代、電話で「議員は日本人か」「秘書のお前は日本人か」と聞かれたことは何度もあるね。「差別を前提とした質問には答えられない」と答えたり、「日本人だけど、差別を前提とした質問は受け入れられない」と答えたり。日本人と答えたら答えたで「なら、なぜ国益を損なう」というお決まりの。
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「国益」という議論に乗るにしても、そういう排外主義こそ「国益」も「日本の名誉」「日本人の名誉」も損なうのよね。
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暇アノンらは延々とストーリーを作り、膨らまし、上書きし、それをばらまいて印象操作し相手の信用を貶めようとする。自分たちは証拠だ集合知だ言って信用を捏造する。起こること起こることが相手に不利に解釈されるような文脈を生み、都合のいい文脈を召喚する。
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暇空・暇アノンは独自理論・論理で妄想が止まらないのだが、議員や議員にアドバイスする者、弁護士、言論人らがいつまでも乗っかって「Colabo問題」「WBPC問題」だと騒いだり、直接乗らないまでも暇空らと同調・補強するような発信を繰り返したりすることの罪深さ、恥ずかしさを自覚すべきだよ。
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繰り返すが、厚労省が答弁で「不適切な会計処理があった」と言い、通知で「一部不適切な経理が認められた」と言ったのは、都が経費と認定しなかった下記の部分のこと(例示は按分処理)。暇アノンらは暇空のツイを受けて「厚労省がColaboの会計は不適切と答弁した。返金だ」と騒ぐが、全くの「誤読」。 twitter.com/usamimn/status…
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暇空・暇アノンらがColaboの会計について「不正」とか「不適切」という時、実は語の定義は関係なくてその語の印象が力点であり、かつ「会計全体」がそうであるという印象を導く。そして「不正」「不適切」な会計によって詐取された公金が資金源となっているという文脈が用意されている。
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これがどれだけ危ういことか彼らには認識がなく、ゲームをするように突き合わせや「海苔(マスキング)剥がし」を楽しんでいる。これでは支援対象者は不安だし、対象者と支援団体の間の信頼関係にも影響する。自衛のため行政への情報提供を絞れば、事業評価・改善にも支障をきたし得る。
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「Noと言えない」とはどういうことか、「Yesと思い込む」とはどういうことかを端的にわかりやすく伝えるもの。「後から同意してなかったと言ったら…」とお決まりのいちゃもんをつける前に性暴力問題への学びを深めるきっかけになるはずなのだが。 twitter.com/KodomoKatei/st…