今宵はなかなかの禍々しさ。
「本格ファンタジー」で検索したところ、「魔法に消費されるエネルギー収支を考慮してない作品は本格ファンタジーと呼びたくない」(これ自体は庄司卓さんの表現ですが、ご自身の主張ではありません)みたいな主張に出くわして、ムンクの『叫び』みたいな顔になった。ファンタジーとは、幻想とは……
猟友会砂川支部・池上治男支部長「出てしまったらしょうがない。警察が出るか私たちが素手で立ち向かうしかない」--2018年、砂川市の猟銃免許取り消し事案の延長ですね。大型の熊がうろつく地域でのこのテイタラク、怪獣が出現しても大差はなかろうと思えます。 uhb.jp/news/single.ht…
某社さんが、「シミュレーションゲーム」の商標を悪用防止目的で取得したという話が美談で語られるのをよく目にしますが、90年代に「育成シミュレーション」を掲げた作品を出したメーカーの方から、件の某社さんからクレームの電話が入ったと聞いていますので、歴史ってやつは難しいよね!となる。
ハーフットはホビットの祖先とされる3種族のひとつで、『旅の仲間』序文に簡単な説明があります。褐色がかった肌の、靴を履かない機敏なグループで、他の2種族に先駆けて霧ふり山脈を西側に越え、リンドンの東に位置する後のホビット庄のあたりに移り住んだといいます。(c)Amazon Studios #力の指輪
「私は目に見える納骨堂や魔物たちの集会に興奮を覚えるのではなく、記録されざる時代に遡る古城の地下に納骨堂が存在するのではないかという疑念や、ある途方もない年寄りが、50年前に催された魔性の集会に参加したのではないかという疑念にこそ、興奮を覚えるのですよ」(H・P・ラヴクラフト)
関係者の皆様はお疲れでした。これを機に、著者側・出版側が萎縮しない形で、より良い本が制作・刊行されていくように、皆で考えていきたいものです。出版社側には諸々の体制見直しを、経験者と研究者(学術界、在野)には活発な議論とアーカイブ活動を、政府には研究活動を抑制しない方向への施策を。 twitter.com/game_watch/sta…
#cthulhujp コアマガジン様より、『クトゥルー神話解体全書』が発売中です。実質的に、『ゲークト』の後継書となります。ここ10年ほどの翻訳・研究を通して解像度があがったことを受け、全体的に情報のアップデートをはかった他、年表を併録するなど資料性の向上に務めました。amazon.co.jp/dp/4866536489
"Elves of Mirkwood(闇の森のエルフ)"だけならともかく、“暗闇エルフ(Dark Elves)”という英語をわざわざ用いた点に着目しますと、“かみのエルフ”に比べ多少肌の色が濃いくらいのことは考えていてもおかしくはないかなと。ドラマの配役については、エルフに倣い良しとも悪しとも言えると思います。
たとえば人物を形容する"dark"が、肌の色なのか髪の色なのかよくわからないというのは、H・P・ラヴクラフトの翻訳でも時々ぶつかる難題でした。他の作品や書簡を参照して、普段そういうのをどういう言葉選びで描写しているかあれこれ吟味し、たぶんこっちなんじゃないかなーとお出しするのが精々。
「流血鬼」、最高に好きな作品なのですけれど、この結末は自分にとって「インスマスを覆う影」的な"おぞましい変質"にしか見えず、ひどく恐ろしかった。受け止め方によってどちらとも取れるとの意見もよく目にする中、僕にとっては圧倒的にバッドエンド。(他の方々に同意を求める意図はありません) twitter.com/doraemonchanne…
"the Úmanyar and the Avari alike they call the Moriquendi, Elves of the Darkness, for they never beheld the Light that was before the Sun and Moon.(彼らはウーマンヤールとアヴァリを共にモリクウェンディ、暗闇のエルフと呼ぶ。日月以前に在った光を見なかった故に)"『シルマリルの物語』
「サウロン 復活」で検索しますと、フロドたちがあんなに頑張ったのに復活するなんて! と憤ったり悲しんだりされている方々がそこそこいらっしゃいますね。ご安心を。『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』は、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の5000年以上前の中つ国が舞台のお話です。
"Elves of the Darkness"、"Dark Elves"は共に、『ホビットの冒険』『指輪物語』では言及されていませんが、両作に登場する"Wood-elf(森エルフ)"、つまり闇の森のエルフがこの種族に含まれます。簡単に言えば、アマンに渡って二本の木の輝きを目にしたエルフ以外のエルフです。(実際はも少し複雑)
#ニャル様 が日本のトレンドということですので、ここぞとばかりに--
美しきローリエンの 黄金の枝に日がさすように。 彼女の髪は長く、手足は白く、 彼女は美しさそのもので、自由だった。
「狂」などの文字について、校閲から「これOK?」との注意書きをいただくことはありますけれど(それが彼らのお仕事です)、使ったらダメと押し付けられたことは、少なくとも自分は一度もありませんね。このあたり、版元や編集部の方針によってばらつきがあるとは思います。
#MSX がトレンド入りしたそうですので日付が変わる前に大ネタをーーこちら、旧ソ連で開発されたMSXクローン機、SURA PK 8000 でございます。
たとえば、『旅の仲間』の第6章、ロスローリエンにおけるレゴラスの歌の中に、こういうフレーズがあります。
この作品、このシーンで、「鍋で何を煮ているのか」という質問が、果たして"国語力"をはかる授業として適切なのか、疑問を感じますね。作中でその答えは明言されていないので、そこで具体的な"何か"を求めようとすると、"母親の葬式"に確実に存在したはずの何かを挙げる子供がいてもしかたなく思える。 twitter.com/bunshun_online…
#cthulhlujp ドイツ発のH・P・ラヴクラフト原作映画『宇宙の彼方より(原題:Die Fabe)』の日本語字幕を監修させていただきました。6月3日(土)、下北沢トリウッドにて公開予定です。cine-mago.com/ucyunokanatayo…
"it is told that ere long they met Dark Elves in many places, and were befriended by them;(彼らは多くの場所で暗闇エルフと出会い、彼らと親交を深めたと言われている)"(つづく)
As sun upon the golden boughs In Lórien the fair. Her hair was long, her limbs were white, And fair she was and free;
"wanderers of the Elven-race who never set out upon the paths to Valinor, and knew of the Valar only as a rumour and a distant name(彼らはエルフ族の放浪者で、ヴァリノールに足を向けることはなく、ヴァラールについても噂やおぼろげに耳に入る名声しか知らなかった)"『シルマリルの物語』