『シン・ゴジラ』の「避難とは、住民に根こそぎ生活を捨てさせることだ。簡単に言わないで欲しいなぁ」という里見総理代理のセリフのなんと含蓄深いことよ。
ちょうどツリーの直上に影が濃い部分ができているので、何かしら邪なことが起きているような塩梅に。
この半月で実に4社目の、「紙の本ヤバい」話を聞く。本当にヤバい。直接の原因は紙(輸入品)の高騰で、コロナ禍でまず一撃、ウ侵略に端を発するエネルギー問題が原因で二撃、このアホみたいな円安でコンボ発生!みたいな状況。実際、紙の高騰で増刷ナシね、という具体的な被害も直接食らっています。
「男は少女漫画を読まない」という話が持ち出され、「いやそんなことはない」との反論があがるいつもの光景が繰り返されておりますが--では今何が面白いですか?と聞かれたら答えられなさそうな方が多いだろうなとも思います。(もちろん、皆がそうだとは思いません)
「ジャイ子との結婚を回避」という出発点は時に批判されることもありますが、後々、ジャイ子がまんが道を歩み始め、茂手もて夫というどこかのび太を思わせるパートナー(結婚に到るかどうかは不明)を得る展開が描かれるのは、F先生としても顧みるところがあったのではないかと言われていますね。
「ヴォイニッチ手稿」を再現できるフリーフォント「ヴォイニッチ等幅」 商用可 - ITmedia PC USER itmedia.co.jp/pcuser/article…
「口では相手のことを『嫌い』と言っているけど本当は好き、みたいな描写が、今は通じないんですよ」--これ、実は昔から通じていなかったのが、掲示板やSNSで可視化されたという部分も多少はあると思います。 gendai.ismedia.jp/articles/-/836…
「異世界ファンタジーをやるなら暦や季節も独自に設定したくなるが、読者の99%はそんなの求めてない」とはいいますが、「黒竜戦役より三つ目の猫の年、七つの丘なすケイロニアの都サイロンに黒き死が満ち……」というエピグラムに、お兄さんお姉さん(控えめな表現)は魂が震えたものじゃったよ……。
お詫び:2020年5月13日付『Fate/Grand Order』運営チームの発表に関連して。 chronocraft.jp
H・P・ラヴクラフトという人は調べれば調べるほどガチガチの無神論者かつ唯物主義者なのですけれど、世の中には彼が自身の物語の世界観を本気で信じていたのだと考える方々が結構いらっしゃいます。故・栗本薫先生はそのクチであったようですし、スティーヴン・キング氏も著書でそれっぽいことを……。 twitter.com/magonia00/stat…
「今のはいったい何だったんだ」ーー深く頷くしかないお言葉。世界中が今、こんな感じになっている中、一部専門家の方々が「わけがわからないだろう? これがロシアだ!」とハイライトの消え失せた目で勝ち誇っておられる印象。恐れ入りました。bbc.com/japanese/video…
DeepL翻訳は"the ancient chronicle"をよく「古事記」と翻訳するので、「その後の彼の運命については、古事記には書かれていない」みたいな訳文に本当に出くわすことがあります。出くわしました。流石に噴き出した。
#ダークエルフ #力の指輪 中つ国における“暗闇のエルフ Elves of the Darkness”、あるいは“暗闇エルフ(Dark Elves)”、さらにエルフの肌の色についての簡単な覚書。
「夏の葬列」に描かれる、民間人の子供に機銃を撃ち込んでくる米軍機の存在を疑問視する向きがあるようですが、佐藤さとる氏の実体験がベースだという『だれも知らない小さな国』の戦時中エピソードにもあって、こちらは子供達が鬼ごっこのような感覚でそれを楽しんだという描写(たまに死者が出る)。
南房総市の伏姫籠穴は、「さらに不思議なことは、伏姫も八房も文学の中に登場する架空の主人公であるはずであるが、現実にこうして伏姫籠穴が我々の眼前に存在する事実を、私達はどのように理解すればよいのか、まことに神秘的であり幻想的と言えよう」と掲げる、メタフィクション全開の観光地です。
#cthulhujp さて。映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の公開を記念しまして、噂のあいつ、邪神シュマ=ゴラスのヒストリーについてひとくさり……なお、「格ゲーで採用されるまでに2回しか登場しなかった」「マーベル社の誰も知らなかった」の話はいったん忘れてください。
木村貴宏さん、難病を患っておられたとは……つい数日前に仕事絡みの会話でお名前が出たばかりでした。お若いのに……。(どうしても、主に思い出すのがこちらになります)
まさしくこれは至言。同時に、図書館には置かれないタイプの本が大量に並んでいる大型書店の存在意義でもあります。自分の場合も、足繁く通える距離にはありませんでしたが、幼少期に大型書店に出会えたことが幸運でした。地元の小さな本屋にある本が全てでないことが、はっきりわかるわけです。 twitter.com/Dr_George_Osar…
これから『封神演義』を読もうという人たちは、研究者による全訳版が勉誠出版さんから出た後で大変羨ましいです。長年定番だった講談社文庫版は翻案要素が強く、コミック版はそれをベースにさらにアレンジしているので、気に留めておくと良いかも。
逆張りじみた話だと断った上で--トールキン教授は異世界“的”な物語を「異言語から現代語に翻訳したもの」と扱うという考え方を示しましたが、それは物語がいかにも“現代英語への翻訳"らしくなるよう、語彙や言葉を入念に選んだ上でのこと。それはそれで、大変手の混んだことをやっているわけですよ。
最新話まだ観ておりませんけれど、 #新ガンダム の名前であるキャリバーンはアーサー王の剣ではなく、今作のバックボーンに用いられているシェイクスピア『あらし』の半魔キャリバンから採ったものでしょうな。魔術師プロスペローの怨敵であり、魔女と魔物の間に生まれた存在でもあります。
「増刷ナシね」というのは、今後売れても増刷ナシとかの見込みのお話ではなく、いったん増刷することになっていた(つまり売れていて、市場在庫払底)ものが、紙の高騰理由でトんだということ。だいぶん違います。
「作者が書かなかったこと」について野放図に拡大解釈することについての危険性については重々承知しております。ともあれ、白い肌でないエルフが存在したかどうかについて、トールキンの作品と遺稿から読み取れる範囲では何かを言い切ることはできない--というのが、ガチ勢の見解だと思われます。
例によって、『メガストア』誌の「エロゲー人の基礎知識」より、“男の娘”回で作った略年表。当時は、某出版社が推進していた「男の娘=女装少年」という風潮に反発していたこともあり、えらくとんがった記事になっている。これが若さか。(注:記事掲載は2009年)