及川眠子(@oikawaneko)さんの人気ツイート(新しい順)

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私はアニメのことは殆どわからない。でも京都アニメーションが数々の優れた作品を生み出してきたことくらいは知っている。自分勝手で愚かな感情が、地道に築き上げてきた文化を簡単に奪う。しかしその怒りや悲しみがそこだけに留まらず、新たなエネルギーや才能に転化する日が必ず来ると信じている。
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うちも最初に元ダンを「野心溢れる青年実業家」だと思っちゃったわ。それで3億使い果たした(借金も背負った)。とりあえず私は13年で終わったけど、人はみんな「あんなバカ男に。信じられない」と言う。あとに引けなくなるのよ。保護者になってしまう。男女の在り方は一つのかたちでは括れない。 twitter.com/WORLDJAPAN/sta…
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特に80年代は「正統派」と呼ばれるアイドルの存在があったからこそ、それを変型させたり全く違う角度からアプローチさせることができた。私が詞を提供していたWinkや早坂好恵などは正統派アイドルがいたから出来た「暴投」。今はみんな暴投で勝負してる感じがする。
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アイドル歌謡を舐めていたと気付いたのは、自分がアイドルに楽曲を提供し始めてから。詞・曲・アレンジ・振付・衣装...細かな部分まで「職人」たちがきちんと計算をして制作している。特に80年代のアイドル歌謡はとても優れた楽曲が多い。また、アイドルによって多くの素晴らしい才能が花を咲かせた。 twitter.com/WORLDJAPAN/sta…
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人の心に響く歌を歌えと歌い手に言ってきた。そして私もまた、人の心に響く詞を書いてくれと言われる。心に響くって何だろう?どうすれば人の胸を打つのだろう? ずっと考えてたことの答えのかけらを、山本太郎氏の政見放送の中に見つけた。誰かに届いてほしいと強く願う、真っ直ぐな思いだ。 twitter.com/oikawaneko/sta…
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政治のことはよくわからない。現在の与野党どこの支持者でもない。 れいわ新撰組・山本太郎氏の政見放送での最後「死にたくなる社会から生きていたい社会に転換させる」という言葉に、これは私がずっと歌詞に込めてきた思いと同じだと感じた。 健康法.jp/archives/49047
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曲先で詞を書く場合、一人称「私」と「あたし」を計算して使い分けてることが多い。似ているようでいて「わ」と「あ」では響き方、言葉の立ち方が違うのだ。『魂のルフラン』の出だし、もし高橋洋子が「あたしに還りなさい」と歌ってたら絶対に蹴飛ばしてたと思う(笑)
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CMやパチンコに使うとか、替え歌にしたいとか、外国語に替えたいとか、そういうとき以外は連絡来ないから、いったい誰がどんだけカヴァーしてくれてるのかまったくわからない。けどBABYMETALも歌ってくれていて嬉しいわー(さっき見つけた)。 『魂のルフラン』 youtube.com/watch?v=8NVdK6…
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→「言葉を濡らす」ということが理解できないそうだ。 また、暗い詞を得意とする人は、明るい詞を簡単に書く。逆は難しい。 人の闇を描くのが上手い人は「陽」を簡単に描き、基本が陽の人は陰を描くのが苦手だとのこと。 つまり、濡れた&暗い&陰の筆致を持つ書き手がいちばん器用ってことか。
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ずいぶん昔、あるディレクターが教えてくれた。 濡れた筆致の人は、乾いたタッチでとリクエストすると簡単に乾いた詞を書いてくる。でも元々が乾いた筆致の人は逆が出来ない。濡れた言葉でとお願いすると、雨の情景だったり濡れた髪が的な詞を書いてくるらしい。→続
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金のためだけに音楽の仕事やってない。だけど稼がなきゃ生きていけない。好きなこと、いちばん大事なことを仕事にしてしまった人間は、常にそのせめぎ合いよ。こだわりと割り切り、自分の中でうまーく使いこなせるようになって初めて職業として成り立つ。どんな分野でもそうだと思うんだわ。
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私は音楽文化は衰退したとは思ってない。CDは売れなくなったし「音楽はタダ」と思いこんでる連中も多いけど、才能のある若いアーティストたちはどんどん出てきてるし、コンサートやライブにはちゃんと人も入ってる。音楽ビジネスの方法が変わっただけだ。
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「庶民の感覚にマッチしない」てなことを上から目線で言う人いるけど、庶民の感覚って何や?例えば私は近所のスーパーで買い物するしブランド品にも興味ない。でも驚かれるような家賃の部屋に住んでいて、付けるだけで痩せる矯正下着に50万円ぽんと支払う。庶民じゃなくて悪かったな。1ミリも痩せん。
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周りにもいるなぁ。「あの人バーキン持ってたわよ」「彼女の時計ローレックスだったわよ」とかって、人が着てる物や持ってる物の「センス」を見るのではなく「値段」ばかりを気にする人。シンプルな服装にちょっとした高級品を合わせる。それって異常なことか? headlines.yahoo.co.jp/article?a=2019…
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もっとスゴい人は「作詞の印税はCD代金の10%。合ってますよね?」と訊いてくる。合ってねえーーーっ! それは書籍の印税率じゃ(書籍の場合も必ずしも10%とは限らない)。どんだけ稼ぐんだよ及川!と、そういう人たちに思われてる。ちゃんと著作権の印税計算方を調べてから思ってくれ。
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パチンコは「機器複製使用料」という印税。つまりは出荷台数に付き印税が入るということ。金額も決まってない。メーカーや台の種類、どの曲を使うかによっても変わる。何度も何度も何度も説明しても、どうにも理解出来ない人たちがこの世にはいる。それにメール返さなきゃいけない苦痛...。
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某番組より「パチンコで残テが流れるたびに作詞家に30円の印税が入る。合ってますよね?」という問い合わせ。合ってるわけねえだろー。そんな印税率なら借金もとっくに返して、今頃南の島に移住して脳みそ溶かしながら暮らしてるわ(怒)
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私は思い入れを持ってないけど、私が書いた作品を思い入れを持って聴いてくれたり歌ってくれたりするのはすごく嬉しい。作詞家冥利に尽きます。だから私は自身の作品に思い入れを持たないようにしてる。世に出た歌は歌い手のもので、歌い手が放った歌は世の中のもの。その考えはずっと変わらない。
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羽生結弦くんが『残酷な天使のテーゼ』で滑ってくれた、やっほぉ嬉しいぜぇ!ということろまでは言えるんだけど、シンジふうとかアスカふうとか記されていると、そこで「・・・」となる。つまりエヴァ自体がわかってない。すまぬ。私は主題歌の詞を書いただけの人(未だに)。 twitter.com/Megumi_Ogata/s…
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某ミュージカル映画の作詞の依頼があったとき訊いたのは「歌詞は画面にクレジットされますか?」。先方はなぜそんなこと訊く?と思ったみたいだけど、字を目で追えるのと耳だけで歌詞を捉えるのとでは言葉の選択がまったく変わってくる。耳だけの場合、言葉はなるべく平易に比喩もわかりやすくする。
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ほんとに、自分が作った楽曲が誰に歌われようとどういうふうに使われようと興味がない。というより、オリジナルをいいと思ってカヴァーしたりしてくれてるんだから有り難いことだと思うのみ。 ・・・と、興味がないと書いたけど、羽生くん残テで滑ってくれたニュースには「やっほぉ!」でした(笑)
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オリジナル楽曲を変更せずに使用する場合は基本的に権利者に許諾は必要なく、みんな勝手にカヴァーしてる。でも稀に「歌っていいですか?」と丁寧に聞いてきてくれる人たちもいて、最近ではベッド・インとKayaだけなんだが、すごーく感じがいいし応援したいと思ったので、それ付け加えとく。
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この詞は私がもらったもの、だから私の好きにしていいと歌手が思い、勝手に詞の内容を変えたりして歌うとする。ある程度までは目を瞑るが、あまりに酷いとその人の歌唱を差し止める。どんなに売れててもだ。私たちは「完成品」をあなたに渡してる。変えたければ権利者への許諾が必要。それだけの話だ。
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まぁべつに私が詞を書かなくてもエヴァの主題歌は大ヒットしただろうし、私が書いてなかったらもっともっと知られてたかもしれない。こういうことは巡り合わせ。ただ『残酷な天使のテーゼ』という変ちくりんなタイトルを付ける頭のおかしな作詞家は、たぶん他にあんまりいないだろうとは思う(笑)
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今ちょっと調べたら、羽生結弦くん1994年12月生まれ。エヴァがスタートしたのは95年で『残酷な天使のテーゼ』も同年10月にリリース。エヴァとほぼ同年齢の子がその主題歌を知ってくれてるって、考えたらスゴいことだよなぁ。なんせ残テは半年間しかテレビで流れてない。それが今でも残ってるんだもの。