後三年合戦絵巻の取り懸けをためしてみた。左上は弓道の形 右上は親指と人差し指で矢を挟む形 下は後三年合戦絵巻の形。左は人差し指を矢に添え親指で中指、薬指を包み込む形。下右は親指でより強く薬指を包む形 弓道以外は、頼朝の話通り、薬指に圧力が集中するので下右の引き方が一番具合良かった twitter.com/sakone_shogen/…
弓返り(ゆがえり)は鎌倉時代から 弓返りは、矢を放った瞬間に弓を自然に一回転させ、矢を速く真直ぐに飛ばす日本の独特の射法 弓返りを記した最古の文書は九州探題、今川了俊(1325-1420年)の「了俊大草子」だが、鎌倉時代後期の1309年に描かれた「春日権現記紀絵」にも、弓が半分返っている描写がある
鎌倉武士が一回の戦闘で使った矢の数 「源平盛衰記」には衣笠城防衛に当たり各人に「弓二、三張り、矢四、五腰を用意せよ」とある 一腰とは箙(えびら)一つ分で、矢25本が標準だが、16ないし32本を盛る箙もある。一人およそ百本強 弓を複数用意するのは、当時の弓が壊れやすかったということだろうか
宇治川の戦いで大鎧着用で奮戦した筒井明春はそれこそハリネズミになるほど敵に矢を射込まれ、後に数えてみたらその数なんと62本、十数カ所に傷を負ったものの致命傷はなし。騎射で23人を倒し、8人斬ったところで薙刀が折れ、太刀でさらに4人を斬った まるで東部戦線のティーガーのような強靭さですね twitter.com/boots_fleck1/s…
和種馬の乗型と駄型の違い、特徴が一目でわかる素晴らしいイラストですね。言葉や写真の説明だけでは、ちょっとわかりにくいところも一目瞭然です。特に肩甲骨の角度の違いが示されているところがすごい。 ただ、背中の後部は「白会」ではなくて「百会」と言うようです。 twitter.com/kisocrane/stat…
弓戦の射程 故実では「218mで始まり55mで盛になり18mで衰える」としている 「武藝訓」ではいかに強弓の武士でも55mで鎧は貫通できず「55mで足軽の遠矢(放物線を描く矢)から始まり、27mで盛んになり、9-13mで衰え刀槍をとる」が実態としている。弓道の近的28mは差矢(水平に狙う矢)で鎧を貫通できる射程
一回の戦闘で使う矢100本を作る手間 「射学大成」より。荒矯め1日半、削り2日、洗浄2日半、木賊磨き1日、仕上げ矯め2日、目漆(節陰、7回塗り乾かす)15日、筈と筈巻き、漆塗り2日、矢羽の鏝焼き2日、沓巻き根太巻き2日、同漆塗り1日半、矧3日、同漆1日半、鏃を入れる1日。計37日もかかる
長巻、最強の馬上打ち物 長巻は薙刀より刃先が重く打力が強い。薙刀のように広く縦横には振り回せないが、徒士戦と違い、接近馬戦では槍や薙刀の柄を叩き折れるほど打力が強く、小手回しが利き、槍に対しても辷り込んで敵を斬ることができる長巻に利がある 「馬上武芸」金子有鄰 #紅葉台木曽馬牧場
スポーツ流鏑馬入門 和式馬術、弓道の先生方の指導を受け、始めたばかりの初心者の視点で、数多くの写真図版を使って作られたスポーツとしての流鏑馬を始めたい人、興味のある人の疑問に答える入門書です。A-5判、112頁(カラー48頁)、税込2,420円新紀元社2016年刊 #紅葉台木曽馬牧場 #サドルバック牧場
馬の朱色の厚総、額は面懸(おもがい)、胸は胸懸(むながい)、尻は尻懸(しりがい)、併せて三懸(さんがい)と言う 騎乗で木刀を振ってみると、振り抜けた木刀の切っ先が馬の額や尻をかすってしまうことがある もしかしたら面懸、尻懸は自分の太刀の切っ先除け? 胸懸は敵の徒士が横に払ってくる薙刀除け?