日本の在来馬は小さくて役立たずだった説が未だに流布されている。が、それは戦国時代の武士が小柄だったので弱かった、と言うのと同じ。例え現存の在来馬で実証実験をしても、当時の頑強な軍馬とは根本的に違う。紅葉台木曽馬牧場では在来馬を当時の軍馬に倣って育て日々鍛えている。詳しくはこの本に twitter.com/in20876533/sta…
騎射集団突撃。 2017年に「蒙古襲来絵詞」で甲冑騎馬武者が追物射の体勢で集団突撃している絵を再現しようと試みたが失敗。 個々の馬の速さが違うので隊列がばらけてしまった。 ふだん大人しい馬も弓を持った甲冑武者が乗ると興奮状態で全力疾走。 特に弓を引くために手綱を手放すと為す術なしだった
手綱がない、鞍がない、鐙もなくて、障害飛びながら弓を引いてます。矢は的に中ったかな、とか、そんなこと問題じゃないほどすごい。 首に巻いてる紐だけでコントロールしてるのだろうか、乗り手と並んで馬の調教も想像を絶するレベルですね。 twitter.com/Roger007moore3…
馬上から振り下ろす大太刀。 7月19日、武術家達による馬上武芸検証企画「武と馬」の発起人で「里山武芸舎」を主宰する生田覚通さんと「月刊秘伝10月号(9月14日発売)」記事の追加取材のため、紅葉台木曽馬牧場を訪れ、菊地幸雄先生から、和式馬術で和種馬に乗る馬上武芸のご指導をしていただきました
的の手前にいる人を避けて後ろの的を射る。 そんなことできると思いますか? 人の右側に見える白い線が人を避けて飛んでる矢です。 Lars Andersenさんはとんでもない弓の名人。自分に向かって飛んで来る矢を射ることだってできる(これは別の動画)。 人を避けて飛ぶ矢の動画 youtu.be/qc_z4a00cCQ
飛んで来る矢を射落す。 またもLars Andersenさんの凄腕。 矢を射落すなんて序の口。 映画『バーフバリ 王の凱旋』みたいに矢を三本番えて三つの的に中てる。実際にできる人がいるなんて信じられない。 映画『フッド:ザ・ビギニング』の弓術指導もこの人だ。 YouTube映像youtu.be/vZSYh-qIAOk
紅葉台木曽馬牧場で二番目に速い咲苗での襲歩。時速40キロ近く出ているのではと思います。 小柄でも頑強な在来馬は、甲冑を着用して重量が増しても、さほど速度は低下しません。馬上武芸の威力は、攻撃の際、この馬の推進力、機動力をどうやって最大限に生かすかにかかっているのではないかと思います
和種馬で和式馬装、袴をはいて襲歩 紅葉台木曽馬牧場の外乗コースを駈け、途中、ちょっと道から外れて山に入ってみたりしている動画 馬は先頭から凛、撮影者が乗っている二番目が章姫、三番目の白馬は翼。オリエンテーリングの子供達が道にいたので、注意しながら見通しの良いところだけを走りました
速度計付き「乗尻(のりじり)」袴女子 躍動する馬上で微動だにしない騎乗で、CGではないかと言われた映像に速度計を追加 この乗り方は「立ち透かし」と呼ばれる和式馬術の騎乗法、馬は木曽系和種馬の「凛」 和式馬術では主に重心の移動で馬を操るため騎乗者は「乗尻」と呼ばれます #紅葉台木曽馬牧場
一昨年、モンゴルに行った時にガイドのバイドに来ていたモンゴルの高校生は昼食後、馬で家に帰った。家までは100キロ。替え馬を連れてずっと駈歩 何時間かかるのか知らないけど、お弁当は「うまい棒」二本だけ。途中食べるのではなく弟や妹たちへのお土産だったのかも知れない
和種馬の乗型と駄型の違い、特徴が一目でわかる素晴らしいイラストですね。言葉や写真の説明だけでは、ちょっとわかりにくいところも一目瞭然です。特に肩甲骨の角度の違いが示されているところがすごい。 ただ、背中の後部は「白会」ではなくて「百会」と言うようです。 twitter.com/kisocrane/stat…
大鎧で準実戦級の弓力30kgの弓を引く 弓力13.7kgで引尺いっぱいに引こうとすると、弦に色々引っかかりそう。ちょっと引いても威力のある30kgの弓なら、そこはクリア? 12月12日に開催された第四回大鎧騎乗会では鎧と弓の関係を色々と試してきました #甲冑装束騎乗会 #鎌倉もののふ隊 #紅葉台木曽馬牧場
後三年合戦絵巻の取り懸けをためしてみた。左上は弓道の形 右上は親指と人差し指で矢を挟む形 下は後三年合戦絵巻の形。左は人差し指を矢に添え親指で中指、薬指を包み込む形。下右は親指でより強く薬指を包む形 弓道以外は、頼朝の話通り、薬指に圧力が集中するので下右の引き方が一番具合良かった twitter.com/sakone_shogen/…
鎌倉武士の取り懸け 現代の弓道とは少し違う、鎌倉武士の弓の引き方を実験 これは筑波大の松尾牧則先生による「素手で引いても痛くない取り懸け」と、「木弓故実摂録」、「後三年合戦絵巻」の図、「高忠聞書」などの記述から推定しました 慣れれば違和感なく引けます。弓力24kgの弓を使いました
弓戦の射程 故実では「218mで始まり55mで盛になり18mで衰える」としている 「武藝訓」ではいかに強弓の武士でも55mで鎧は貫通できず「55mで足軽の遠矢(放物線を描く矢)から始まり、27mで盛んになり、9-13mで衰え刀槍をとる」が実態としている。弓道の近的28mは差矢(水平に狙う矢)で鎧を貫通できる射程
弓で甲冑は射抜けたのか?  矢で鎧の裏をかく(貫通)のは当時から困難で、矢21本を受けて衣笠城に斬り込んだ金子家忠(右下)、橋板を外された宇治橋を強行突破した源氏方の僧兵、筒井明春(左下)は甲冑を脱いだら矢が61本刺さっていたと言う。負傷十数カ所とはいえ、大鎧の防御力はやはり生半可ではない
弓返り(ゆがえり)は鎌倉時代から 弓返りは、矢を放った瞬間に弓を自然に一回転させ、矢を速く真直ぐに飛ばす日本の独特の射法 弓返りを記した最古の文書は九州探題、今川了俊(1325-1420年)の「了俊大草子」だが、鎌倉時代後期の1309年に描かれた「春日権現記紀絵」にも、弓が半分返っている描写がある
流鏑馬の的 なぜ近いの? 鎌倉武士の武芸の象徴、流鏑馬。ある流派の射手さんは「なんで的が近いの?」とよく聞かれ「実戦では敵の内兜を狙うから」と答えていると言う 武藝訓でも騎射の射程は五間(9m)。騎乗では矢尺いっぱいまでは引きにくいので、それ以上の射程では中っても鎧が貫通できないからだ
内兜を狙え 兜の内側に見えてる顔を内兜(うちかぶと)と言う 甲冑武者同士の騎射戦では互いに相手の顔を狙うのだ つくづく鎌倉武士に生まれないで良かったと思う さて射程9m。近いと思うだろうけど、映像で騎乗から放った矢が慣性で大きく曲がってゆく様子がわかる。 近くても、中てるのはなかなか大変 twitter.com/kerpanen/statu…
数字で見る鎌倉武士 平均身長159cm。体重は50-60kg。平均寿命24歳。大鎧の重さ25-30kg。主武装の弓は長さ227cm、弓力40kg超。矢の長さは90cm。一人が携行する矢は箙に25筋。弓の直射有効戦闘距離36m。軍馬の体高130cm前後(前肢、肩迄の高さ)。軍馬の最高速度40-50km/h。太刀の長さ76-79cm(刃は約60cm)
太刀の長さが間違ってました。刃の長さが76-79cmです。訂正してお詫びします。
@4233ara どうやら鎌倉時代、今とは取り懸けが違っていたらしく。この方法で引くと素手でも痛くないと言うことでした。ただしこの映像の弓は弓力13.7kgなので、これで40kgを引いたらどうなるのかはわかりません。
これが本来の鎌倉武士 大鎧は確かに重すぎ。それはそもそも騎乗のための鎧だったからです 大鎧で地上を歩くのは例外的なことで、鎌倉の鎧武者は映像のように騎乗で突撃して来ます 総重量100kgを越える大鎧武者と装備一式を乗せても日本の在来馬は時速40キロ以上で疾走できます #紅葉台木曽馬牧場 twitter.com/kerpanen/statu…
これが騎乗から見た時速40kmの騎射 速すぎて、騎射も撮影も失敗してます 速度計に注目、弓力24kgの弓を使っています。馬はこの牧場の最速馬、木曽系和種馬の「快佑(かいゆう)」 鎌倉武士はこんな勢いで攻撃して来ます。そして弓力40kg弓の狙いは外しません #サドルバック牧場 #馬上弓くらべスクール
大鎧を着用して弓力30kgの弓を引く 鎌倉武士の実戦弓40kgには及ばないが、大鎧を着用して30kgの弓を引いてみました この映像から、40kgはおろか、現代人が30kgの弓を渡されたらどんな有様になるのか、が、わかると思います #紅葉台木曽馬牧場 #大鎧騎乗会 #甲冑・装束騎乗会 #鎌倉もののふ隊 twitter.com/kerpanen/statu…