長巻、最強の馬上打ち物 長巻は薙刀より刃先が重く打力が強い。薙刀のように広く縦横には振り回せないが、徒士戦と違い、接近馬戦では槍や薙刀の柄を叩き折れるほど打力が強く、小手回しが利き、槍に対しても辷り込んで敵を斬ることができる長巻に利がある 「馬上武芸」金子有鄰 #紅葉台木曽馬牧場
まさにこれですね 甲冑を着用して弓を引くと、前のめりになっていないと弦が鳩尾の板や、太刀に引っかかります で、ここで便乗宣伝 まーこさんがモデルを務めてくれている「赤絲威鎧武者写真集」現在、編集中。8月末、モデルカステンから発売予定。1/12鎌倉時代の鎧武者プラモデルには必須の資料です twitter.com/sh0hta/status/…
流鏑馬の的が近いのは、敵の内兜(兜の内側に見える無防備な顔)を狙って射るためです。的も内兜の大きさ 敵も鎧を着ている想定なので他の場所に中っても、矢は裏をかきません(貫通しません) こんな速度(おそらく50-60km/h)で突進して来て、顔を狙って正確に矢を射られたらたまらんですね twitter.com/kawakami_yu/st…
宇治川の戦いで大鎧着用で奮戦した筒井明春はそれこそハリネズミになるほど敵に矢を射込まれ、後に数えてみたらその数なんと62本、十数カ所に傷を負ったものの致命傷はなし。騎射で23人を倒し、8人斬ったところで薙刀が折れ、太刀でさらに4人を斬った まるで東部戦線のティーガーのような強靭さですね twitter.com/boots_fleck1/s…
名著「馬上武芸」で金子先生は概略、西洋の騎馬戦は一撃離脱の繰り返し、日本のは巴戦と述べている(もちろん例外も多い)。奇しくも空戦と同じだ 日本の騎馬戦は急旋回を繰り返して敵の後方を狙う。源氏の騎馬武者、熊谷直実は、零戦撃墜王の坂井三郎の捻りこみのように、鋭い急旋回で勝利を得ていた
弓戦の射程 故実では「218mで始まり55mで盛になり18mで衰える」としている 「武藝訓」ではいかに強弓の武士でも55mで鎧は貫通できず「55mで足軽の遠矢(放物線を描く矢)から始まり、27mで盛んになり、9-13mで衰え刀槍をとる」が実態としている。弓道の近的28mは差矢(水平に狙う矢)で鎧を貫通できる射程
鎌倉武士が一回の戦闘で使った矢の数 「源平盛衰記」には衣笠城防衛に当たり各人に「弓二、三張り、矢四、五腰を用意せよ」とある 一腰とは箙(えびら)一つ分で、矢25本が標準だが、16ないし32本を盛る箙もある。一人およそ百本強 弓を複数用意するのは、当時の弓が壊れやすかったということだろうか
和種馬の乗型と駄型の違い、特徴が一目でわかる素晴らしいイラストですね。言葉や写真の説明だけでは、ちょっとわかりにくいところも一目瞭然です。特に肩甲骨の角度の違いが示されているところがすごい。 ただ、背中の後部は「白会」ではなくて「百会」と言うようです。 twitter.com/kisocrane/stat…
スポーツ流鏑馬入門 和式馬術、弓道の先生方の指導を受け、始めたばかりの初心者の視点で、数多くの写真図版を使って作られたスポーツとしての流鏑馬を始めたい人、興味のある人の疑問に答える入門書です。A-5判、112頁(カラー48頁)、税込2,420円新紀元社2016年刊 #紅葉台木曽馬牧場 #サドルバック牧場
一回の戦闘で使う矢100本を作る手間 「射学大成」より。荒矯め1日半、削り2日、洗浄2日半、木賊磨き1日、仕上げ矯め2日、目漆(節陰、7回塗り乾かす)15日、筈と筈巻き、漆塗り2日、矢羽の鏝焼き2日、沓巻き根太巻き2日、同漆塗り1日半、矧3日、同漆1日半、鏃を入れる1日。計37日もかかる