1501
侵略の定義は定まっていない、などと国会で答弁していた安倍氏(74年の国連総会で侵略の定義に関する決議が採択されている)。ロシアのウクライナ侵攻は明らかに侵略だが、満州事変は日本の自衛行動、とでも言うつもりだろうか。
1502
「核武装をタブーにしない」とは、言い換えれば、他国の人々(その大半は善良な市民)を核兵器で焼きつくすという選択肢をあらかじめ排除しないということだろう。それを遠回しに言っているだけだ。いや、被爆国日本の責任として、その選択肢はどうしても排除すべきでしょう。
1503
敵基地攻撃能力をもてという人たちは、場合によってはロシアだって攻撃するということか。そんなことをしたら何倍もの反撃をうけて老人や子どもが逃げ惑うことになるだろう。海岸線には原発があるし。
1504
ウクライナ侵略をロシアは「戦争」と呼ばずに「特別軍事作戦」と呼ぶ。帝国日本が中国侵略を「戦争」と呼ばずに「事変」と呼んだのに似ている。
1505
「日本は侵略していない」「侵略の定義は定まっていない」「日本はアジアを解放した」などと言ってきた人たちが、好機到来とばかりに「このままでは侵略される、改憲だ、軍拡だ、核兵器だ」と叫ぶ、そのうさん臭さ。
1506
「核兵器を持たないと他国に侵攻される」という人がいるが、忘れてはいけない。イラクは、核兵器を持っているという理由で米国の軍事侵攻にあった(実は持っていなかったが)。
1507
「安倍晋三氏のご活躍を目にするたびに、どうにも割り切れない思いを感じている。いわゆるモリカケ・サクラ問題、国会での100回を超える虚偽答弁問題など、いずれも国民を納得させる説明は今もってされていない。このままで済ませるつもりなのだろうか」
朝日新聞「声」欄。
1508
白紙のプラカードを掲げただけで逮捕される。戦争反対の声が圧殺される。そんな国にしてはいけないとロシアからの報道をみて痛感させられる。しかし、日本もすでに、街頭演説の政治家に向けてプラカードを掲げるだけで警察官に排除されるところまできている。
1509
プーチンに言わせれば、ロシア政府を批判する者はすべて「くずどもと裏切り者」であり、ロシアから出ていけ、ということなのだろう。既視感があると思ったら、あれだ。自民党を批判すると「日本から出ていけ」と返す人たち。プーチンによく似ている。
1510
野党に追及されるのが嫌で国会を開かない、街頭演説のヤジを警察が排除する、説明責任をいっこうに果たさない、侵略を解放と言い換える、憲法に緊急事態条項を書き込んで権力の集中を図ろうとする……。
自民党はロシアをめざす。
1511
ロシアのウクライナ侵略のニュースをみていると、日本の中国侵略の歴史が目の前で再現されるかのようだ。非軍事施設の破壊、非戦闘員への無差別攻撃、多数の避難民。日中戦争について調べているさなかだけに、なおさらそう感じる。
1512
〈陸上自衛隊が2020年2月に実施した記者向け勉強会で配布した資料に「予想される新たな戦いの様相」として「反戦デモ」を例示していたことが分かった。防衛省が衆院外務委で共産党の穀田恵二氏の質問に明らかにした〉共同通信。
2年前の勉強会に出た記者は、なぜすぐに記事を書かなかったのか。
1513
一般の住宅まで破壊し、子どもや老人をも虐殺する。どこの国の軍隊であれ、侵略軍のやることにそう違いはない。今のロシアも昔の日本も。
1514
「ポツダム宣言をつまびらかに読んだことがない」とか「侵略の定義は定まっていない」とか言ってた元首相が、(基地だけでなく)相手の中枢も攻撃できるようにすべきだ、などと叫んでいる。おこがましいにもほどがある。
1515
「この(北方領土)問題は安倍晋三政権の時に終わっています。残念ですが、淡い期待は捨ててください。プーチン氏にすり寄って翻弄された、安倍外交の失敗を真剣に反省することです」岩下明裕・前北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター長。14日付朝日新聞。
1516
「アウシュヴィッツへの道は憎悪によって建設されたが、それを舗装したのは無関心であった」ブラウニング著『増補 普通の人々』(ちくま学芸文庫)から。
1517
現行憲法は「時代にそぐわない」(岸田首相)と言いながら帝国憲法への復古をめざす矛盾。自民党改憲案のどこが「時代にそぐう」のか。
1518
「核共有だ」「中枢攻撃だ」「防衛費倍増だ」とロシアの侵略に便乗するように、むやみに煽る元首相。憲法9条はこのような政治家の暴走を許さないためにある。
1519
憲法記念日、岸田首相が日本会議系の集会にビデオメッセージ。NHKが夜7時のニュースで流したのは、そのビデオメッセージの一部じゃないの? 全国民日本会議化計画進行中?
1520
「戦争はもうたくさんだ。戦争の栄光なんてたわごとだ。血や復讐や破壊を声高に叫ぶのは、銃を撃ったこともなければ、けが人の悲鳴やうめき声を聞いたこともないやつらだけだ。戦争は地獄だ」W・T・シャーマン。『戦争における「人殺し」の心理学』(グロスマン)から。ちくま学芸文庫。
1521
「反撃力」という名の先制攻撃をすれば一撃で相手が降参して戦争は終わると考えるのは、まさに、お花畑的楽観主義だ。真珠湾を先制攻撃して「大戦果」をあげても米国は降参しなかった。3年数カ月にわたって猛烈な反撃をうけ、日本が焦土となってやっと終わった。お忘れか。
1522
月百万円も(ほんとはもっと)もらっていながら、憲法の規定に反して、野党が要求する臨時国会の召集に応じない自民党って何なんだ。それを衆院議長ともあろう人が「百万円しかもらってない」って何それ。
1523
国会議員、とくに与党議員ほど楽なものはない。選挙制度も給料も臨時国会の開催も全部自分たちのいいように決めて、審議中にワニの映像を見てても、読書してても、118回ウソをついてもクビにならない。それでもって「月100万円しかもらえない」と、いたく不満そうに言うんだからなあ。
1524
映画「教育と愛国」を見た。安倍首相(当時)いわく「教育の目標の一丁目一番地は道徳心を培う(ことにある)」。少なくとも118回、国会でウソをついた人にそんなこと言われてもなあ。ぜひ、映画をご覧あれ。
1525
「日本の政府はあらゆる方法をもって琉球を利用するが、琉球の人々のために犠牲をはらうことを好まない」米国の歴史学者G・H・カー。
「甘えているのは沖縄ですか。それとも本土ですか」翁長雄志前知事。
5・15朝日新聞社説から。