726
「私はルイ16世ではない、民主的に選ばれた」と首相は言う。
どうしてどうして。地元の支持者を都に招いて公金を使って花見酒をふるまうなんて、立派な王様気取り。民主的に選ばれた人がやることじゃありません。
727
黒川氏の処分。法務省は「懲戒が相当」と判断していたが、官邸が懲戒にはしないと結論付け、「訓告」となったことが分かった。共同通信。
報道通りなら首相はまたまたウソをついていたことになる。安倍政権は黒川氏によほど重要な裏情報を握られているのだろう。退職金は事実上の口止め料か。
728
元国税庁長官の佐川氏の退職金は約5千万円、懲戒処分で66万円が差し引かれた。当時、財務省が公表した。
一方、黒川氏の退職金は個人情報を理由に法務省が公表を拒んでいる。税金から支払うのだから、個人情報より、納税者の知る権利の方が優先されるべきじゃないの。
隠蔽体質、強まるばかり。
729
「官邸が宣言の全面解除を急いだのは、検察庁法改正案や国民への一律10万円給付などを巡る混乱で、政権への世論の風当たりが強まっており、自粛期間を少しでも縮め、国民の不満を和らげたいとの思いもあったとみられる」
読売新聞。
そういうことか。自己都合解除。
730
首相の指示で法務省は、信頼回復のための「法務・検察行政刷新会議」を発足させると。
悪い冗談だ。信頼を損ねた張本人は首相なのに。
731
なんか変だな。
「懲戒とはしない、訓告とすると決めたのは法務省だ、内閣ではない」と官房長官が言い張るのは、
「どろぼうしたのはオレの右手だ、オレではない」と言うのと、どう違うの。
732
コロナ専門家会議の議事録は作成していない。
検事長の処分について官邸と折衝した法務事務次官は国会に出さない。
中身不明の予備費として10兆円の予算。
隠蔽の上に隠蔽を重ねる安倍内閣。
捨てられない極秘文書が山のようにたまっているんだろうな。
733
1957年に首相となった岸信介は、自身の戦争責任を国会で問われ、こう述べる。
「我々が戦争に突入せざるを得なくなったところの原因を詳細に私自身としては反省し……民主政治家としてあくまでも精進していくという決意に到達した」
反省する、精進する、けれど責任はとらない。
よく似た孫がいる。
734
コロナの専門家会議が立ち上がったころ、まさか今度は議事録がないとか言い出さないだろうな、当然作るだろうな、と声があがった。モリカケサクラで記録がない、文書がないとさんざんごまかされてきたからだ。
にもかかわらずまたも作っていない、しかもそれで適切だ、と。
あまりにふざけてないか。
735
歴史(記録)を改竄するだけじゃ気がすまなくて、
歴史(記録)をいっさい残さない、何でも口頭ですます。
それがこの内閣のやり口だ。
そうして「適切だ、適切だ」と繰り返す。
いったいどこが適切だ。
736
黒川氏の代わりは即座に見つかった。
首相の代わりもただちに見つかるだろう。
伊藤博文が初代首相に就いて以来、次が見つからなかったためしはない。
737
民度?
米国に、デモする人々と対話し握手する警察官。
日本に、「土人」と吐き捨てる警察官。
738
トンネル法人の闇は深い。
そして、
闇の先にはいつも、オトモダチが待っている。
739
「差別をやめよう」とは決して言わない米大統領。
「責任をとる」とは決して言わない日本の首相。
ふたりとも、政治家として、というより、
人としてどうか、というレベル。
740
コロナでピンチになった事業者を支援する制度がつくられた……と思いきや、カネの出口で口を開けて待っていたのは電通やパソナだった。
だれのための、何のための制度なのか。
741
電通、パソナに限らず、この政府はやることなすこと、すべて不透明さが付きまとう。
記録を残さず、残っていた記録は捨てる。結局、首相らの思いつきに、あとから役人が無理やり理屈をつけようとするから情報開示できないのだろう。検察官の定年延長が典型的。まさに「鯛は頭から腐る」だ。
742
「大臣は……と答えるにとどめた」という表現を、どの新聞の政治記事でもよくみかける。
しかし、別に「とどめた」わけじゃなくて、「……としか答えられなかった」とか、さらに言えば「……と正面からの答弁を避けた」とか「逃げた」とかいう方が正確ではないか。実際、政府は逃げの答弁ばかりだ。
743
「麻生氏にあえて皮肉を込めて言いたい。もしも日本国民の『民度』なるものがあなたが胸を張れると考えているほどのレベルであったなら、こんな政権にこれだけ長期の存続を許さなかったでしょうに、と」
毎日新聞投書欄。
744
政権幹部「国会の延長は必要ない。そのためにすぐに使える10兆円の予備費を積んだ」朝日新聞。
国会を延長すれば野党に何かと突っ込まれる、だから10兆円を政府の裁量で支出できる予備費として計上した、と。
ひどい話だ。そんなに国会が嫌なら、今すぐ野に下ってはどうか。#国会を止めるな
745
モリカケサクラ、ケンサツの文書だけでは飽き足らず、政府は10兆円もの予算を予備費の名でブラックボックスにしまいこむ。東日本大震災の時の予備費2兆円の5倍だ。国会には適宜適切に報告すると言うが、報告だけでは民主的統制がきかない。第一この内閣、今まで一度も適宜適切に説明したことがない。
746
税金を公正・公平に分配して民の暮らしを支えるのは政治の仕事だ。ところが現内閣は、地元支援者を大勢「募って」税金で花見酒をふるまったり、電通に給付金事業を丸投げしたり、不公正・不公平が目に余る。
そんな内閣が通常の20年分にあたる10兆円もの予備費を手にして公正に分配できるのか。
747
60年前の今日、安保反対を叫ぶ学生と機動隊が議事堂構内で衝突、樺美智子さん死去。「全学連の暴挙は……国際共産主義の企図に踊らされつつある計画的行動……」との政府声明を書いたのは、当時34歳の読売政治部記者、渡辺恒雄氏。官房長官の秘書に頼まれ、長官官舎でペンをとった(渡辺恒雄回顧録)。
748
「軍艦島に朝鮮人差別はなかった」という趣旨の展示をする産業遺産情報センター。「政治的な意図はない」(朝日新聞)と語るセンター長の加藤康子氏がこれまでどんな論文を書かれているか調べたら、右派雑誌の「will」「hanada」などにしばしば「徴用工の真実」について寄稿しておられる。
749
河井夫妻について。
「国会議員は、かけられた疑惑については説明を果していく責任を負っている」と首相。読売新聞。
よく言うよ。
750
河井夫妻、自民党離党。
党本部から受け取った1億5000万円は返さないのか。
党本部は返還を求めないのか。
ほかの自民党議員は、よくそれで黙っているもんだ。