801
学術会議任命拒否について首相「任命された会員は公務員になる。国民に理解される存在であるべきだ」。
国民に理解不能な対応をしているのは首相の方でしょう。
802
首相の著書『政治家の覚悟』が出たことを21日の読売新聞が政治面で小さく(ベタ13行)報じている。「2012年に発売した単行本の一部が再収録された新書」だと。ところがもとの単行本で公文書管理の重要性について述べた個所を削除していることには、全くふれていない。
さすが読売、というべきか。
803
菅首相自著改竄事件。
かつて正義を語った菅氏が、その後、それを語る資格を失って該当箇所を削除したというお粗末。「文春新書の編集者の判断で削った。私は指示していない」とでも言い訳するのかな。
804
首相退任後に靖国神社参拝を繰り返す安倍氏。それより長野県にある満蒙開拓平和記念館を訪ねてはどうか。祖父の岸信介が支配の中枢にいた旧満州で、現地の中国人と日本人入植者が味わった辛苦を今からでも学ぶべきだ。彼らのほとんどは靖国に祀られていない。前の天皇、皇后は四年前に訪れている。
805
「私どもは選挙で選ばれているから、決定に反対するのであれば(その官僚は)異動してもらう」これが首相の考えなのだから、学術会議任命拒否の理由も同じこと。反対する者、批判する者に用はないとすでに白状しているに等しい。何が「総合的、俯瞰的観点」か。
#日本学術会議への人事介入に抗議する
806
学術会議任命拒否。首相や自民党幹部が「未来志向」「未来志向」と言い出した。問題をすりかえる時、問題から逃げる時に彼らが使う常套句。「未来」は任命拒否を取り消したあとの話だ。
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807
「私共は選挙で選ばれている。反対する官僚は異動してもらう」と語った菅首相だが、実際には選挙で選ばれていない官房副長官が検察庁人事や学術会議の任命を差配していたらしい。公安警察のトップだった人物が人事を通じて民主主義を掘り崩す。怖い国になった。
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808
学術会議は国益に沿え、と自民党・甘利氏は言う。しかし政権の考えがすなわち国益で、政権批判は国益に反するとみるのは誤りだ。政権=国家ではない。異なる意見、批判的な意見を排除しようとする現政権の姿勢は、政権益にはかなっても公共の利益に反する。
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809
「官房副長官の国会招致はほとんど前例がない」と自民党の森山国会対策委員長。つまり、前例があるということですね。
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810
給付金を不正に受給して、警察に出頭する人が相次いでいるのだという。自分の支持者、後援者から参加希望者を募り、税金で花見接待した政治家は出頭しなくていいのか。
811
「女性はいくらでもうそをつけますから」と9月に発言した杉田水脈議員。映画「主戦場」の中でも「日本人はうそをつかない、うそをつくのは韓国人」という趣旨の発言をしている。最近再びこの映画を見る機会があり確認した。人権侵害や人権の回復を訴える人は杉田氏にはみな、うそつきに見えるらしい。
812
菅氏は首相になってまもない9月18日に竹中平蔵東洋大教授、20日に高橋洋一嘉悦大教授、24日に西岡力麗沢大客員教授と個別に会っている(各紙「首相動静」欄)。菅氏が「総合的、俯瞰的な観点」で学者を選ぶとこのような人たちになるということか。
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813
①政府が学術会議会員の任命を拒否したために、
②批判の声が上っている。
それが事の順序なのに、NHKニュースは、批判を先に取り上げて官房長官の言い逃れでまとめるから、まるで政府に理があるかのような印象を与える。政府の言い分は破綻しているのに。
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814
加藤陽子さんの本を一冊でも読めばわかるように、加藤さんは「総合的、俯瞰的な観点」で日本の近現代史を研究する実証的な歴史学者だ。その加藤さんを除外するのは政府の方こそ「総合的、俯瞰的な観点」が欠けているということではないか。
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815
学術会議をめぐる首相、官房長官の右往左往ぶりを見ていると、問題が報道されるまでは、学術会議の幹部に対する水面下での圧力で、6人の任命を秘密裏に拒否できると甘くふんでいたのではないか。前政権の隠蔽、改竄体質を継承したことが命取りになりつつある。
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816
加藤官房長官、あまりにお粗末。
「参考資料までは詳しくは見ていなかったということだろう」
なんかほかにもっともらしい言い訳は浮かばなかったのか。で、だれがいつ、6人を外したのか。
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817
権力者が自分のお気に入りの学者だけ集めて、自分に都合のよい見解だけ受け入れるようになったら戦時中の日本と同じだ。それはよくないと中曽根首相(当時)でさえ「任命は形式的なもの」とした。異なる意見に耳を貸さない権力者は民主主義と相容れない。
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818
8日の読売は学術会議任命拒否を「首相と事務方トップの杉田和博官房副長官のラインで極秘に決定されたとされる」と報じた。首相が99人の名簿しか見ていないなら、杉田氏が独断で削ったのか。官房副長官に任命拒否権があるって何の法律に書いてあるんだ。
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819
選挙で選ばれているから、どんな人事もできるとの考えを菅氏は前任者から継承したのだろう。しかし為政者をしばるのは前任者でなく憲法だ。第23条「学問の自由は、これを保障する」。政治は学問の自由を「保障」する立場であって支配・統制する立場ではない。
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820
学術会議の会員は「(会議の)推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」と法は定める。首相が会議が提出した105人の推薦書を見ていない(6人減らしたあとの名簿しか見ていない)のでは、そもそも手続きに瑕疵があったことにならないか。一からやり直すしかない。
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821
「政権内からは学術会議のあり方を見直すべきだとの意見も出ている。だが、任命拒否に対する疑問に答えず、会議のあり方に矛先を向けるのは論点のすり替えだ。……首相は任命拒否について、合理的で国民が納得できる理由を示さなければならない。それができないのであれば、撤回すべきだ」毎日新聞社説
822
「前例踏襲でいいのか」と首相は言うが、自由と民主主義のルールは過去の積み上げを踏まえてもらわないと困る。それを恣意的に破壊しておいて「従来と同じ考えだ」(官房長官)とごまかされても困る。拒否の理由を説明できないのは不当な権力行使だからだ。
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823
任命を決裁したのは9月28日、6人はその時点で既に除外され、99人だったと首相は説明した。学術会議の推薦者名簿は「見ていない」と。朝日新聞デジタル。
任命権は行使したが任命拒否権は行使していないとでも言いたいか。では誰が何の権限で6人を排除したのか。
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824
学術会議任命拒否。
「前例踏襲でいいのか」と首相が言っているのに、官房長官は「従来と同じ考え方だ」と強調する。
一体どっちだ。論理が破綻している。
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825
任命拒否、だれが決めたか。「政府内で『政治的に大きなエネルギーを費やすことになる』との慎重論もあったが、首相と事務方トップの杉田和博官房副長官のラインで極秘に決定されたとされる」読売新聞。
決定過程を記録した文書を示せ。
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