151
152
35歳のオースター:『孤独の発明』刊行
35歳のアディーチェ:『アメリカーナ』完成
35歳のエリクソン:『ルビコン・ビーチ』完成
35歳のミッチェル:『クラウド・アトラス』刊行
35歳のイシグロ:『日の名残り』刊行
35歳のピンチョン:『重力の虹』完成
153
かつて、本がひとつひとつ手作りされていたころの工程を見せてくれる動画です。文字を組んで、ぐいっと印刷して、切って、折って、綴じて、表紙を貼り付けて...。
atlasobscura.com/articles/watch…
154
『百年の孤独』初版本がボゴタの文芸祭から盗まれ、6日後に取り戻された事件を取材したアラルコンがインタビューに答えています。銃撃戦ありカーチェイスあり(ただし逮捕者は出ず)と、スパイ小説ばりの奪還劇だったとのこと。映画になるかも。
npr.org/2016/11/21/502…
155
ドナルド・トランプ大統領三期目。メキシコとの泥沼戦争の末に、中学生も兵役に就ける制度が作られ、戦場でだけ手に入る「デストロモンGO」のキャラも導入され、それに釣られた少年兵は世界を転戦中。エトガル・ケレット、新作短編の英訳です。
buzzfeed.com/etgarkeret/arc…
156
シャーレでバクテリアを培養して描いた絵のコンテストがあることを知りました。去年の入賞作はニューロンやニューヨークの地図など。他にも、ゴッホの絵を再現するなど、目を奪われる出来のものばかりで、バクテリアの集団芸術魂を感じます。
huffingtonpost.com/entry/agar-art…
157
明治十年代〜二十年代のシェイクスピア作品の翻訳タイトルを知って胸が熱くなっております。
『人肉質入裁判』(ヴェニスの商人)
『自由太刀余波鋭鋒』(ジュリアス・シーザー)
『春情浮世乃夢』(ロミオとジュリエット)
『女房持虎之巻』(じゃじゃ馬ならし)などなど。
158
今年で36回目を迎えたヘミングウェイそっくりさんコンテストは、史上初めて、「ヘミングウェイ」という姓の男性が優勝を飾りました(血のつながりはないそうです)。122人のエントリーがあり、ヘミングウェイ氏は7回目の挑戦でついに優勝。
theguardian.com/books/2016/jul…
159
ハリウッド名物の一つ、歩道のWalk of Fameにはドナルド・トランプ大統領候補の星もあるのですが、このたび、その星の周囲に、本人念願の国境の壁(鉄条網つき)が設置されたようです。アメリカらしいユーモアある抗議表現です。
imgur.com/gallery/ggrMf
160
ボストンの歩道の敷石に、雨天のときだけ詩が浮かび上がる、という記事です。ボストン市とNPOの協力で四月からスタートして、まだ数は少ないですが、今後2年間でさらに増やし、英語以外の言語の詩も書き込む予定だそうです。
atlasobscura.com/articles/bosto…
161
ジョージ・R・R・マーティンとJ・R・R・トールキンのラップバトル(もちろん架空)が公開されています(@ElectricLitより)。マーティン「あんたの展開は見え見え」トールキン「私からRRをパクったくせに」などてんこ盛り。
electricliterature.com/watch-george-r…
162
シェイクスピア没後400年企画で、ロンドン地下鉄が全駅名をシェイクスピア関連に書き換えた地図を発表しています。一部しか見れませんが、モンタギューとキャピュレットが隣同士になっていたり、ジャンルのマークもあって、遊び心満載だそうです。
huffingtonpost.co.uk/entry/london-u…
163
ガルシア=マルケスの創作をめぐるエピソードで特に心に残るのは、『百年の孤独』の登場人物の死を書くのが怖くてなかなか書けなくて、ついに書いたときに奥さんに「とうとう死んだのね」と言われて泣き崩れた、というくだりです。ものすごく卑小なレベルで、僕も今日、翻訳で似た経験をしました。
164
1年前の記事ですが、ダーウィンが『種の起源』の原稿を自分の子供たちの落書き用の紙にしていた、という微笑ましい(研究者には恐ろしい)話です。600枚のうち、現存する45枚のほとんどはお絵描き用とのこと。子供たちの絵は味わいがあります。
kinja.amnh.org/darwins-kids-d…
165
1600人のイギリス人に調査した結果出た、「読みたいとは思うがまだ未読の小説」ランキングが発表されています。5位罪と罰、4位ドリアン・グレイ、3位白鯨、2位レ・ミゼラブル、そして1位の小説は...僕もまだ未読です。
ow.ly/XmUkd
166
ニコラス・ケイジ、2007年に購入したティラノサウルスの頭骨が盗難品だったと知り、モンゴル政府に返還を決意したとの報道。さすがケイジなお買い物…しかも買うときに競り合った相手はディカプリオだと書かれています。美談なのか何なのか。
theguardian.com/film/2015/dec/…
167
The Paris Reviewが50年にわたって行ってきたインタビューのアーカイブがフリーアクセス可能になりました。1950年代はカポーティやヘミングウェイ、60年代はボルヘス、ナボコフ、そして2010年代まで、宝の山です。
theparisreview.org/interviews/#li…
168
トマス・ピンチョンがついに自分の写真を公開しました...ただし、自分の口の中の写真です。どこまでもこの人は突っ張っていて頼もしい。次は鼻の穴の写真を期待したい。
clickhole.com/article/book-l…
169
アレクシエーヴィチの版権を手放すことになった群像社からのメッセージ。「小さな出版社の営みにご注目いただけますよう」という言葉を忘れないようにしたいです。何よりも『宇宙飛行士オモン・ラー』は必読書です。
gunzosha.com/20151021messag…
170
ベネディクト・カンバーバッチ、BBCラジオのためにフランツ・カフカの『変身』(英訳)を朗読しています。6月中旬までは無料で音声を聞くことができます。冒頭の紹介〜インストの流れからして、昔ながらの番組作りのいい雰囲気です。
bbc.co.uk/programmes/b00…
171
「ドストエフスキーの落書き」という、彼の自筆原稿に描き込まれたイラストの展示がコロンビア大学で行われているそうで、一部がオンラインでも見られます。
openculture.com/2014/01/fyodor…
言葉がなかなか出てこないときに、この作家はかなり念入りに絵を描いているそうです。
172
ニーチェが執筆活動後期、健康が悪化しつつあった頃に使用していたタイプライターの写真と、実際に打ち込んだ原稿のサンプルを見ることができます。
malling-hansen.org/friedrich-niet…
僕のイメージするタイプライターとはかなり違い、何かの武器のような見かけです。
173
サミュエル・ベケットとアンドレ・ザ・ジャイアントに接点がありました、という奇妙な記事です。
exp.lore.com/post/523171842…
ベケットの小屋作りを手伝った男、実はアンドレの父親で、息子が大きすぎて学校のバスに乗れないと聞いたベケットがトラックで送迎してあげたという…。
174
「猫を愛した30人の作家たち」エドワード・ゴーリー、ヘミングウェイ、バロウズ先生からコルタサル、ボルヘス、ブコウスキー、さらにはジャック・デリダまで、作家たちと猫の写真を見ることができます。buzzfeed.com/summeranne/30-…