藤井光/Hikaru Fujii(@fujiihikaru)さんの人気ツイート(新しい順)

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ナチスによって略奪された本を追跡・返却する研究者たちの地道な努力を取材した記事。ローゼンベルクとヒムラーが競い合うように各地から没収した蔵書が、ドイツをはじめとする図書館の書棚に分散し、過去十年で三万冊が元の持ち主や遺族に返却されているとのことです。 nytimes.com/2019/01/14/art…
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『クリスマス・キャロル』発表後にディケンズが20年以上各地で朗読していた際、元の文章を編集していた書き込み版が、このほどニューヨーク公立図書館で公開されているという記事。箇所によって口調を「謎めいて」「生き生きと」するという自分への指示も入っているそうです。 atlasobscura.com/articles/charl…
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カート・ヴォネガットが大戦中に家族に宛てた22通の手紙やドレスデンの写真などを収録した未公表のスクラップブックに、このほど競売で18万ドル超の値段がついたという記事。皮肉と恐怖の混在する手紙も含め、『スローターハウス5』の成り立ちを語る貴重な資料だそうです。 smithsonianmag.com/smart-news/kur…
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「本を集めるというのは強迫観念であり、気晴らしであり、病気であり、中毒であり、魅惑であり、愚行であり、運命である。それは趣味ではない。本を集める人は、そうせざるを得ないのだ」 ---ジャネット・ウィンターソン twitter.com/PenguinUKBooks…
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1933年にナチス・ドイツで焚書の目にあった「非ドイツ的」文学を、戦後に一個人が生涯にわたって収集した12000冊をアウグスブルク大学が買い取った「焚書図書コレクション」を取り上げた映像記事。ユダヤ人作家や反戦作品が火にくべられたときの記録音声も登場します。 bbc.com/reel/video/p06…
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合衆国(ヴァーモント州)とカナダ(ケベック州)の国境線の上に建っている図書館が、建物が国境をまたいでいるという特殊な立地ゆえに、合衆国にいるイラン人とトランプ政権によって入国禁止になった家族がつかのま再会する場所になっているそうです。 reuters.com/article/us-usa…
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マーガレット・アトウッドによる『侍女の物語』の続編が2019年9月に刊行されるとアナウンスされました。あれから15年後の世界を舞台とするThe Testamentsは3人の女性による語りになるほか、目下進行中のTVシリーズ版とは別物とのことです。 global.penguinrandomhouse.com/announcements/…
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オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』のオリジナル原稿版が刊行される予定だそうで、ワイルド自身が1890年に雑誌に提出した際に修正を加えた手書き原稿の一部が公開されています。同性愛的と思われそうな表現を弱める変更が見られるとのことです。 lithub.com/take-a-look-at…
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惑星の衛星は“moon”(月)と呼ばれますが、その月にも衛星があった場合には何と呼ばれるべきか。目下提案されている有力候補が“moonmoon”(「月月」でしょうか)だそうで、その微妙さに作家ダニエル・エヴァンズが「名称つけたくてずっと待ってる詩人が17人はいるんだけど」と。 twitter.com/daniellevalore…
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スウェーデン南部の湖で水遊びをしていた八歳の女の子が、水底から突き出た棒を引き抜いてみたら、5〜6世紀まで遡るかもしれないバイキングの剣だったという記事。ちなみに発見者の女の子はミネソタ育ちでバイキングスのファン、名前はサーガ(Saga)というおまけつきです。 thelocal.se/20181004/eight…
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南極で作られた初めての本がオークションに出たという記事です。1908年にニムロド号で南極に遠征したシャクルトン隊が、外に出られない間の活動として執筆し、挿画を描き、製本したAurora Australisという本で、コウテイペンギンへのインタビューまで入っているそうです。 atlasobscura.com/articles/for-s…
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『新潮45』とその後の新潮社の声明に抗議して、新潮クレスト・ブックスで進めている翻訳の仕事について、いったん降りるという決断をしました。言葉がふるった暴力について、誠意ある対応がなされ、素晴らしい編集者と読者の輪に戻れるようになることを望みます。
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西ウェールズにある書店のオーナーが早期引退することになり、店を売るかわりに「思いもしなかった人生を誰かに歩んでもらえたら」と、くじ引きで店を引き継いでもらったという記事。当たりを引いたのはオランダ人常連客で、アイスランド人の友人と切り盛りするそうです。 theguardian.com/books/2018/sep…
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イギリスのホテルチェーンがこのたび、滞在客が部屋に置いていった本の上位リストを発表しています。託された本の数はこれまで7万冊、『IT』やハリー・ポッター、トランプ本、ギリアン・フリンやポーラ・ホーキンズを抑えてトップに立ったのはあのディストピア小説。 travelandleisure.com/culture-design…
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アメリカの大学生の40%以上が教科書を買うために食事回数を減らしたことがある、という調査結果が出ています。20年間で教科書の価格が三倍近くになり、履修する授業数を減らしたり帰省を諦めたりして対応する傾向がマイノリティの学生たちに強まっているとのこと。 axios.com/college-textbo…
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今ではもうなくなってしまった音、消えつつある音を保存しておこうという、“Conserve the Sound”という拡張中のオンラインミュージアム。ウォークマン、黒電話から市街地図を広げる音まで、年代・種類別に聴くことができます。個人的にはカセットテープの音が感動的。 conservethesound.de/en/category/so…
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警察が証言から人相を再現するときの市販ソフトウェアを使い、小説にある描写のみから登場人物の顔を描くプロジェクト。比較対象に映画のキャストと並んでいます。『リプリー』などは映画もかなり忠実で、あれっと思うのは『シャイニング』と『フランケンシュタイン』の怪物。 mymodernmet.com/brian-j-davis-…
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有名作家が書いたのにほとんど知られていない、子供向けの本を十冊紹介する記事です。ボールドウィン、ヒューズ、フックス、マッカラーズ、スタイン、エーコ、プラス、ハイスミス、フォークナー、ジョイスという面々。原書の挿画も添えられていて雰囲気を味わえます。 lithub.com/10-little-know…
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作家の執筆スランプ(writer’s block)を解消するべく1925年に登場したのが、「隔離ヘルメット装置」。雑音を完璧にシャットアウトし、原稿だけが見え、タンクからの酸素が頭を明晰に保ってくれる…はずが一年持たずに消え失せたこの発明品が、このたび復刻されたという記事。 publishersweekly.com/pw/print/20180…
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合衆国で音楽やDVDなどの売れ行きが毎年減少する一方で、物理的な「もの」メディアのなかで、本だけは売り上げが微増する状況を今後数年間も維持する見込みだという記事。本の手触りや蔵書の楽しみや画面疲れのほか、独立系書店の復活なども要因に挙げられています。 strategy-business.com/article/Gutenb…
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YouTube上でおすすめの本について語る「ブックチューバー」の人気ぶりを取材した記事。若い世代向けの新しいブックガイドで、友人におすすめされている雰囲気が人気を呼び、40万人近い登録者を持つブックチューバーもいて、出版社もその影響力に注目し始めているそうです。 nytimes.com/2018/07/31/boo…
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ドイツのケルンで発掘されている紀元二世紀ごろの遺跡から、二万巻におよぶ書物を所蔵できたと思われるドイツ最古の図書館の遺構が見つかったという記事です。町の中心部の市場か広場にあることから、公共図書館だったと思われるとのこと。 theguardian.com/books/2018/jul…
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北京市が書店にかける予算を二年前から三倍近くに増加させる予定という記事。賃料や改修の補助をするだけでなく、2020年まで大型書店は16軒、小型書店は200軒の増加を目指すそうです。優れたデザインの空間に外国の翻訳も雑誌もある書店が重要と結ばれています。 qz.com/1336159/beijin…
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本の背表紙で五七五、という昨日の企画について、先に購入すべきであって書店に迷惑がかかるとご指摘いただきました。まったくその通りですので、一日遅れでお詫びがてら、見つけられた限りで当該の本を購入しましたので再掲します。どうもありがとうございました。
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バルセロナ在住の写真家Xavi Bouが、「鳥が飛ぶ跡が空に残ったらどう見えるのか?」という長年の興味をついに写真にした作品“Ornitografías”が紹介されています。空をカンバスにした絵画のような不思議な世界です。記事の終わりに16枚のスライドあり。 nationalgeographic.com/magazine/2018/…