ハラダサヤカ(@haradahayanari)さんの人気ツイート(新しい順)

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双葉の飄々としていながら一定の信頼を寄せられる性質や、あけすけなようで真意は見せない身のこなし、そうとは見せずに猛スピードで回転している頭。自分のようなタイプの人間が行きつくべき場所に、最もスマートに到達している大人として、一目置いているのだと思います。
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さて、優れた人間を見極め寄り添う才を持つ南條ですが、その割に他者に影響を受けることはあまりありません。そんな中、作中に登場する人物で唯一彼に『影響を与えた』とカテゴライズできるのは双葉大我かもしれません。手放しに『尊敬』『憧れ』等の間柄に分類できない怖い2人ですが、
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3期5幕で北原に、「変わったのはお前だ」と言った時。南條は一周回って素直な人なのかもしれません。大事にしたいもの、そのままありのままであって欲しいものを遠巻きにいつも守ろうとしてきました。彼が愛する2人が、いざという時に彼に向き合いぶつかってくれたこと、報われたようで嬉しいです。
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南條の台詞はいつも建前のフィルターが1枚、時には2枚程かかっていますが、彼の台詞を書いていて、「あ……今、南條本音言ったな」と思ったことが本編の中に2度ありました。2期8幕で、星谷に「甘いね」と言った時。憧れの人がいるくせに、揚羽の気持ち分かんないのかよ、と言った時が1度目。そして、
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お前らさあ、俺に立ち仕事させるつもり~?といつもの嫌味を言ってみても、痛くも痒くも思わない連中。「うるさい。文句言うな」と手を引いたくせにほっとく電波。「へばったら担いでやるよ」と無茶言う筋肉。まさかこんなに理屈の通じない奴らが、よりによって最初にできた、本当の友達になるとはね。
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チーム単位での活動を終えて捨ててしまうはずだったteam漣のザブリーダーの椅子。次の契約先を見つけるまで惰性で座り続けていたガタガタと脚のグラつくパイプ椅子。ようやくフカフカのソファに鞍替えし、蹴っ飛ばして捨ててやりましたが、「いつまでも座ってんな」と引っ張り立たされてしまいました。
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彼は派遣社員ならぬ派遣インテリヤ〇ザのようだと思っています。鋭い観察眼でこいつのサブに付くと得だな、と見初めた人物を自らの利益のために徹底的にサポートして伸し上げますが、契約を満了すると後腐れなく去ってゆき、次なる主を見つけるのです。なんだかヤドカリのようです。
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というわけで、6月17日は2年MS組を申渡とは別のアプローチで支えるブレイン、南條聖の誕生日でした。謙虚な優等生には「お前こんな凄いとこあるよ」と誠実に褒めて見せ、高慢な自信家には「流石ですねえ」と油断なく阿り、理屈の通じない天才肌には「お前のこと嫌いじゃない」と笑って見せる男です。
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よほど強い人か、柔軟な人でなければ、飲み込まれてしまいそうな大きな魔物。暁はちゃんと飼い慣らして、糧にして、今も厳しく怒り、気難しく諭し、あたたかく見守り、不器用に微笑み、もっともっと高い壁へと果敢に挑戦しています。後輩達よ、これが元華桜会の姿です。おめでとう。
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毎回イチから人間関係を作るのはとっても体力がいることです。それでも暁は自分が今まで避けがちだったこと、苦手意識があるものに、卒業後は挑戦しようと思ったのでしょう。同じく劇団に所属しない道を選んだ親友の柊も、そんな暁のガッツに、多少背中を押されたのではないかなあと思います。
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暁はあえて、色々なカンパニーで、色々な演出家や色々な共演者、スタッフと出会う道、様々なやり方、様々な考え方、様々な人間関係の海へと飛び込む道を選びました。オーディションでも顔合わせでも初稽古でも険しい顔で緊張していそうですが、関係者の顔と名前はしっかり一致させていそうです。
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意外と顔に出るからね。大丈夫、分かってる。みんなが見えない手で彼の背中をさすっていますよ。そんな暁は現在、芸術大学に通う傍ら様々なミュージカルのオーディションを受け、経験を積んでいます。華桜会を務めた卒業生は特典として綾薙が運営する劇団に入団テスト免除で所属することが出来ますが、
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と思っていたかと思うと分かるよーと駆け寄りたくなります。でも暁の教え子達は「先輩がまた後悔している…」「先輩がまた心配している…」「先輩大丈夫です」「先輩ちゃんと寝てますか?」「先輩ファイトです!」と頭の中で思ってそうです(笑)。多田さんも仰ってましたがきっと先輩大好きなんです。
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仲間達に「暁の指導が一番月皇先輩に近い」と言われていましたが、備わったデリカシー量がノミとマンモスほど違います。容赦なく厳しい指導をしている最中も頭の中で「また冷たい言い方をしてしまった…」「ひょっとして今嫌な言い方をしてしまったんじゃないか?」「頼むから泣かないでくれよっ?」
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色々あった1年間……表で描かれていたのは学園トップとしての苦労や葛藤でしたが、3期のパッケージ特典だった、後輩たちに大学を案内するというエピソードを書いて、こりゃ指導者としても色々な苦労をしてそうだ、と思いました(苦笑)。基本的に人見知り、且つ人の心の機微に敏感なのでしょう。
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第3期までくると『華桜会』とは良くも悪くも魔物だなあと感じます。責任感が強かったり、上昇志向が強かったり、守りたいものがあったり、そういう人ほど魅了され憑りつかれるのでしょうか。登場した当初の暁は、正しく厳しく高くあろうとする、この上なく真摯な華桜会メンバーだったように思います。
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ファミレスでの座席取りに独特のこだわりを持っているらしい暁鏡司の誕生日。前・華桜会の中では小柄な暁が、鳳楪漣という足長長身トリオを対面に押し込んで食事をしている場面を見た時、異種ハンサム面接をしているようだと思ったのは私だけ? 全員美男なのにちょっと不思議な所が彼ららしいです。
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今度は虎石が寝袋で寝る番。
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寮部屋では散々苦労した卯川ですが、いざ退寮して一人暮らしになったらば、大丈夫かい?ちょっぴり寂しくない? 戌峰も一人暮らしなので近所に住んで一緒に登下校したら? 怖い番組見ちゃった夜は虎石が喜んで泊りにきてくれますよ。結局賑やかそうな卯川家を、是非いつか書いてみたい。おめでとう!
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ちょっとヤンキーで面倒見のいい長男坊と、元気で優しい次男坊、しっかり者でオバケが怖い三男坊――みたいな兄弟のようでもあるし、大きなワンコと苦労人コンビのようでもあるし、悪ノリ男子コンビとお説教係のようでもあるし、辰己申渡2人の世界被害者の会のようでもある、team柊の仲良し戦友3人組。
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卯川の「ごめんね」に戌峰は「いいよ!」と返し、作中では描きませんでしたが、虎石は「戌峰がいいっつったならいーんだよ」で済ます気がします。「オレも嫌なこと言ったし、ダセぇゴメンね合戦は勘弁」って感じでしょうか(笑)。許してくれた戌峰、怒ってくれた虎石、卯川の大事な友達です。
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戌峰はきっとそれが分かっているから広い心で卯川を受け止めたのでしょうし、虎石はきっとそんな2人が好きだから「いい加減にしろ」と言ったのでしょう。気安い仲だからこそ卯川も虎石もヒートアップして口論になったのでしょうし、そんな2人が本当は仲良しだと知っているから戌峰は止めたのです。
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焦りとプレッシャーで、戌峰に理不尽にあたってしまった卯川と、それを注意した虎石が大喧嘩をするというエピソードでしたが、何だか彼らっぽい喧嘩であったなあと思います。卯川は人一倍負けん気が強く、意識が高く、努力家で――誇り高い、だからこそ不安が溢れて口を滑らせてしまったのです。
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ボケたりツッコんだり、イビキがうるさかったりお部屋に泊めてだったり、ビビらせたりビビらされたり、と3人になるとミュージカル俳優の卵である前に普通の高校生みたいなノリになる彼ら。そんな3人組のエピソードをミュージカルの方でも描けたことは思い出深い出来事です。
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最近では那雪と仲良しだったり空閑に憧れていたり(フランスで天花寺と珍しく意気投合したり)とチームの垣根を越えた交流も描く機会が増えましたが、何となく卯川相関図のベースには第1期の頃から『男子高校生トリオ』と呼んでいる戌峰・虎石との関係性があります。今年は原点回帰でその3人の話を。