真夏に始まった上映は6か月目に入り、動員観客数はもう少しで3万5千人を超えます。 これほど多くの方々に支持されたこと、万感胸に迫る思いです。観客の皆さまと劇場スタッフの皆さんへは深い感謝しかありません。 来る年も中村医師の「希望の灯」を心して伝え続けたいと思います。 監督 谷津賢二
上映後、お客様から自然に拍手が起こることがあります。これは中村医師の見事な生き様への賛辞。毎回、胸に迫るものを感じます。先日、年配の紳士からこんなことを言われました。 『自分の人生の中で映画館で自然に拍手が起きたのは「仁義なき戦い」と、この映画だけだよ。』と!! 監督 谷津賢二
『平和とは取り敢えず戦いが無いことを言うのでしょうが、本当の平和とは人々が互いに助け合い、依存し合って生きていくこと。それをもう少し自覚し人の命を大切にする。そうすれば互いに得るものが多いと思いますね。』 中村医師が私に語った平和は温かく、思いやりに満ちています。 監督 谷津賢二
2)一ヶ所にじっととどまって掘りつづける。掘りつづけるのは、イスラム教徒でもキリスト教徒でもいい。日本人でもアフガン人でもいい。ジャーナリストでも医者でもいい。 自分のいるところをじっと掘りつづける。そういうことで真理が見えてくるんでしょうね。 (中村哲)
公開から9か月。観客動員数が45,000人を超えました。何故これほど沢山の方々が観て下さるのか? それは中村医師の生き様が、人間が根源的に持つ「良心」を目覚めさせ「人間の仕事」とは何かを示すからではないかと思っています。皆さんはどう思われるでしょうか? 上映は続きます。 監督 谷津賢二
世界的な映画作家、想田和弘さん@KazuhiroSodaが昨年7月に書いて下さった記事です。中村医師の生き様を真摯に見つめ考察し、想田さんは社会に潜む本質的な問題を示します。 この文章には今を生きるための手がかりがあります。皆さん再読をしてみて下さい。 監督 谷津賢二 gendai.media/articles/-/974…
かつて中村医師は日本に関して、こんなことを語りました。 『GDPの大きさや現金収入の多寡で豊かさを測るといった、全てを金で評価する社会は行き詰りますね。今の社会を作った古い世代が、自分達の考えと利益に固執しないこと、これが大事ですね。』 若い世代に希望を持つ方でした。 監督 谷津賢二
劇場版『#荒野に希望の灯をともす』はポレポレ東中野にて7月23日より公開! 他全国順次公開予定です🎞 #ドキュメンタリー #中村哲
かつてインタビューの中で中村医師は自身の活動をこう述べました。 『人が生まれて死んでいく。その尊さは世界中どこでも変わらないはずです。それを大切にし自分に出来ることをする。目の前に人が倒れていたら、どうしましたか、と声をかける。これに尽きると思いますね。』 監督 谷津賢二 続く⇩
戦争を考える8月。 劇場版「荒野に希望の灯をともす」を皆さまに観ていただきたいと切に願います。 中村哲医師の生きた軌跡が『本当の平和とは何なのか』と私たちに静かに問いかける映画です。 劇場の大きなスクリーンで中村医師の勇姿と優しい笑顔をぜひ感じてみて下さい。 (監督 谷津賢二)
真夏に始まった上映は今も各地で続き、観客動員数が3万人を超えました。これは観客の皆様と劇場の皆さんに支えられてのこと。心から感謝いたします。 人々の心にも荒野が広がるこの世情この世界。心の荒野を希望の灯で照らす中村医師の生き様に触れてみてください。上映は続きます。 監督 谷津賢二
ペシャワール会カレンダー2月に掲載された中村哲医師の言葉。 『「共に生きる」とは美醜、善悪、好き嫌いの彼岸にある本源的な人との関係だと私は思っている。中村哲 』 「あなたは他者とどう関わって生きるのか?」という中村医師からの真摯な問いかけが聞こえてきます。 監督 谷津賢二
映画で引用した中村医師の言葉です。 人は必ず死ぬ。 当然だが、生命体として逃れられぬ掟である。 いかに多くの所有を誇ろうと、いかに名声を得ようと、それをあの世に持ち去る事はできない。その時、我々の生きた軌跡が何かの暖かさを残して、人としての温もりと真実を伝えることの方が大切なのだ。
中村医師が若者に強く勧めた本が内村鑑三の『後世への最大遺物』でした。 人が遺せるものは「お金、事業、思想…」と様々あるが、最大の遺物は『勇ましい高尚なる生涯』と内村は言います。 これは中村医師の生き方に他ならず、金や物でなく尊重されるべきは生き方。大切なことです。 監督 谷津賢二
2005年6月、中村医師がペシャワール会会報に寄せた言葉。2回に分けてお伝えします。 ①『対テロ戦争とは、実体のない亡霊との戦いである。こんなものに先人たちの死を無駄にし、私たちの子供たちを供えてはならない。平和は軍事力では達成できないことを私たちは見てきた。』
映画作家の想田和弘さんが劇場版『荒野に希望の灯をともす』に関しての記事を書いて下さいました。 『暴力で暴力を上塗りするこの世界に、中村哲医師が命懸けで示した「別の道」』 @gendai_biz gendai.ismedia.jp/articles/-/974… #現代ビジネス
現在、下記劇場で上映が続いています。 東京「ポレポレ東中野」@Pole2_theater 京都「京都みなみ会館」@minamikaikan 大阪「第七藝術劇場@7_gei 」 横浜「ジャック&ベティ」@cinemaJandB お客さまは異口同音「中村先生の生き方に励まされました。」と言います。この機会にぜひ劇場でご覧下さい。
中村医師の深い洞察と言葉。 信頼は一朝にして築かれるものではない。利害を超え忍耐を重ね、裏切られても裏切り返さない誠実さこそが人々の心に触れる。それは武力以上に強固な安全を提供してくれ、人々を動かすことができる。私たちにとって、平和とは理念ではなく現実の力なのだ。 監督 谷津賢二
中村医師が好んだ「一隅を照らす」は天台宗の開祖、最澄の言葉。中村医師はこの言葉の意味をこう言っていました。 『世界中を豊かにするだとか、全人類を救うだとか、そういうことではなくて、一隅、自分の身の周りから照らしてください、これが何より国の宝ですよとこういうことなんですよね。』
NHKラジオ「ラジオ深夜便 明日へのことば」に出演します。 www4.nhk.or.jp/shinyabin/x/20… 放送は5/2(火)朝04:05~05:00 『医師・中村哲がアフガニスタンに遺したもの』と題して、中村医師のことや、映画のことをお話します「聞き逃し」もありますので、よければ耳を傾けてみて下さい。 監督 谷津賢二
東京の「ポレポレ東中野」@Pole2_theater での上映は今日で53日目。 長く続けてもらった1日2回上映は9/16(金)で終了。1週間の休映を挟み9/24(土)〜10/7(金)は14:20〜の1回上映になりますが、まだまだ上映は続きます。 中村医師のこの笑顔に会いに来てください! 監督 谷津賢二
待望の本『中村哲 思索と行動 上』が刊行されます。中村医師がペシャワール会報に遺した珠玉の文章集。6月中旬から下旬には書店に並ぶとのことです。出版は中村医師を支えた編集者、藤村興晴さんの「忘羊社」@bouyoushaから。 荒れ野に立ち続けた中村医師は言葉の人でもありました。 監督 谷津賢二
2006年4月のインタビューで中村医師はこんなことを語りました。 『(社会で)みんな色んな物に縛られ生きてるんですね。その中で人間、最低限のルールとして持って置かなくちゃいけないこと、それは真心なんですね。これをしっかりと放さない。そのことが一番大切だと思いますね。』 監督 谷津賢二
明日5/1(月)から鎌倉の「鎌倉市川喜多映画記念館」での上映が始まります。kamakura-kawakita.org/screening/2023… 「自然の荒野」だけでなく「人の心に潜む荒野」にも希望の灯をともす中村医師の生き様。 ぜひ劇場のスクリーンで中村医師に出会ってみて下さい。よろしくお願いいたします。 監督 谷津賢二
皆さまへ 最新の上映館情報をお伝えいたします。 火災に巻き込まれてしまった、福岡県北九州市「小倉昭和館」の記載もありますが、復活への強い願いを込めて、掲載のままにしています。そして福岡県での他の上映館も決まりました。 各地の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。 監督 谷津賢二