926
僕「ただいま」
彼女「お邪魔します」
祖父「すごい髪の色。外国人か。前に来た彼女はどうした?」
僕「同じ人」
祖父「別人だろ」
母「何言ってるの」
彼女「髪染める?!それとも外国人のふりする?!どっち?!助けて!」
僕「冗談に決まってるだろ」
彼女「アウェーのノリ分かんない!」
927
彼女「お前の実家に行くのは良いけど私金髪だよ?大丈夫?」
僕「可愛いから大丈夫」
彼女「じゃあ行く!」
僕「でも、俺は前の方が好きだった」
彼女「はぁ?!わいは!わいはなぁ!可愛いって褒められて嬉しかったから行くって言ったんやぞ!それを何かしれっと否定してんじゃねー!」(足ドン)
929
僕「エプロンするとテンション上がる!」
彼女「汚れてくると愛着湧くんだよね!せっかくあげたんだから使い込んでね!」
僕「それは嫌」
彼女「は?」
僕「気に入ってるから使うけど汚れることはもうしたくない!俺は台所にオシャレに佇む存在でいたい!」
彼女「バカか!家事手伝え!汚せよ!」
935
彼女くらいイケメンになると、寝たら起きないのを良いことに僕が腕枕してもらうからね。
936
彼女「…zzZ……お兄ちゃん…」
僕「(?!)」
彼女「ねえねえ……私が…これまでの人生で…1番イケメンだったときの話して良い…?」
僕「(こいつよく喋るな)」
彼女「…」
僕「(何だろう?)」
彼女「…zzZ」
僕「(教えろよ!すごい気になるし!ていうか、お前兄いないだろ!)」
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僕「ゴキブリ!殺して!」
彼女「どこ?」
僕「台所の下の扉を開けたら出てきた!茶色の小さいやつ!」
彼女「これ?」
僕「鰹節じゃねーか!なめんなよ!」
彼女「どう?」(扉の開閉の風で動く鰹節)
僕「あっ…これだ!鰹節のくせにふざけた真似しやがって!クソ!」
彼女「クソはお前だ!」
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彼女「ちょっと私の足触ってみて!」
僕「何で?」
彼女「いいから!」
僕「うん」
彼女「どう?」
僕「何が?」
彼女「毛剃ったの!肌触り良いでしょ!」
僕「そういうことね」
彼女「どう?舐める?」
僕「舐めねーよ」
彼女「何か違うな」
僕「は?」
彼女「お舐め」
僕「…」