776
彼女「今日あんまり飲まないね」
僕「まだ酔ってないよ」
彼女「じゃあ、本当に酔ってないか検査するね!酔ってますか?」
僕「酔ってません」
彼女「酔ってませんか?」
僕「酔ってません」
彼女「酔って?」
僕「ません」
彼女「よっ?」
僕「てません」
彼女「よま?」
僕「…よま?!」
777
彼女「このポテチ美味しい」
僕「やっぱり厚切りだな」
彼女「永遠にモグモグしてたい」
僕「そうか」
彼女「…!すごいことに気付いた!」
僕「?」
彼女「モグモグして味が無くなったところで、マヨネーズちゅっちゅしたらポテトサラダ味も楽しめる!さすがカルビー!一度で二度美味しい!」
778
酔った彼女が箸で刺身を摘んではポロポロ落とすので、「飲みすぎだぞ」って注意したら、刺身の乗った皿を指して、「この辺の重力すごい」って。そうだったのか。
779
彼女と飲んでたら、酔った彼女が背中からぎゅっクス(両腕の形をXにしてぎゅっと抱きつく)してきて、「ぎゅっクス!癒されてみろー!」ってジャンプして体を揺すってくる。全然癒されない。
780
僕「もうこたつ出そうかなって思うんだけどどうかな?早い?」
彼女「…」
僕「聞いてる?」
彼女「聞いてる聞いてる」
僕「どう思う?」
彼女「手!」
僕「手?」
彼女「手出して」
僕「どういうこと?」
彼女「握るから」
僕「はい」
彼女「よし」
僕「で、どう思う?」
彼女「何が?」
781
彼女「米炊いてってお願いしたのに炊けてないじゃん!米と水のまま!」
僕「炊飯のボタン押し忘れてたかも」
彼女「夕飯遅くなるよこれ」
僕「こんなことしてたら愛想尽かされてしまう」
彼女「それはない。何年付き合ってると思ってるの。お前のダメさはこんなもんじゃない。もっと自信持って!」
782
僕「ただいま」
彼女「おかえり」
僕「あれ?」
彼女「えっ?分かったの?!」
僕「うん」
彼女「マジ?!やるじゃん!」
僕「もうお風呂入ったんでしょ?」
彼女「はぁ?髪濡れてんだから当たり前だろ!そっちかよ!」
僕「は?何が?」
彼女「洗顔フォーム変えたの!」
僕「気付くかよ!」
783
先に寝た彼女が僕の枕を床に落として、代わりに腕を伸ばして腕枕のスタンバイしてた。こいつ無意識でもイケメンかよ。
784
彼女「イライラしてるね?」
僕「?」
彼女「私には分かる」
僕「そんなことないけど」
彼女「ぎゅってしてあげる。ストレス飛ぶよ」(ぎゅっ)
僕「ども」
彼女「今回のはぎゅっクスだよ」
僕「は?」
彼女「抱き締めてる両腕の形がXだからぎゅっクス!」
僕「今日も最高に頭おかしいなー」
785
彼女「ぎゅってして」
僕「外から見えてる」
彼女「いいから」
僕「…はい」(ぎゅっ)
彼女「違う!もう何年も付き合ってるから分かる!何で手抜きするの!」
僕「でも、外から…」
彼女「もっと本気でして!」
僕「…よし!おらあああああ!!」(ぎゅうううっ)
彼女「きたあああああ!!」
786
僕「久々に部屋ちゃんと掃除したな」
彼女「床に何もないの良いね!」
僕「いつもお前が服脱ぎ散らかすからな」
彼女「今日からもうしない!」(羽織ってたパーカーを床にポイッ)
僕「言ってるそばから?!」
彼女「えっ?!あっ?!今の無意識!もうしない!」
僕「…諦めろ。俺はもう諦めた」
787
彼女「リンゴとバナナとマンゴーの缶詰とヨーグルトでスムージー作ったよ!」
僕「美味しそう」
彼女「酸化するから早く飲もう!」
僕「うん」
彼女「…」
僕「(…微妙な味だな)」
彼女「ごちそうさま。私これあんまり好きじゃない。ゲボの味する」
僕「ふざけんなよ!俺まだ飲んでるだろ!」
788
彼女「あれ?何このカットソー」
僕「俺のだよ」
彼女「古着?いつ買ったの?」
僕「ずっと昔に新品で買ったやつ」
彼女「こんなの持ってたの!このクタクタ感すごい良い!ちょっと今日一日これ着て!」
僕「何で?」
彼女「これもう私の物だけどお前の匂いはつける!」
僕「いや、俺のだよ!」
789
彼女「何か今日ずっと元気ないね」
僕「そうだね」
彼女「お前が落ち込んだら励ますために私が元気になるでしょ」
僕「うん」
彼女「そしたらお前も楽しくなって元気になるでしょ!お前が落ち込んでも2人とも元気になるでしょ!相乗効果で良くなろうでしょ!」
何か元気出たでしょ!
790
僕「服のポケットに紙入れたまま洗濯したな。紙くず塗れだ」
彼女「異議あり!何で私のせいって決めつけるの!」
僕「お前の服のポケットが一番酷い」
彼女「異議なし!でも、洗うときにポケットに何か入ってないか私に確認しなかったお前も悪い!これからはお互い気を付けるように!」
僕「えっ」
791
彼女「何か落ち着かない」
僕「うん」
彼女「違和感すごい」
僕「そうだね」
彼女「場所変わって」
僕「うん」
彼女「私やっぱり車道側の方が落ち着く」
僕「俺もこっちの方がしっくり来る」
彼女「私いつも無意識にお前のこと守ってたんだね」
僕「意識してなかったけど俺守られてたんだな」
792
彼女「眠い!」
僕「寝なよ」
彼女「私、もう眠い!」
僕「寝なって」
彼女「眠いよ!可愛いよ!」
僕「?」
彼女「眠そうな私、可愛いよ!」
僕「?」
彼女「眠いなー!可愛いなー!ほらー!」
僕「?」
彼女「お前さっきから何なんだよ!こんだけ可愛いっつってんだからぎゅってしろよ!」
793
僕「痛!」
彼女「ごめん!」
僕「わざと足踏んだな」
彼女「さっき踏まれたお返しに私が踏んだって言いたいの?は?違います!」(足ぐしゃ)
僕「痛!」
彼女「今のはわざと。ごめん」
僕「…いや、いいよ」
彼女「いいのね。分かった。次からお前の足踏んでも謝らない。学習した」
僕「」
794
彼女「痛っ!」
僕「あ、ごめん」
彼女「ふざけんなよ!足の小指だけ綺麗に踏みやがって!これが原因で将来歩けなくなったらどうすんだよ!」
僕「あー。はいはい。そのときは介護するから」
彼女「何その適当な感じ!信用できない!確実に責任を取らせるためにもこれは結婚しないといけない!」
795
彼女「何で足下に眼鏡あるの分かってたのに踏んだんだろう…」
僕「フレームが折れてるからこれもうダメだ」
彼女「私っていつもこう…うっ…」(涙)
僕「床に置いてた俺も悪いし、弁償しないで良いから泣くなよ」
彼女「弁償を逃れるために泣いてるって思われてる…辛い…ううっ…」
僕「えっ」
796
彼女「起きて。掃除するからそこどいて」
僕「ごめん。うとうとしてた」
彼女「寝てて良いからあっちに行って」
僕「あ、足下に俺の眼鏡あるから踏まないように気を付けて」
彼女「うん。分かってる」(眼鏡ぐしゃ)
僕「えっ」
彼女「えっ」
僕「何で踏むの?!」
彼女「何で私踏んだの?!」
797
彼女「これ、私…な?可愛い…な?」 twitter.com/ddddnnm/status…
798
彼女「良い湯だった」
僕「長かったね。冷たいお茶あるけど飲む?」
彼女「お風呂上がりの炭酸って美味しいよねぇ」
僕「うん」
彼女「ちょ…な?おま、ほら…な?コーラ…な?買いに…な?行け…な?」
僕「嫌」
彼女「何で!私…彼女ぞ!私…お前の彼女ぞ!なー!彼女ぞー!買いに行けぞー!」
799
僕「先に寝てて」
彼女「バカ言ってんな!一緒に寝るんだよ!寝言は寝て言え!」
僕「はいはい」
彼女「…!ねえ!私、今面白いこと思い付いたんだけど言って良い?」
僕「何?」
彼女「寝言は寝てホーム!」
僕「?」
彼女「ふふふっ…ふっ…ひぃっ面白ひーっ!」
僕「どうしたどうした?!」
800
彼女「このチョコ美味しかったよ!」
僕「どんな味?」
彼女「私の好きな味!」
僕「全然分かんない」
彼女「じゃあ、お前を100点としたら2点くらいの味!」
僕「すごい低いじゃん」
彼女「あー…ダメだ!全然ダメ!お前本当にダメな奴だな!そうじゃないでしょ!お前が高すぎるんでしょ!」