@ぷりめ(@prime46502218)さんの人気ツイート(古い順)

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そう考えると、黒メガネたちをあっさり見捨てたのも説明できる。彼らは特務機関員であり、政府から「ムスカのラピュタ探索を手伝え」と命令されて従っている。おそらくはムスカの監視役もかねて。制御室に入れたら反乱起こされる。「王族しか入れない」と言うのは噓です。パズーが入れている。
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まわりが航空冒険小説をしている中ひとりだけポリティカルサスペンスをしていたムスカ、まわりが大長編ドラえもんをしている中ひとりだけ軍事テクノスリラーをしていたドラコルル長官みたいです。すき。
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「エボシさまの立場が妙に弱いのが気にかかる」という方がいました。想像ですがタタラ場は元々、朝廷か名目上その傘下の寺社のひも付きです。エボシが森の大猪ナゴのカミを退治するとき、ジコ坊の上役から貸し与えられた「石火矢衆」40名。彼ら格好からして「犬神人」、寺社の身分低い鉄砲玉です。
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武士や公家の争いはやくざの行動原理で考えるのが現代日本人には一番わかりやすいので、この先ヤクザ映画の用語を使って説明します。
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本編の少し前、朝廷組の二次団体「師匠連組」が倭寇マフィアあがりのエボシのケツモチになり、鉄砲玉を貸し与え、猪組ナゴの守組長をハジいてシマを奪い取り「タタラ場組」を築きました。しかし製鉄は燃料のためハゲ山を作り川も汚します。地元の山犬組は怒る。地元農民もたまったもんじゃない。
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有力農民や地侍ヤクザたちがウチのシマの川を汚された、はげ山が、と上へ上へと泣きつき、ついに朝廷組の二次団体「幕府組」の舎弟「アサノ組」組長が「わしらもせめて鉄の分け前なりと貰わんとやっとれんですけえ」と幕府組、ひいては師匠連組の上部団体・朝廷組組長(天子)に談じ込んだのです。
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朝廷・幕府・師匠連が上の方で揉めているあたりで、ナゴをハジいた余波で所払いになった元エミシ組若頭アシタカが来た。同時期にエボシ組と山犬組、続いてアサノ組との本格抗争が始まります。さらに盃を交わしたナゴをトられた猪組のゴッドファーザー乙事主組長が兵隊連れて乗り込んできた。
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そこで師匠連組の舎弟ジコ坊が調停役面で子分引き連れ、猪組排除、シシ神をハジく、操縦し辛いタタラ場組とアサノ組をぶつけ合い勢力を削ぐ、を同時にやろうと絵図を描いた。しかし客分アシタカが計算外に強く、いずれも中途半端に。神は死に抗争の火種が残る。 もののけ姫はこういう話でもあります。
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エボシさまの立場があまり強くない理由がもうお判りでしょう。今回のわやくちゃな抗争、新興勢力タタラ場組が火種だからです。製鉄で農民と揉め、アサノ組が師匠連の上部団体に抗議して話が大きくなり、ナゴを仕留めそこない、多分西国から東北までタタリ神の被害続出で、猪達が復讐に上洛する構え。
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だとするとジコ坊の「アサノか、大侍だな」は強烈な当てこすりです。「われどうおさめる気かいのう、このケンカ」と。完全にエボシの力を超えた話になってしまった。 エボシが子分たちを囮に使い捨てるのを黙認し、タタラ場を危険にさらしてでもシシ神退治を続行したのはケツに火がついてるからです。
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いずれにせよ、エボシさまが作中であまり立場が強くなかったのは、女とか海賊に売られたとか自然破壊とかあまり関係なく、 「スポンサーのさらに上部団体に迷惑をかけてしまい、本編中のエボシとタタラ場は切られるかどうかのぎりぎりだから」 だと私は思っています。そう考えるとすっきり説明できる。
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「中曽根の合同葬が北朝鮮やソ連書記長に似てる」理由が「無宗教で葬儀やろうと思ったら祭壇が作れないので、デカい遺影と花で空間を埋めるしかないため自然と似る」だったのホントすき。
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鬼滅の刃とゴールデンカムイとハイカラさんが通るって10年くらいしか離れてないんですね。 ・金カム:1906、7年?(日露戦争の1、2年後) ・鬼滅:1912~15年?(慶応年間1865~68年の47年後) ・ハイカラさん:1918年前後?(伊集院が従軍するシベリア出兵が1918~22年)
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鬼殺隊みたいな「探して討つ」活動を全国規模で行える組織は、戦前日本ではたぶん憲兵隊しかいないので(警察は県をまたいだ捜査が難しいうえ内務官僚や大臣による私物化が激しい)、無残さまとの戦いが長引いてたら「憲兵隊鬼殺課」「特高警察人鬼分離課」等のボンクラが大好きな組織ができてたかも。
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『紅の豚』の「ポルコの飛行艇を修理する場面」と「完成の頃フェラーリンと会った直後」。後ろのポスターに注目。 どうもこの国、ほんの数週間か数か月で政治情勢がむっちゃくちゃ緊迫化しているらしいのです。何の説明もなく! ジブリは本当油断ならない。自分では十分示唆したつもりですよ宮崎駿。
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むかし、「大正時代の小作人」と「中世の農奴」の違いを理解していない歴史ファンと話しました。すごかった。 当時の小作人は農地財産がないだけで移動の自由も結婚の自由もある、時代が下れば選挙権もある。農奴はたいていどれもない。その前提が共有されてないのでBotと話しているみたいだった。
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連合赤軍のあさま山荘事件も、戦前の5.15事件も、グループを作った(作る能力のある)ひとが逮捕や戦死で突然いなくなっちゃって、グループ内の実権を「古参で創立者と親しかった」「合流前からの子分がいた」「声がでかかった」とかそんれだけの人が握っちゃってから無茶苦茶になった。興味深い。
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サラリーマンが引退後に書く小説には「窓際社員がとくに理由なく若い女子社員に好かれて仕事で逆転して」がよく出て来るそうですが、退役した米軍人が書いた小説には「軍事について全く無知だけど自信と口だす気は満々の上院議員にレクチャーするときの憎しみ」がよく出てきます。
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『鬼滅の刃 遊郭編』に関連して「遊女の平均寿命は22歳」説を観測しました。これ有名な統計ミスです。 吉原の遊女は27、8歳で年季が明ける制度でした。それを考慮に入れず寺の記録の死亡年齢だけで平均をとって22歳。小学校の死記録だけ調べて「小学生の平均寿命は9歳」と勘違いしたような。
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吉原の遊女は7、8歳で親に売られて禿(かむろ)という見習いになり、先輩遊女の雑用係をしながら徒弟制度で行儀作法や芸事等を学びます。18歳前後で客をとらされる。その10年後の、27歳前後に年季明け。 その期間中に死亡した人の平均をとったら22歳に自然となるのです。
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Fate世界の魔術は土地に縛られるので、共産党政府に霊地を接収されたロシア貴族や東欧の魔術師とか、相続税のせいで所領が維持できなくなった英国の魔術師とか、見るに忍びない理由で没落した魔術師多そうです。
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『華族制度』を復活させれば日本のジェンダーギャップ指数はみるみる上昇する、という話好きです。男女差より身分差がでかい社会になれば、公爵夫人や子爵令嬢が国際的に活躍したり、政府で高い地位についたり、国有企業の副総裁とか務めるから。制度のバグですね。
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「戦争が起きたら真っ先に逃げる」という人が少し前にいましたけど、具体的にどこに逃げるつもりだったんでしょう。開戦と同時に空港は閉鎖される。日本から船で行ける範囲はロシア中国北朝鮮韓国台湾フィリピン。日本が戦争に突入した時点で間違いなく軍事的緊張が高まってる場所。香港ももう望み薄。
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『もののけ姫』のタタラ場、じつはシシガミ退治とか全く関係なく滅亡の危機に陥っていたといま気づきました。知っての通りタタラ場は石火矢の威力が大前提です。盾も割り鎧も貫く石火矢の武力があってこそ小勢力のエボシたちは自治を守れます。朝廷の庇護があっても自衛しないとやっていけない乱世。
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『ローマ帝国の崩壊 文明が終わるということ』の序文によると「ローマが滅んで暗黒中世が始まった」という伝統的理解への反動から「中世は活気ある変容の時代」という研究が支配的になった。本書はそれの反動で書かれた本で「生活水準は悲惨になったよ」と考古学的調査から説明している、と。