ビキニ環礁、水深55mに眠るのは日本の軽巡洋艦「酒匂」。戦後、復員輸送などに従事したが、やがて戦艦長門と共にアメリカ軍に接収され、核実験の標的艦としてこの地に眠る。撮影できたのは一度きり。水深55mにいられる時間は20分(減圧ダイビングの為)足らず。とにかく早く艦首から艦尾まで泳いだ。
あまり知られていないことだが、東京から大型客船で24時間。小笠原諸島にもたくさんの沈没船が眠っている。大型客船の発着する二見湾の水深21mに眠る「第二日吉丸」。船体は横たわっており、当時の積荷を今も残している状態だ。突き刺さった状態の物は専門家の見立てによると航空用魚雷だそう。
パラオの水深12mにある「Jake Sea Plane」(零式水上偵察機)。当時、日本の航空機は連合国側からコードネームを付けられており、この機体は「Jake」と呼ばれ、その名がダイビングのポイント名としても使われている。この写真は2015年に撮影されたもので、現在も健在だが経年劣化は進んでいる。
チューク(トラック諸島)に眠る特設潜水母艦「平安丸」内部で見つけた「カレンダー」平安丸は横浜に係留されている氷川丸の姉妹船で、中の作りがほぼ同じなので比較すると色々知ることができる。焼け焦げたカレンダーだが、よく見ると25日に「大正天皇祭」とあり、歴史を感じさせる。2018年撮影。
ビキニ環礁に眠る、アメリカの空母「サラトガ」の甲板の艦首に当たる部分。中央部は残念ながら陥没してしまっている。サラトガは終戦後、アメリカ軍の核実験の標的艦となり、現在の場所に眠ることになった。2018年撮影。
ビキニ環礁に眠る、アメリカの空母、サラトガの内部を探索する。サラトガは終戦後、アメリカ軍の核実験の標的艦となり、現在の場所に眠ることになった。写真は空母内にある「歯医者」その器具は今とあまり変わらない事に驚く。水中の狭い空間での撮影は困難を極める。2018年撮影。
クワジェリン環礁(Kwajalein Atoll)に眠るドイツの重巡洋艦プリンツ・オイゲン(Prinz Eugen)の艦首。戦後、アメリカ軍に接収され、ビキニ環礁で核実験の標的艦となったものの沈まずにこの地まで曳航され放棄された。船体は逆さまの状態で水深は約36mほど。2018年撮影。
クワジェリン環礁(Kwajalein Atoll)に眠るドイツの重巡洋艦プリンツ・オイゲン(Prinz Eugen)。戦後、アメリカ軍に接収され、ビキニ環礁で核実験の標的艦となったものの沈まずにこの地まで曳航され放棄された。船体は逆さまの状態で、船内を探索したところ、椅子や机が転がっていた。2018年撮影。
クワジェリン環礁(Kwajalein Atoll)に眠るドイツの重巡洋艦プリンツ・オイゲン(Prinz Eugen)のスクリュー。戦後、アメリカ軍に接収され、ビキニ環礁で核実験の標的艦となったものの沈まずにこの地まで曳航され放棄された。船体は逆さまの状態で、スクリューは海面に露出していた。2018年撮影。
クワジェリン環礁(KwajaleinAtoll)に眠るドイツの重巡洋艦プリンツ・オイゲン(Prinz Eugen)の主砲。戦後、アメリカ軍に接収され、ビキニ環礁で核実験の標的艦となったものの沈まずにこの地まで曳航され放棄されることになった。2018年撮影。
東京都・小笠原諸島父島。本土と結ぶ大型客船も停泊する二見港の水深37mに眠るのは離陸に失敗した第二御楯隊(特攻隊)の零戦と言われている。この場所は飛行場建設の為に調査されている洲崎地区の海岸の目の前で、埋め立てとなったらどうなるのだろうと心配の声も聞かれた。今後の推移を見守りたい。
東京都・小笠原諸島の兄島、滝之浦湾にはバラ沈、横沈、深沈など、その形状や状況により名付けられた船が多数沈んでいる。それらの船は1944年7月4日の空襲で撃沈されたものであり、船名が分からないのが通称で呼ばれる所以である。写真は水深約45m、白い砂浜の上に正立状態で眠る通称「深沈」の船首。
彩雲とダイバー。 この方は、ぼくが開催するレックダイビングのツアーによく参加してくださる方で、無類の飛行機好き。特に大戦時の飛行機に興味があるそうで、世界各地の海中に眠る飛行機を一緒に見てまわっている。 沈船などを潜るときは、そっと手を合わせてから潜るとても紳士な方です🙏
日本からグアム経由ですぐ、ミクロネシア連邦チューク州(Chuuk Lagoon / Truk Lagoon)の水深16mに眠る彩雲(MYRT) ダイビングのライセンスを持っていれば誰でも見に行ける飛行機。このエリアには多くの日本の沈船や飛行機があるので、オープンウォーターの次のアドバンスまで持っているのが理想😇
先日潜った、ロシア・ウラジオストクに眠る、吹雪型駆逐艦「響」。この艦首で水深26m、艦尾は6mまで浅くなる。当時のソビエトに賠償艦として渡されヴェールヌイ、デカブリストと名を変え、1970年代に標的艦として処分。残念ながら原型を留めていない状態。水温はこの時18度。冬は0度前後になるそうだ。
フィリピン・ブスアンガ島に眠る一式戦闘機。通称「隼」沈没船を捜索中に偶然見つかったという機体。触れる事を禁止されている為に、泥に埋もれた多くの部分の詳細を見る事は難しい。透視度は悪く全景を撮れず。保全の為に場所は秘密とのこと。水深は40mで撮影は数分しか出来なかった。2019年撮影。
故ポールアレンさんのペトレルのアカウントで先ほど投稿されたコロンバンガラに眠る軽巡の神通の映像を見る。 なんとも言えない気持ちになる。。。この前は新月だった。 水深が深いほど光は届かず、形は残り生々しさは増す。心が痛む。合掌。
比叡が見つかった!!! 良かった😇😇😇 戦艦「比叡」見つかる 太平洋戦争中に沈没 謎の解明も… | NHKニュース www3.nhk.or.jp/news/html/2019…
【駆逐艦・長月の現在】 1月27日発売の月刊「丸」海底のレクイエム(56)にて昨年撮影をしたソロモン諸島・コロンバンガラ島に眠る駆逐艦「長月」の写真が掲載されています。興味のある方はぜひご覧ください。
ソロモン諸島・ツラギ島に眠る九七式飛行艇を潜る。元々ツラギには水上機基地があった為にこの島のまわりにはいくつかの九七式飛行艇が眠っているようだ。現地では連合国側のコードネーム「Mavis」と呼ばれており、一つ一つにナンバーが付けられている。片翼が折れてしまっているこの機体はMavis1。
そうそう、12月25日に発売されている月刊「丸」2月号の海底のレクイエム(55)…もう55回もやってるんですね…感謝。)はソロモン諸島・フロリダ島の駆逐艦「菊月」の姿が掲載されています。「ワニが出るから気をつけろ!」そう言われながら水中撮影を敢行しました。ぜひご覧ください。
そんなサイパンの水深約10mにバラバラになった状態で眠っているのが二式飛行艇。現地では、この飛行機のコードネームである「エミリー」や「川西」などと呼ばれるが、発見当時、アメリカのB-29と思われていたそうで、現在もその名残りでこの場所をB-29と呼ぶ場合もある。・・・青い海が恋しい😭😭😭
ビキニ環礁の水深50mに眠る戦艦・長門の第四主砲。船体は逆さまになっており、実際のこの場所は暗い闇の世界。光に照らされ姿を表した砲身は、小魚たちの住処となっていた。 ●関連トークイベント 11/18 横須賀・記念艦三笠 11/25 呉・大和ミュージアム 未公開写真多数公開、ぜひお越しください(^^)
クワジェリン環礁に眠る、ドイツの重巡洋艦「プリンツ・オイゲン」(Prinz Eugen)の艦内に入る。入ってすぐに部屋を見つけた。船体は逆さまになっている為に、下になっている部分が天井である。部屋には椅子や机が散乱しており、恐らく当時そこに兵士がいたという「生活感」を感じ取ることができた。
ビキニ環礁に眠る「酒匂」を潜る。ビキニ環礁の中でもアプローチが大変難しかった艦である。水深は50m、武装解除されている事から、砲身なども取り払われ船体は砂に埋まるような状態であった。MILITARY CLASSICS vol63「阿賀野型軽巡洋艦特集」で掲載されるので見てね(^^)