タイプ・あ~る(@hitasuraeiga)さんの人気ツイート(古い順)

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なんと『巨神ゴーグ』は26話全カットのレイアウトと第1原画を安彦氏が一人で描いており、だからこそ全編を通じて高い作画レベルを維持できたのである(ただし常人には到底不可能な凄まじいスピードと作業量で、アニメーターの井上俊之氏は「信じられない…」と絶句したらしい)→
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しかし残念ながら『巨神ゴーグ』はヒットしなかった。安彦氏によると「変形も合体もしない、ミサイルやビームなどの武器もないロボットでは商品化が難しく、スポンサーとかなり揉めた」とのこと(「これじゃオモチャが売れないよ!」とタカラが難色を示し、TV放送が半年も延びてしまった)→
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ゴーグは基本的にただ歩くだけで空も飛べず、攻撃は素手で殴ったり岩を投げたり、その辺に生えている木を引っこ抜いてヘリを叩き落とすなど、極めて原始的なロボットだった(安彦氏曰く「手塚治虫さんの『魔神ガロン』や特撮映画の『大魔神』をイメージした」とのこと)→
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ゴーグのデザイン自体は悪くないと思うが、『巨神ゴーグ』が放送された1984年は『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』などが公開され、メカの設定もどんどん複雑かつマニアックになっていた時期だったため、地味なゴーグはなおさら見劣りしたのかもしれない。→
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安彦氏は「手塚さんのガロンみたいな昔懐かしいロボットものをやりたかった」と語りつつ、「ゴーグがシンプルすぎた。数年後に『アイアン・ジャイアント』を観たらシンプルだけど変形して派手なビームも出してて、”しまった、これぐらいやればよかった”って(笑)」などとコメントしている。→
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まぁゴーグは「島の住民から”神”として崇められている」「主人公にだけなつき、彼を守護するために戦う」「素手で戦闘ヘリを破壊する」など属性的にはほぼキングコングなので、「SF版キングコング」と考えれば意外と楽しめる(?)かもしれないw→
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本作の評価に関し、後に安彦良和氏は「全く手応えがなかった。同時期に『マクロス』や『ナウシカ』が公開されて多くのアニメファンはそっちへ行ってしまい、『巨神ゴーグ』は見向きもされなかった。本当にショックだった」と語っている(細部まで丁寧に作られた作品なのにもったいない…)→
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『巨神ゴーグ』が特殊なのは「放送開始時点でほぼ全話の作画が完成していた」という点だろう。通常、TVアニメは放送しながら作っているためスケジュールがきつくなると”総集編”を入れたり作画が崩れたりするものだが、ゴーグは最初から最後まで高い完成度をキープし続けていたのだからすごい。→
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これは「スポンサーがゴーグの商品開発に手こずってオンエアまでに玩具の発売が間に合わず、急きょ放送開始日が延期されたせい」なのだが、そのおかげで作業日程に余裕が生まれたわけだからある意味ラッキーと言えるのかもしれない。→
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安彦氏によると「『巨神ゴーグ』は僕自身が全カットのレイアウトと第1原画を描いた最後の作品で、そういう点では満足している」「その後に作った『アリオン』は従来の制作スタイルに戻ってしまったため、『クラッシャージョウ』や『ゴーグ』と比べても作画は全然良くない」とのこと(ええ…)→
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というわけで作画に関しては非常にレベルの高い『巨神ゴーグ』だが、登場キャラクターもそれぞれ個性があって魅力的で、主人公の田神悠宇を田中真弓が、敵対する組織のリーダー:ロッドを池田秀一、ドクター・ウェイブをキートン山田が演じるなど声優陣も豪華なので興味がある人はぜひ観て欲しい。→
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なお、スポンサーのタカラは何とかしてゴーグの玩具を売るために唯一の武器である”キャノン砲”を懸命に推していたようだが、劇中で使用したのはごくわずかで、しかも弾が切れた後は「こん棒代わりにブン殴る」という全くスポンサーの意向にそぐわない使い方をしていたのが印象的だったw
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DMM動画がサービス終了してDMM TVに変わった件で「過去の購入履歴が全部消えた(一応観ることは出来るらしいが)」「サブスクは信用できん」など不満の声が上がり、「やはりBDやDVDを買って手元に残しておくべきか…」と再び円盤の価値が見直されてるの面白い
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樋口監督が考案した”パンツ理論”とは、「クリエイターが作品を通じてどれだけ自分自身をさらけ出しているか?」を測る指標みたいなもので、宮崎駿は「パンツを下ろしそうで絶対に下ろさない」、庵野秀明は「下ろしたら変なチン〇が丸出し」、押井守は「下ろしたけど偽物のチン〇だった」とのこと
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山崎貴監督がクリストファー・ノーラン監督と対談した際、日本映画の予算について正直に話したら「どうやって撮ってるんだ!?」と驚いたらしいけど、やっぱそうなるよね😅
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海外旅行中にたまたま立ち寄ったレストランで”40年もののワイン”を注文し、一口飲んだだけで「これは40年ものではないッ!」と海原雄山なみの味覚で見抜いてしまった宮崎駿監督のエピソード、すごすぎる…
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『ナウシカ2』に関しては、『風立ちぬ』の時に「庵野がやりたいならやってもいいよ」と言ってたので、宮崎駿監督よりも庵野秀明監督の方が可能性はあると思う
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これを読むと井上雄彦も大友克洋と同じく「自分自身の絵を思い通りリアルに動かしたい」という気持ちが人一倍強いってことがよく分かる(大友氏は『AKIRA』で自ら原画を描いたが、井上氏は『THE FIRST SLAM DUNK』で自分が納得できるまでひたすらCGを修正し続けたという)
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松重豊さんが『#孤独のグルメ』の井之頭五郎役に選ばれた理由は「ロケ弁当をもの凄く美味しそうに食べるから」だそうで、原作者の久住昌之さん曰く「彼は地方ロケに行くと必ず食べ歩きをしてるらしい。見た目が似ているかどうかよりも、そういう”食に対する感性”の方が大事なんですよ」とのこと
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#孤独のグルメ』で井之頭五郎が喋っているセリフ(モノロ-グ)は松重さんの感想を元に作られていて、一応台本はあるものの「それは無視して料理を食べた直後に現場で書き直している」「こういうスタイルは通常の撮影ではまずあり得ない」「ドキュメンタリーみたいなドラマの作り方だ」とのこと
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若本規夫さんと言えば、『トップをねらえ!』でオオタコーチ役を演じた数年後に再アフレコをやったら例の「ぶるぁぁぁ!」な喋り方になっていたため、アマノ・カズミ役の佐久間レイさんに「私の好きなコーチはそんな人ではありません!」と怒られたらしいw #昭和アニメ声優50
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若手時代の宮野真守さんが『キングダムハーツ』の打ち上げで山寺宏一さんと初めて会った時に「山ちゃん、山ちゃん」と馴れ馴れしく話しかけていたら、同席していた林原めぐみさんに「山ちゃんじゃねぇだろ、“山寺さん”だろ!」と怒られたエピソード好きw #昭和アニメ声優50人
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#いい爆発のある映画 『東京湾炎上』の爆破シーンは特技監督の中野昭慶がミニチュアの石油タンク内にさまざまな化学薬品や火薬を仕込んで派手な大爆発を撮影したのだが、あまりにも爆破の威力が大きすぎて東宝スタジオの扉が吹き飛んだという
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#いい爆発のある映画 『ステルス』の爆破シーンは通常の5倍以上のガソリンと爆薬を使用しており、「宇宙から見えるほどの巨大な爆発が起こりますが、映画の撮影なので驚かないで下さい」と事前にNASAから各国の政府機関へ連絡してもらうほどの凄まじい大爆発だった
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#いい爆発のある映画 今のジェームズ・キャメロン監督なら絶対に本物を使うだろうが、『ターミネーター』(1984年)を作っている頃は予算が無かったため、この爆破シーンもミニチュアのタンクローリーを爆破している(でも特撮のクオリティが高いので迫力は十分!)