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こんなこともあろうかと、明日は午後出勤の設定にしてあるのでこれから飲みます。
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ドイツは前半のリトリートしての立ち位置重視の守備と後半のハイプレスのチェンジオブペースにかなり戸惑った感じ。その意味で、展開としては日本がイニシアチブを取ったと言える試合だったか。
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スタンドでのゴミ拾いの件。サポなら、自分のゴミと目についた周りのゴミ拾っていくのはある程度は習慣付いてると思う。W杯でも普段通りにやったって言うのは素晴らしいとしか言えない。
ただ、「拾っていかないタイプの客」ってのもいる。統計的にデータ取ったわけではないから書かないが。
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ホームだったら「自分達のスタジアムを汚くはできない」って思うし、アウェイ遠征の時なんかは、「あのチームのサポが来るとスタンドが汚くなる」なんて言われたくないし。観戦文化の1つになっていると思う。
ちなみにラグビーでもそう。特に2019W杯では全員にゴミ入れ用の袋配ったし。
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先日のアベプラで、サッカーファンを増やすにはどうすればいいかというお題があり、「勝つのが大事」「スターが必要」みたいな話になったが、昨日のプライムニュースでは、マーズこと小泉悠さんにどうすればサッカーを見てもらえるかということこそがコアクエスチョンであるとの気付きを得た。
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ファンを増やすにはどうすればいいかって話、運営側も、メディア側も、アスリート側も、まずはライトなファンになりきって、チケット入手から自分の手でやってみたらわかってくることがあると思う。
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中国軍事力レポート2022、核の部分だけ。2035年までに1500発の核弾頭という記述が目を引く。
ただ、2021年版で、2027年までに毎年70発ずつ増えて700発、それから2030年までは毎年100発ずつ増えて1000発になる見込みとすでに言っている。
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この年産100発のペースが2035年まで続けば1500発になるので、実は新しいことは言ってない。
ではなぜ年産弾頭数が増えるのか。それは中国の高速増殖炉の運転が近々始まるとみられているから。2022年版はこのあたりを去年より丁寧に説明している。
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また、1500発のほとんどが米本土向けになるだろうとも言っている。
ちなみに、NPRでは「ヘッジ」(予備核弾頭のアップロード)を核兵器の役割から外すと記述されている。
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今回の大会で初めてちゃんとサッカーの試合を見て、今日の悔しさを分かち合えたフォロワーさんにお願いがあります。どこでもいいです。好きなチームを作ってください。そのチームのいいプレイに拍手をすることが、日本のサッカーのエネルギーになります。それが4年後の力になります。
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サポーターには応援しかできないけれど、応援はできる。
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昨日のアベプラ、チョンテセさんとご一緒できたわけですが、そこでフロサポとしてどうしても聞きたかったことを聞くことができました。
それは「負けてもブーイングしないフロサポをどう思うか」。
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今回のロシア空軍基地での爆発、ウクライナのドローンという特定が早いのが気になっている。
防空網をすり抜けたのなら「謎の爆発」なのではないか?だったらすぐに特定なんかできないぞ。迎撃戦闘機は上がっていて、パイロットが目視もしたが打ち漏らした、ということならばわかるのだが。
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少し落ち着いたのでストラテジストとしての日本のW杯総括。
いま戦略論の本を書いているのでその枠組みに準拠。
戦略に必要なのは、「願望」と「能力」のバランス。でなければ目的を実現できない。その上で、「失敗を定義できる明確さ」が不可欠。失敗を定義できなければ成功も定義できないから。
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次に「失敗を定義できる明確さ」があるかと言う点でも完璧。準々決勝までいけなければ失敗。いければ成功。これが「日本らしさを見せる」とかであれば、失敗を定義できないので不適切だった。
と言う前提でいえば、今回の日本代表は目標を実現できなかったと言う意味で失敗といわざるを得ない。
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この点は選手や監督に感謝することとは別の問題。JFAの「ワールドカッププロジェクト」として失敗したと評価せざるを得ないと言うこと。そのため、「なぜ失敗したのか」「どうすれば次は成功できるのか」についての冷徹な検証がほしい。場合によっては第三者委員会を作ってでも。
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少なくともメディアはやってほしい。先日のアベプラで話したように、日本のメディアは先触れ報道中心で検証報道が少ない。こういう検証にこそ、ジャーナリズムの真価が問われる。
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今回は全く関わってないが、過去に関わったときの経験から言うと、メディアは策定前にはこうやって先触れ記事を多数出すが、実際に文書が出た後で深掘りする記事はほとんど出ない。
一番鋭い質問はメディアや同業者ではなく、某国大使館から来た。
yomiuri.co.jp/politics/20221…
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クロアチアのことを考えていて、ふとユーゴ内戦の資料を読み返したくなった。
ユーゴスラビアと言えば、「7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの国家」という言葉が有名。それだけ多様性、あるいは遠心力を内包した国だったということでもある。
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戦略3文書閣議決定。これは素晴らしい出来。日本でここまでのものが出来るとは。正直驚きました。
今回は私は全く関わってませんが、仮に関わっていたとしてもこれ以上のものにはならなかったでしょう。策定チームに心からの敬意を表します。
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まず情勢認識。国家安全保障戦略では、第I項で「グローバリゼーションと相互依存のみによって国際社会の平和と発展は保証されないことが、改めて明らかになった」「普遍的価値を共有しない一部の国家~(中略)~動きを見せている」という大枠を示した上で、第IV項でリスクをはっきりと説明している。
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また、後半では、外交、防衛ではない政策分野にも具体的に言及。2013年版と比べてはるかにはっきりとwhole of governmentの取り組みの進め方を書いている。これこそが「国家安全保障戦略」に求められること。問題の絞り込みとそれを受けた政策方針の提示がうまく出来ている。
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特徴は外交重視をはっきりさせていること。国力の要素の項目で「外交力」が「防衛力」より前に書かれている上に、防衛力の項に「抜本的に強化される防衛力は、我が国に望ましい安全保障環境を能動的に創出するための外交の地歩を固めるものとなる」とも書かれている。
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さらに「戦略的なアプローチとそれを構成する主な方策」の項目も最初が外交で次が防衛。「外交を重視すべき」という議論はよく聞くが、2013年版以上に今回の国家安全保障戦略は外交を重視している。
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国家防衛戦略と防衛力整備計画で注目すべきは、防衛費が増える見込みなのに別表で示される兵力構成が大きく変わらないこと。そこで注目すべきは持続性・強靭性の項目。「2027年までに、弾薬・誘導弾については、必要数量が不足している状況を解消する」という記述や、(続く)