生きやすい社会を私が作る。
夫が若い頃に読んだという『萩原朔太郎詩集』を見たら、最初のページに「序文がサイコー」とメモしてあり、引いた。
私は常々、フリーランスと組織の関係性に思うところがあって……。 最近は、芸人さんが「自分を使ってもらう」という態度で制作側と接するシーンを見かけるが、 作家の場合はそれをやってはいけない。 あくまで対等に組織と仕事をする。 そうでないと、個人として自由に発言することができなくなる。
私みたいな小部数作家は、ひとつのレビューで売れ行きが変わるのでほんとうに悲しい。いっぱいレビューが付く本なら、否定的レビューもあった方がいいのだろうが。 感想がどうというより、出だしのレビューで売れなくなるような。 私には、売るための他の切り札がないし。 headlines.yahoo.co.jp/article?a=2020…
あと一回芥川賞の候補作を書けたら、 島田雅彦さんとタイで最多候補作家になれるようなので、 もう一度候補作を書けるよう、頑張ります。 目指せ、最多候補作家。 文芸誌からご依頼をいただけるように、もっと勉強して精進します。
「育児の人」と思われて、文学の話を振ってもらえなくなるのが怖くて、依頼をもらったときの返信も、こうやってSNSを書いているときも、出産や育児のことをどの程度伝えていいのかわからなかった。仕事がしたい、文学の道を進みたい、と思いつつ、どの方向に光があるのか、誰に相談すればいいのか……
これまでの社会が外交型人間向きに偏って作られていて、「外に出ろ」と言い過ぎだったんじゃないだろうか。これからは、内向型人間も生きていけるような世界にしていこう。 #夕方5時の小さな世界
「一緒に仕事をしよう」ではなく、「出してあげよう」という考えで作家と組む出版社もある。少部数の本も世界の多様性を肯定するために必要だと思って私はこつこつやっていて、同じ考えの出版社もたくさんあるから仕事ができる。たとえ相手が大きい会社でも、頭を下げて出してもらおうとは思わないな
『美しい距離』が島清恋愛文学賞を受賞しました。 読んでくださった方々、ありがとうございます。 私にとっては作家になってから初めての文学賞ですし、かなり嬉しいのです。
テクストだけが文学だった時代は終わったのだと思う。「どう読むか」だけの議論では文学は残らない。社会でどう作用するかまでが文学。しかも今は双方向で社会を作っていく時代。誰を傷つけるか、誰を助けたいかまでも文学。作家も人間として生きている。文学はテクストの中だけにあるものではない。
人を生きやすくさせるのは、 アドバイスではなく選択肢。
『美しい距離』は、私にとって思い入れ深い作品なので、 たくさんの読者に出会えたら嬉しいです。 一昨年がんで亡くなった父のおかげで書けた小説だったので、この結果は父に悪いな、と思いつつも、生前に、 「賞をもらえなくても、毎日真面目に仕事をすればいいんだ」 と父は言っていました
働かない人も、 どんどん食え! 傑作小説『趣味で腹いっぱい』 (河出書房新社) 文学のきっかけに! エッセイ『文豪お墓まいり記』 (文藝春秋) 同時刊行! 『趣味で腹いっぱい』はゲラを読み返して傑作だなと思いました。リラックスが功を奏した。これが売れないなら、じゃあどうしたらいいんだ
書店さんの棚を「女性作家」「男性作家」で分けるのを法律か条例で規制してもらえたらなー、なんて夢想してしまう。どう分けるかは重要で、読まれ方が変わるし、棚を見て育つ若い人の思想によって国の文化も変わるし……。 性別で仕事をしていない人も多いですし、区分に馴染まない作家もいますのでね
人見知りで孤独好きな私のような者にとっては引きこもり生活はむしろストレスが減っており、いつもの暮らしが再開されると思うとつらい。周りの人が優しい人ばかりの私でさえ送り迎えが始まるのが憂鬱なのに、学校に行きたくない子どもはどんなに不安なんだろうか。 #夕方5時の小さな世界
誹謗中傷を受けた人に「気にするな」「見なければいい」というのは、被害者が変われ、という意味なのでNGですよ。 加害者や社会が変わる問題です。 (ちなみに、作品批判などの「批判」はどんどん書いていいんですよ。差別や人権侵害が問題です)。 そういうことを『ブス の自信の持ち方』に書きました
外に出かけている若い人の顔をさらしてはいけない。「あいつらのせいだ」と思いたい大人の鬱憤を晴らさせることで視聴率稼ごうと企む悪徳商法だ。たとえ本人が顔出し了承してもモザイクかけてあげるのが配慮というもの。これが顔の消費というものだ。自粛を呼びかける有効な方法を考えるのが本当の仕事
古典の大家の大塚ひかりさんにこんなことを言えるなんて、そしてタイトルだけで判断するなんて、逆にすごいですね。 私も悔しいので、大塚ひかりさんの素晴らしさを語り続けます。 ついでに、「タイトルで本が判断されない世界」をこれから作ります。 twitter.com/hikariopopote/…
『ブスの自信の持ち方』(誠文堂新光社)が7月10日に発売になります。 容姿差別は、気にする方が「気にしないように」と考えや容姿を変えるのではなく、加害者の方が変わる方がいいんじゃないかな。被差別者が変わるんじゃなく、社会が変わった方がいいんじゃないかな、と書きました。
国立ハンセン病資料館の「生活のデザイン」展、素晴らしかった。これまでは「差別しない人になりたい」と外側から捉えてしまっていた。工夫を凝らした舗装具、日々の芸術作品、といった展示を見て、「これを使う自分、これを作る自分が浮かび、「自分かもしれない」と内側から見ることができた気がする
仕事相手と会っても、育児の話題ばかり出される。私を思いやってくれていることに違いない。そもそも、私がそう思わせているのだろう。でも、「育児の人」「育児の話をしたがっている人」と思われて、もう「文学の人」「文学の話がしたい人」だと思われないことがつらくてたまらない。自分が悪いのだが
自由に発言するために、フリーランスとして、作家として、仕事をしているのだ。
「母ではなくて、親になる」第2回  更新しました。 バナーは、私が描きました。 「同じ経験をしていない人とも喋りたい」Web河出 web.kawade.co.jp/webmag/638/
エッセイを書きました。 仕事をしているときに、「育児の人」と周囲に思われてしまっているな、と感じ、つらいなあ、という話。 こんなときですが……。 性別の話です。 「育児の人」と見られる心のざわつき。「いやだ、文学者として評価されたい」と思ってしまう huffingtonpost.jp/entry/story_jp…
アイドルの総選挙について書きました。 「『ブス』の自信の持ち方」更新です! アイドル総選挙 | よみもの.com 43mono.com/series/busu_ji…