夫が若い頃に読んだという『萩原朔太郎詩集』を見たら、最初のページに「序文がサイコー」とメモしてあり、引いた。
これまでの社会が外交型人間向きに偏って作られていて、「外に出ろ」と言い過ぎだったんじゃないだろうか。これからは、内向型人間も生きていけるような世界にしていこう。 #夕方5時の小さな世界
国立ハンセン病資料館の「生活のデザイン」展、素晴らしかった。これまでは「差別しない人になりたい」と外側から捉えてしまっていた。工夫を凝らした舗装具、日々の芸術作品、といった展示を見て、「これを使う自分、これを作る自分が浮かび、「自分かもしれない」と内側から見ることができた気がする
仕事相手と会っても、育児の話題ばかり出される。私を思いやってくれていることに違いない。そもそも、私がそう思わせているのだろう。でも、「育児の人」「育児の話をしたがっている人」と思われて、もう「文学の人」「文学の話がしたい人」だと思われないことがつらくてたまらない。自分が悪いのだが
『母ではなくて、親になる』 『かわいい夫』(共に河出書房新社)が、 文庫になって発売になりました。 エッセイは面白い、とよく言われるので、良かったら、読んでみてください。 性別について考えごとをしたい方など、 面白く読んでいただけるかも、と思います。
問題だと感じたのは、組織側の「少部数なのに出してあげた」という態度だ。少部数の本でもビジネスにするのが出版社なのではないか。それに、その作品は部数ではない利益(会社のイメージなど)を上げている可能性がある。私は、少部数でも堂々と出版社と渡り合いたい。
「一緒に仕事をしよう」ではなく、「出してあげよう」という考えで作家と組む出版社もある。少部数の本も世界の多様性を肯定するために必要だと思って私はこつこつやっていて、同じ考えの出版社もたくさんあるから仕事ができる。たとえ相手が大きい会社でも、頭を下げて出してもらおうとは思わないな
『ゴロウ・デラックス』に出演します。3月7日(木)深夜0時58分からです。『文豪お墓まいり記』が課題図書で、稲垣吾郎さんたちとお墓まいりをします。 『ゴロウ・デラックス』3/7(木) 山崎ナオコーラが登場!! 意外と楽しい!? 文豪のお墓参り!!【TBS】 youtu.be/vDf-CVTtcm0 @YouTubeさんから
エッセイを書きました。 仕事をしているときに、「育児の人」と周囲に思われてしまっているな、と感じ、つらいなあ、という話。 こんなときですが……。 性別の話です。 「育児の人」と見られる心のざわつき。「いやだ、文学者として評価されたい」と思ってしまう huffingtonpost.jp/entry/story_jp…
誹謗中傷を受けた人に「気にするな」「見なければいい」というのは、被害者が変われ、という意味なのでNGですよ。 加害者や社会が変わる問題です。 (ちなみに、作品批判などの「批判」はどんどん書いていいんですよ。差別や人権侵害が問題です)。 そういうことを『ブス の自信の持ち方』に書きました
『美しい距離』が島清恋愛文学賞を受賞しました。 読んでくださった方々、ありがとうございます。 私にとっては作家になってから初めての文学賞ですし、かなり嬉しいのです。
『ブスの自信の持ち方』(誠文堂新光社)が7月10日に発売になります。 容姿差別は、気にする方が「気にしないように」と考えや容姿を変えるのではなく、加害者の方が変わる方がいいんじゃないかな。被差別者が変わるんじゃなく、社会が変わった方がいいんじゃないかな、と書きました。
舞妓さんの話題、「16歳の子ども」を「女性」と表現するだけでも私は抵抗を覚えます。そして、たとえ本人が飲酒をしなくても、夜にお酒の場に同席させて性的な視線を浴びさせる仕事というだけで問題で、それを子どもにさせるのはやっぱり、大人はやってはいけないのでは。昼間に踊る仕事は素敵ですが。
組織(会社)が、個人の仕事相手(フリーランス)の発言や思想を規制してくるなら、文芸の仕事をする意味がなくなる。「少部数でも出してあげる」「いや、やっぱり出してあげない」と言いながら個人の発言や思想を統制しようとする組織と仕事をすることは、作家として意味がないな、と思った。
#文学界に性暴力のない土壌を作りたい 深沢潮さんに連帯したい思いで、恐縮ながら深沢さんのツイートに返信の形で文章を書きましたが、改めて自分のアカウントにも書きます。
働かない人も、 どんどん食え! 傑作小説『趣味で腹いっぱい』 (河出書房新社) 文学のきっかけに! エッセイ『文豪お墓まいり記』 (文藝春秋) 同時刊行! 『趣味で腹いっぱい』はゲラを読み返して傑作だなと思いました。リラックスが功を奏した。これが売れないなら、じゃあどうしたらいいんだ
外に出かけている若い人の顔をさらしてはいけない。「あいつらのせいだ」と思いたい大人の鬱憤を晴らさせることで視聴率稼ごうと企む悪徳商法だ。たとえ本人が顔出し了承してもモザイクかけてあげるのが配慮というもの。これが顔の消費というものだ。自粛を呼びかける有効な方法を考えるのが本当の仕事
私は常々、フリーランスと組織の関係性に思うところがあって……。 最近は、芸人さんが「自分を使ってもらう」という態度で制作側と接するシーンを見かけるが、 作家の場合はそれをやってはいけない。 あくまで対等に組織と仕事をする。 そうでないと、個人として自由に発言することができなくなる。
私みたいな小部数作家は、ひとつのレビューで売れ行きが変わるのでほんとうに悲しい。いっぱいレビューが付く本なら、否定的レビューもあった方がいいのだろうが。 感想がどうというより、出だしのレビューで売れなくなるような。 私には、売るための他の切り札がないし。 headlines.yahoo.co.jp/article?a=2020…
今日(3月7日)の深夜0時58分からの「ゴロウ・デラックス」に出演いたします。 tbs.co.jp/goro-dx/
英語版 Wikipediaで、Sheという主語で私を紹介するのをやめていただき、Theyでお願いしたいのだが、どうしたらいいのか。私は性別非公表なので、性別が類推される主語は避けたい。ジェンダーニュートラルな考え方から、Theyを三人称単数で使えると聞いた。それをお願いしたい en.wikipedia.org/wiki/Nao-Cola_…
自由に発言するために、フリーランスとして、作家として、仕事をしているのだ。
古典の大家の大塚ひかりさんにこんなことを言えるなんて、そしてタイトルだけで判断するなんて、逆にすごいですね。 私も悔しいので、大塚ひかりさんの素晴らしさを語り続けます。 ついでに、「タイトルで本が判断されない世界」をこれから作ります。 twitter.com/hikariopopote/…
アイドルの総選挙について書きました。 「『ブス』の自信の持ち方」更新です! アイドル総選挙 | よみもの.com 43mono.com/series/busu_ji…
『美しい距離』は、私にとって思い入れ深い作品なので、 たくさんの読者に出会えたら嬉しいです。 一昨年がんで亡くなった父のおかげで書けた小説だったので、この結果は父に悪いな、と思いつつも、生前に、 「賞をもらえなくても、毎日真面目に仕事をすればいいんだ」 と父は言っていました