1851
初の全国感染9000人超、4都県5675人、東京3177人。尾身会長も「医療逼迫 既に」と警鐘乱打の非常事態に、菅さんは「お応えする内容がない」と記者の質問をはぐらかし、小池都知事は「一人暮らしは自宅を病床に」と言い放つ。何という無責任、両トップが五輪のメダルラッシュを盾に、逃亡を図ったのだ。
1852
「感染急拡大で都が医療機関に対し、コロナ病床確保を要請」は当然だが、「通常医療の制限を視野に」には愕然とする。それは機能不全であり医療崩壊であるからだ。予定の手術が延期になり、感染者が入院できずに自宅待機のまま亡くなるケースが起こり得るのだ。大阪で起こったことに学ばなかったのか。
1853
緊急事態宣言下の五輪をどう捉えるか。政府も都も「家で五輪を観よう」と言うが、普通、特に若者は遊びに行っても大丈夫と受け取るだろう。何に気をつけていいか分からないし「だって五輪はやってるじゃん」と。若者こそワクチン接種をと言われても、ワクチンの供給が滞っているのだから無意味なのだ。
1854
都は感染最多の2848人だ。「じわっと重症増えてる」って小池百合子さん、あんたが五輪にかまけてるからこうなったんだよ。「人流減ってる」って菅さん、どこで何を見て言ってるんだ。「五輪中止ない」だって?権限無しと言いながら、なぜそう断言できるんだ。せめて病床の確保だけは国民に約束しろや。
1855
「しめた、金メダルラッシュにみんな夢中だ。これで支持率アップ、選挙も楽勝」と菅さんはほくそ笑んでるだろう。そこへ黒い雨訴訟の上告断念表明だ。「多くの方が高齢で、速やかに救済すべきと考えたとのひと言が効いただろう」と、これもニンマリは確実だが、あんた凄まじい感染急拡大を忘れてるぜ。
1856
日本人の金メダルラッシュについて問われた共産党の小池晃書記局長「五輪は中止すべきだと言っているわけだから、五輪の中身についてはコメントを控えたい」と言い切った。ブレないねえ。どこぞの自民、維新の「始まったからには応援しよう」とはその筋金において違うんだ。感染状況からしてそうなる。
1857
「感染者数とワクチン接種率」それに「五輪開催の賛否」がマスコミのトップの話題や記事だったが、始まった途端に「金メダル金メダル」と逆転してしまった。世論に迎合しつつ、裏では虎視眈々と準備してたんだね。「視聴率上がるぞ、部数伸びるぞ」と。あのね、スポーツ嫌いで反対してたんじゃないよ。
1858
「都内飲食店の5割超 時短応じず 協力金遅れで離反」これ、政府や都との信頼関係が完全に失われたことを物語る凄まじい数字だね。つまり「言うことを聞いていたら殺される」との判断なんだ。この最中に五輪なんぞやりゃがってと店を開けると、店のテレビの五輪中継に客が群がるという矛盾を抱えてだ。
1859
「最悪の暑さ 選手ら悲鳴」当然そうなる。日本人だって耐え難いのだから。アーチェリーの選手が熱中症で気を失い、テニスのジョコビッチ選手も「常に脱水状態、時間変更を」と訴えた。すべては招致したい一心で都がIOCに出した「晴れる日が多く、且つ温暖」の大嘘にある。で今になって慌ててるわけだ。
1860
ダイジェストで見たが、柔道の阿部一二三選手は金メダルを奪取した瞬間、喜びを爆発させなかった。妹の詩選手が先に決め、兄妹同日金メダルなのに、喜ぼうとして抑えた。ここでガッツポーズでもしようものなら何を言われるかとの判断が働いたのは確実で、選手をもそう気遣わせる五輪なのだなと思った。
1861
#報道特集 は鋭い。トラックが自衛隊員のチェックを受け、国立競技場に入る。荷は数千食の弁当類でボランティア用のもの。無観客で必要とされなくなった弁当は容赦なく捨てられる。次々と搬入されるから消費期限前でも捨てられる。その映像があるのが凄い。そして壮大な無駄への無策無能が浮き上がる。
1862
開会式にすぎやまこういち氏のドラクエが流れた。小林賢太郎氏を解任しといてそれはないだろう。すぎやま氏は「LGBTには生産性がない」と言った杉田水脈議員を「正論だ」と持ち上げた人だぜ。誰かこのことを指摘する人はいなかったのか。まさか組織委は、差別の種類が違うとでも強弁するつもりなのか。
1863
陛下の開会宣言の時、菅さんと小池都知事は、その途中で誰かに促されるようにのろのろと立ち上がった。過去の宣言は全員起立もあれば当人だけ立つこともありどっちでもいいが、この中途半端さに2人の皇室への考えが表れたと思う。少なくとも敬意はない。利用すべき同等の人物ぐらいに思っているのだ。
1864
安倍さんはアンダーコントロールと言い、五輪を招致した。コロナ禍となっても総理として五輪に臨みたいから2年延期を蹴り、1年とした。病気を理由に総理を投げ出したものの、組織委の名誉最高顧問となり、IOCからは功労章が贈られた。そして昨日、この人から始まった五輪なのに開会式から逃げ出した。
1865
1866
「第一部開会式 第二部閉会式」つまり中止だ。もうそれしかない。前日の都の感染者1979人が怖ろしくはないか。何でもなかった青年壮年があっという間に酸素が必要となり、かつ重症者扱いじゃないんだ。凄まじいスピードで病床が逼迫している。感染してもベッドがないんだ。五輪なんぞやってる場合か。
1867
小林賢太郎氏の解任は、中山防衛副大臣のサイモン・ウィーゼンタール・センターへの通報に始まった。ではなぜ副大臣は時代の新しい麻生太郎氏の「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」発言を通報しないのか。忖度かね。
1868
1869
昨日スキャンダルは「まだ出るか?」ツイートしたが、出てしまった。ショーディレクターを務める小林賢太郎氏がラーメンズ時代にやったホロコーストに関するネタが、米ユダヤ系団体から抗議を受け、結果解任されたのだ。驚いたのはドイツ人のバッハIOC会長だろう。さて彼は何をどう発言するだろうか。
1870
「トヨタは偉いですな。開会式にも出ないし、せっかく作ったCMも流さないんですよ。CMではバッハがトヨタ車を運転してて、こりゃ流せない。まあ諸々あってトヨタは五輪から手を引いたんですな。で四輪に専念するという--」この小咄、昨日のお江戸日本橋亭でウケた。すぐ色褪せるので今のうちにどうぞ。
1871
「都、ボランティア3万人放置」という杜撰さだ。無観客で確かに道案内等の役割はなくなったが、示されるはずだった「新規活動」の連絡が開幕2日前になってもないのだ。これ幸いに涼しいところでじっとしていることをお勧めする。昨日の感染者が1832人、来月3日には2600人との試算が出ているのだから。
1872
選手や大会関係者だけでなく、とうとうボランティアからも感染者が出てしまったね。心から同情し、お見舞いを申し上げる。役に立ちたいという善意の人で、他とは立場が違うからだ。そこへ逢坂誠二氏からの五輪中止、延期要請に丸川珠代五輪相の「もう選手が来ちゃっている」発言じゃあ救われないよね。
1873
「飲料『コカ・コーラ社製のみ』五輪観戦」たまげたね、サッカーを観る茨城県鹿島市の小中学生にそう押し付けたんだ。「他社製を持ち込む時はラベルを剥がせ」とも。聖火リレーを先導する街宣車のような煽りも顰蹙を買ったが、コカ・コーラ社も組織委も、コロナ禍の消費者がどう思うか想像しないのか。
1874
「一難去ってまた一難」昔の人は上手いことを言う。障碍者いじめの小山田氏に続いて、今度は教師いじめの絵本作家・のぶみ氏の登場である。この10年の安倍、菅政権の膿が東京五輪に噴出している。ネトウヨ友の会が結成され、コネで人材を紹介し合い、ろくに身体検査をしないからこうなる。まだ出るか?
1875
「表に出ていいことは何もない」と、トヨタの決断の影響は大きく、NTT、NEC、富士通なども開会式への出席を取りやめた。問題は五輪用のCMだ。各社はスポンサー料が巨額であるため、簡単には放映を断念できない事情があり、コロナ禍でのCMは企業のダメージになりかねず、もう五輪の意義は失われたのだ。