NASAの太陽観測衛星SDOで、2023年1月-2月の食シーズン (Eclipse season) が1月20日から始まっています (sdoisgo.blogspot.com/2022/07/sdo-ti…)。衛星軌道の都合によるもので、現在は毎日7:00-8:00 UT頃にSDO衛星が地球の影を通過していて、その時間帯は太陽像が見られなくなっています。 [Credit: NASA/SDO]
【本日の太陽】2021年10月28日の黒点数。北半球 g:1, f:3, R:13, 南半球 g:5, f:22, R:72, 全面 g:6, f:25, R:85 (以上、暫定値)。gは黒点群、fは黒点数、Rは黒点相対数を表します。活動領域12886~12891の黒点群6群を検出しました。 solarwww.mtk.nao.ac.jp/mitaka_solar1/…
昨日9月23日4:42 UT (日本標準時13:42) のM2.8フレアに続き、同日15:28 UT (日本標準時24日0:28) にもM1.8フレアが発生していました。発生場所は南半球にある活動領域12871で、極端紫外線ムービーで2回の強いフレア発光が確認できます。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
「気象部が10年に一度の大改訂」となった理科年表2022 (rikanenpyo.jp) ですが、実は太陽に関する諸定数も改訂されています。例えば、太陽の半径は、これまで696,000 kmだったものが695,700 km [天3(78)] になっています。これは、国際天文学連合2015年総会の決議を反映したものです。
【2021年9月の太陽活動】活動領域NOAA 12871では、フィラメントの活動も見られました。28日6:00 UT頃にフィラメント噴出とこれに伴うC1.6フレアが発生し、三鷹のHα線観測でフィラメントの消失とフレアのツーリボン (two ribbon) 発光 (図の右パネルの拡大画像6枚) をとらえました。
CMEsの地球到来により地磁気活動が活発になり、G1レベル磁気嵐が発生しました。カナダのマニトバ州では、素晴らしいオーロラが見えたようです (引用tweet参照)。 twitter.com/Vincent_Ledvin…
9月28日の6:00 UT (日本標準時15:00) 頃に活動領域12871でフィラメント噴出が発生しました。三鷹のHα線観測でフィラメントの消失が確認できました。極端紫外線ムービーでは、南西 (右下) の縁近くで物質の吹き出しと太陽コロナの減光が見られます。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
2月17日20:16 UT (日本標準時18日5:16) に太陽の活動領域13229でX2.2の大規模フレアが発生しました。黄色い丸で囲んだところで極端紫外線の強い発光が見えています。この規模のフレア発生は2022年4月20日以来です。 [Credit: NOAA/SWPC]
7月7日の日本標準時1:00に石垣島天文台で火球が撮影されました。流れる速さが通常の流星より遅く、20秒近く見えています。白色から黄色・オレンジ色と光り方が変化していて、途中で複数の小さな破片に分裂しているのがわかります。 twitter.com/prcnaoj_en/sta…
太陽の活動領域13182で、1月14日20:21 UT (日本標準時15日5:21) にM3.5、続く21:00 UT (日本標準時15日6:00) にM4.6の中規模フレアが発生していました (swpc.noaa.gov/products/goes-…)。極端紫外線観測では、黄色い丸で囲んだところで強い発光が立て続けに2回見えています。 [Credit: NASA/SDO]
4月15日に太陽の東 (左) の縁でM1.2、M2.2、M1.9の中規模フレアが立て続けに発生しました。極端紫外線観測のムービーで、明るいフレア発光とそれに伴う物質噴出を確認できます。活動的な領域が、向こう側半球の縁近くにあります。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
6月28日は、三鷹での観測終了後に太陽で小規模なフレアが連発しました。南東 (左下) 方向に見えている活動領域12836で9:35 UTにC2.0、活動領域12835で19:11 UTにC1.6のフレアが発生し、Bクラスのフレアも複数回起こりました。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
2022年7月4日の日本標準時16:11 (午後4:11) に地球が遠日点 (えんじつてん) に到達します。遠日点は、惑星の公転軌道上で太陽から最も遠ざかる1点です。本日は曇・雨天ですので、昨年の近日点・遠日点通過日の太陽の大きさ比較を紹介します。太陽の見かけの大きさは、両日でこれくらい変わります。
三鷹の太陽フレア望遠鏡で観測した4月25日 (日本標準時) の太陽全面Hα線ムービーを紹介します。活動領域12993 (右上方向中ほど) で発生したMクラスフレア2回、Cクラスフレア1回の発光が確認できます。また、南東 (左下) の縁の明るいプロミネンスが活発に動いているのがわかります。
2月24日20:30 UT (日本標準時25日5:30) に太陽の活動領域13229で起こったM3.7フレアは、継続時間が長いフレアでフィラメント噴出を併発していました。極端紫外線ムービーでも、フレアの明るい発光と噴出が目を引きます。 [Credit: NASA/SDO and the AIA science team]
5月10日13:55 UT (日本標準時22:55) にX1.5の大規模フレアが発生しました。場所は活動領域13006で、中心から南 (下) 側で強い発光が見られます。第25周期で8回目、今月2回目のXクラスフレアです。この少し前に、活動領域13007も発光しているのが見えています。[Courtesy of NOAA/SWPC]
西側の縁近くでフレア発生が活発です。12日8:44 UTに活動領域12939でM1.4フレアが起こった後、17:08 UTに活動領域12940でC9.2、17:26 UTに活動領域12944でC8.0のフレアが立て続けに発生しました。M1.4とC8.0フレアでは物質噴出も見られます。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
1月29日0:00 UT-31日10:00 UT (日本標準時29日9:00-31日19:00) に6つのコロナ質量放出 (CME) が確認できました。いずれも地球には向かっていないようです。左下から出現して太陽に接近しているのは、96P/Machholz 1 彗星です。[Credit: NASA/SDO, SOHO (ESA&NASA), helioviewer.org]
太陽の東の縁近くで活発なフレア発生が見られます。3月22日からこれまでの間に、活動領域12974と12975でB・Cクラスの小規模フレアが連続して発生しています。24日1:45 UT (日本標準時10:45) には、活動領域12975でC8.1フレアが起こりました。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
この後、日付が変わって日本標準時1月5日1:17に地球は近日点 (きんじつてん) を通過 (= 太陽に最接近) します。地球が太陽の周りを回る軌道は真円ではないため、太陽-地球間の距離は時期 (場所) によって変わります。意外に思うかもしれませんが、地球が太陽に最も近づくのは北半球での冬の時です。
23日にMクラスフレアを2回起こした南半球の活動領域12871では、現在までに小規模なB・Cクラスフレアが度々発生しています。よく見ると、そのほかの活動領域でも小さな発光や物質の動きが時折あるのがわかります。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
11月18日9:14 UT (日本標準時18:14) に太陽の活動領域13145でC5.5の小規模フレアが発生し、北西 (右上) の縁でその発光と躍動するプロミネンスが観測されました。極端紫外線ムービーで見ると、プロミネンスの大半は太陽に落下して一部が噴出しているようです。 [Credit: NOAA/SWPC]
太陽で中規模フレアの発生が続いています。2月8日16:03 UT (9日1:03 JST) に活動領域NOAA 13213でM1.6フレア、同20:12 UT (9日5:12 JST) に活動領域 NOAA 13217でM1.5フレア、21:23 UT (9日6:23 JST) と21:37 UT (9日6:37 JST) にNOAA 13213でM1.7フレアが2回発生しました。 [Credit: NASA/SDO]
8月6日1:25-3:00 UT (日本標準時10:25-12:00) にかけて太陽の南東 (左下) の縁近くにあったフィラメントが噴出しました。GOES-16/SUVIの極端紫外線観測ムービーで、左下方向に噴き出す様子を確認できます。三鷹では、天気不良で観測できていません。[Courtesy of NOAA/SWPC]
12月8日に太陽の南西 (右下) の縁で見られたプロミネンス噴出は、GOES-16衛星の極端紫外線観測でもとらえられています。目を引くプロミネンスが、8時間近くかけて南西方向に噴き出しています。これ以外に、北西 (右上) 側と東 (左) 側の縁でも噴出が見られます。 [Credit: NOAA/SWPC]